キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

なつかしいね

2020年09月25日 | 園長の雑感
ご兄弟、姉妹でご入園いただくことがよくあります。いつもとてもうれしく、信頼いただいていることに大変感謝しています。

今日は、お二人ご卒園されたご家族の一番下のお子様のご入園面接をさせていただきました。少し歳が離れたお子様なので、保護者の方とお会いするのも懐かしく、これからまた一緒にお子様の成長をみさせていただけるかと思うと本当にワクワクします。

お兄さんやお姉さんと違うところを楽しませてくれることと思います。

コロナウィルス対応の中で

2020年05月03日 | 園長の雑感
3月初めからコロナウィルス感染症の対応で、怒涛のように2ヶ月が過ぎてしまいました。本当は、ブログやフェイスブックで情報をアップデートしたいと思っていたのですが、日々の対応に追われてしまい、叶いませんでした。

2月27日の夜に学校閉鎖が決まってから、多くのインターナショナルスクールはいち早くオンライン教育に舵を切りました。 認可外保育所としてのKISは、感染に気をつけながら、規模を小さくして卒園式も無事に終え、新学期を暗中模索の中で迎えました。どのようにしたら1クラスの人数を抑えて保育ができるのか、オンラインを兼ね合わせながら、対策を考えて実行に移すと、また政府や自治体の方針が変わる、といった具合に週ごと、日ごとに対応を迫られる日々でした。

本当に保育が必要な子どもにのみ保育を提供するという自治体からの指示を受けて、保育を縮小して2週間経ちました。子どもたちと繋がっていたい、スクールから離れても学びを途絶えさせたくないという思いで、活動をビデオ配信したりオンラインチャットをしたりしていますが、教師たちは、子どもたちと対面する保育を本当に恋しがっています。家庭で過ごす子どもたちや保護者の方たちのストレスも増しているでしょうし、保育を継続している子どもたちもお友だち関係が縮小し、ストレスを感じています。子どもたちの安全を考えると仕方ない措置でしょうが、何とか早く通常の保育に戻りたいという思いは、みんなに共通していることですね。

外国人の教師たちは、限られた情報の中、きっと不安も多いと思いますが、今自分が置かれている環境の中で精一杯がんばってくれています。自分たちの国がロックダウンしていく中、日本にそしてKISに残ることを選んでくれた教師たちの生活と安全を絶対に守らないといけないという思いも園長として強く持っています。日本人保育士たちも一緒にみんなで精神的にも身体的にも助け合い、この不安な時期を過ごしていますが、この危機を乗り越えたら、きっとKISは一層チーム力の高いスクールになることでしょう。

久しぶりの休日で、教師たちのビデオのNG集を作りました。緊張するビデオ撮影での失敗を笑ってごめんね!でも、少し心和むひと時でした。

不審者訓練

2018年07月05日 | 園長の雑感
富山で若い男性が警官を刺殺して銃を奪った後、小学校で警備員を銃殺し、自らも警察官に撃たれた事件が先週発生しました。

事件の一報を聞き、小学校の教師たちは犯人が拳銃を持っていることを知らずに、刺又で警備をしようとしたようです。私たちも不審者訓練をする度に、刺又の有効性を疑問に思っていましたが、拳銃を持った相手には何の役にも立たないことが明白です。拳銃を所持している不審者が来たら子どもたちの安全を守るためにどのように対応するか、今回の事件でさらにいろいろなケースを想定する必要性を感じさせられました。今週の不審者訓練では、銃を持っている不審者に対してどのように対処するかオフィススタッフを含め動いてみて確認し合いました。どんなケースでもすばやい判断と対応が必要となることは間違いありません。そのためには何回もいろいろなケースを想定して練習していくことが不可欠でしょう。

子どもたちの学び方

2018年04月20日 | 園長の雑感
先週の保護者会でハワード・ガードナーの多重知性の理論を紹介しました。
私たちはそれぞれ心地よい学び方、得意とすることも違っていて、同じことを学ぶとしても得意とする学び方で学ぶことで、より力を伸ばすことができると考えられます。

視覚・空間知性に優れた子どもが算数を学ぶ場合は、視覚教材や物を使ったり、図を描いたり、グラフや表を使った方が理解しやすいということや音楽・リズム知性に優れた子どもが言語を学ぶ場合は、歌やチャンツを通して学ぶと学びやすい傾向があります。それぞれの子どもの得意とする学び方を知ることで、より効果的に学ぶ手助けをすることができます。

自立

2018年03月02日 | 園長の雑感
今年度最後の発達記録の作成が終了し、懇談会が各クラスで開かれています。今年度の初めから比べて、どの子どもも本当によく発達したと感慨深くレポートを読みました。

トドラーさんたちは入園した頃には、何も自分でできず、すべてお任せ状態の子どもたちが結構いましたが、随分自立が進み、いろいろなことが自分でできるようになりました。今まで自分でできなかったことができるようになると、教師はそれを認め、一緒に喜びます。「自分でできた」達成感が子どもたちに自信を与え、活動の幅が広がっていきます。スクールでの子どもたちを見ていると、自立が進んでいる子どもの方が、より活動に積極的に取り組むため認知的な発達も進みやすく、その後も自ら遊びを広げて積極的に学ぶ傾向がみられます。

「自分で!」という自立の芽が1歳から2歳に出た時を逃さずに、手をかけず目をかけて見守り、自分でできる喜びを一緒に感じてあげることが大切です。

バレンタインデー

2018年02月16日 | 園長の雑感
バレンタインデーを前に、「日本は、義理チョコをやめよう」というゴディバジャパンが日本経済新聞に掲載した広告が話題になっていました。男性の同僚や管理職に義理チョコを贈る女性たちの大変さを考えた言葉だったようです。

義理チョコという考えは日本独特なので、様々な国籍の人たちが一緒に働く私たちの職場ではあまり関係がない論争です。みんなに好意のチョコをバレンタインデーに持って来てくれる外国人の教師はよくいますが、「義理」という感覚ではないと思います。

3歳、4歳、5歳クラスは、先週と今週のクッキングでバレンタインデーに合わせて、チョコレート菓子を作ったり、ハートキャンディーを作ったりしました。4歳クラスの子どもたちはおうちの人たちに持ち帰ることができたようで、教師がラッピングしたキャンディーを見せると「ママにあげる!」「パパにあげる!」と歓声が上がっていました。大好きに人に「ハート」をあげたいという純粋な気持ちは、子どもたちに大事にしてもらいたいですね。「あげなければいけない。」ではなくて、あげる人の喜ぶ顔を想像しながら、「あげたい。」気持ちで贈り物をするのがやはりバレンタインデーだと思います。

インフルエンザ

2018年02月02日 | 園長の雑感
先週は楽しみにしていたそり遠足でしたが、遠足を前にインフルエンザにかかってしまいました。現在学校保健安全法では、明確にインフルエンザによる出席停止期間が定められています。「解熱後2日を経過するまで」から「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」となっています。 一般企業の場合、会社によって規定が異なると思いますが、私たちは認可外保育所として登録されていますので、子どもたちだけではなく教師もインフルエンザに罹患した場合は学校保健安全法に沿って休みを取っています。集団感染をを防ぐためには大事なことだと思います。

ちなみにアメリカではインフルエンザは出校停止の病気ではなく、他の風邪などと同じように子どもたちが発熱した場合は24時間経過したら保育園、幼稚園に行けるそうです。教師に対しては24時間の規定もないようで、発熱しながら勤務することもあり得るようです。普通の風邪と違ってインフルエンザは感染力が強いので、集団感染しそうですね。

病気になったら、大流行を防ぐためにもきちんとルールを守り、自宅で安静にして回りに移さない配慮が必要ですね。

明けましておめでとうございます

2018年01月05日 | 園長の雑感
毎年年賀状や年始のメールを通して、卒園されたお子さまたちの成長や母国に帰っていった教師たちの元気な様子に心が温まります。中学や高校、大学受験に直面しいる子どもたちには心から健闘を祈ります。

スクールにも元気な子どもたちの声が戻ってきました。夏休みや冬休みを終えて帰ってくると少しずつ子どもたちの様子が変わっていることに気付きます。こんな面を見せてくれるようになった、あんなことができるようになったと、教師たちの中で話が盛り上がっていました。子どもたちは日々成長しているので、少し時間をおいて見つめることで変化に気付きやすいのかもしれません。

今日の夕方はちらちらと雪が舞っていました。子どもたちが興奮して教えてくれましたが、あっという間に止んでしまいました。子どもたちが喜ぶほどに雪が積もることはあまりありませんが、めったにないことなのでうれしいのかもしれません。いつも周りにあると感激はできないものですね。先週はボストンにはスノーストームが来たらしく雪景色の写真が送られてきていました。ボストンに住んでいる人にとってはこの美しい雪景色もごくごく普通のものでしょう。

子どもの成長も当たり前と捉えず、小さな変化に敏感に気づき、喜ぶ心を周りの大人は持ちたいものですね。


親子の関わり

2017年12月15日 | 園長の雑感
今日の中日新聞に「CAREプログラム」に関する記事が掲載されていました。アメリカ発祥の子どもと関わる大人のための心理教育プログラムで、ロールプレイを通して子どもとのかかわり方を学ぶそうです。

子どもとの遊びの中で、大切にするポイントは保育者として私たちが大事にしている関わり方そのものでした。①子どもの言葉を繰り返す。②行動を描写する。③具体的にほめる。それによって子どもの問題行動が減ったり、子どもとの絆が強まったという効果がでるそうですが、それは子どもが保護者に認められ、受容されていると感じることができるからでしょう。

子どもが作成した物、取り組んでいることに関して、漠然と「上手だね」「すごいね」と褒めるのではなく、具体的に見ているままを伝えます。「ブロックを高く積んだんだね。」「たくさんの色を使ったね。」など、子どもが取り組んでいることをそのまま受容して認めていきます。そうすることで、褒められるためにがんばるのではなく、子どもの内から純粋に取り組みたいという欲求と達成感が生まれてきます。

お子さまとのちょっとした時間で、親子のストレスが和らぐといいですね。

相槌と考える時の言葉

2017年10月20日 | 園長の雑感
日本人が物を考える時には何というでしょう。「えーと」、「うーん」が多いでしょうか。最近の5歳児の口癖は、"um, um, um..."。 "hmm"という言葉も日本語の「えーと」にあたりますが、どちらも多用するのは不自然です。日本語で「えーと、えーと、えーと」と会話の中で続けてしまのは好ましくないのと同じです。言い続けない方がいいよね、ということを子どもたちには話しています。

では、相槌はどうでしょう。外国人の教師が日本に来て戸惑うのが、日本人の「ん」という相槌のようです。イエスにあたる明確な「うん」ではなく、相槌としての「ん」が合意なのか否定なのかわからないと戸惑うようです。英語の "ah ha" と同じような感じだと思いますが、何か質問された場合であれば、きちんと意思をていねいに答えるために "Yes" "No"と言うように指導します。相手に対して礼儀正しい態度を取ることを小さな頃からいろいろなシーンで教えていくことが大切だと思います。