キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

観察

2013年05月31日 | 3歳児クラス
3歳クラスは、保護者の方からいただいたアゲハ蝶の幼虫を飼っています。初め4匹いた蝶は、順にさなぎから蝶に変わってきています。いただいてから3週間ほど、それぞれの幼虫に名前をつけて、形の変化や色の変化を観察してきました。名前をつけたので、子どもたちもとても身近に感じたようで、それぞれの個体の変化にとても注目していました。ウィリアムが動いたとか、ロージーがさなぎになったとか、虫かごに名前のテープをつけて、軌跡を追ってきました。

今朝教室に行くと、ウィリアム、ロージーについでジャックが蝶に変わっていました。美しいアゲハ蝶になったジャックを観察して、みんなで園庭の畑に離してあげました。飛び立っていくジャックを "Bye-bye!!"と手を振って見送りました。

最後にシンディが残っているので、さなぎになってからの色の変化を見ながら、もうすぐ蝶に変わるかな・・・と、また楽しみにすることでしょう。おもしろいのは、蝶の観察をしていくと、それがきっかけになって、他のいろいろな虫にも興味を持ち始めるということです。ダンゴ虫はいつも人気者ですが、先日は園庭の畑で、テントウムシとその幼虫を見つけました。虫かごに入れてしばらく観察しましたが、その経験がなければ、それがテントウムシの幼虫とは知らないでいてしまうことでしょう。子どもたちに気づかせてあげる大人の役割の大きさを教師たちと再確認しました。

縦割り保育

2013年05月24日 | KISの風景
KISでは、通常は年齢ごとのクラスですが、機会をみつけては異年齢の縦割り保育(シェアタイム)を行ないます。外遊びを異年齢で一緒に行なうことは日常的にありますが、公園へ一緒に出掛けたり、サークルタイムを一緒に行なうこともよくあります。

今日は、3歳と4歳が一緒に公園にでかけ、その後スクールの日陰でランチを食べました。3歳は、公園デビューをして間がないので、4歳や5歳と一緒に出かけて、ルールを年上の子どもたちから学んだり、手をつないで行き帰りを助けてもらっています。年上の子どもたちが一緒だと、列がたわむこともあまりなく、安全に公園までの道を歩いていくことができます。4歳の子どもはもうさっさと歩けるのですが、小さいから歩幅を考えて少しゆっくり歩いてね、と声をかけると、手をつないでいる3歳の子どもたちのことを気づかって歩いてくれました。異年齢で過ごすことで、自然に思いやりが育つことが実感できる時です。公園では、3歳と4歳の子どもたちが入り混じって一緒にぐるぐると走って楽しむ姿が見られました。ブランコも長い列ができましたが、3歳も4歳も上手に順番を待つことができました。

ランチは、「何が楽しかった?」「見て!○○が(お弁当に)入っているよ。」などの会話を楽しみながら、木陰に敷いたブルーシートの上で食べました。陽射しが強く、日向では暑かったのですが、校舎の間の日陰には風もそよそよと吹いて、運動した後の子どもたちはさっさとお弁当をたいらげていました。



音楽を愛でる心

2013年05月17日 | KISの風景
今日は、私たちの担任の一人であるアメリカ人のご両親がスクールでクラリネットのミニコンサートを開いてくださいました。日本に遊びにみえた機会を利用して音楽の先生であるお二人が、ご好意で子どもたちにクラリネットを聞く機会を与えてくださったのです。

どのような言語を話す子どもにとっても音楽を聞き、美しい、心地よい、うれしい、楽しいと思う気持ちは同じですし、音楽は心を癒し、豊かにしてくれます。

どんな楽器であっても、生の演奏を聞く機会は音楽を愛する心を育てていくと思うので、できるだけ子どもたちには提供していきたいと思います。今日もアメリカの歌や日本の「さくら」を素敵なクラリネットの音で弾いていただき、子どもたちは目をキラキラさせて聞いていました。

素敵な演奏を聞けただけではなく、リードの役割を教えていただいたり、リードのはめ方によって変化する音を聞かせていただいたりもしました。さすが音楽の先生だけあって、こういう曲だと踊りたくなるね、ふたつの曲が手をつないでひとつになったらどうなるかな、など子どもたちが興味を持てるような語りかえや仕掛けもしながら演奏をしていただきました。

本や音楽など心を豊かにしてくれるものを愛し、楽しむ態度を幼児期から育むことはとても大切なことだと思います。そしてそれは、楽しむことができる豊かな環境から得られるものなのです。

ひまわりくんがやってきた

2013年05月09日 | イベント
ひまわりネットワークの「あつまれ!ながくてっ子!!」の取材が行なわれました。

朝の登園や自由遊びの撮影が済んだ後、「ひまわりくん」登場!5歳クラスの朝の会に参加してくれました。子どもたちは大喜び。握手をしてもいいよ、と言われると、我先にと群がっていきました。一緒に朝の歌を歌った後は、園庭に出て、4歳クラスも加わって"Red Light, Green Light"をしました。ひまわりくんには口がないけれど、赤信号と青信号の札を使って鬼にもなってくれましたし、手や動作で楽しさを表してくれました。

撮影の日は、陽射しが強く暑かった上に"Red Light, Green Light"が楽しくて、何回も遊んでしまったので、"North, South, East and West"のダンスの時には、みんな少し疲れ気味でした。笑顔があまり見られなくて少し残念!

ひまわりくんとハイタッチしてお別れしてから、部屋に入って一休み。ひまわりは夏の花だけれど、この日の暑さはひまわりくんにも厳しかったと思います。部屋の中では、「ドレミのうた」を歌って、4、5歳の子どもたちが将来何になりたいか絵をみせながらカメラに向かってお話しました。大きなカメラとカメラマンの方たちに向かって話したので、恥ずかしかったと思いますが、大きな声で話すようにみんながんばっていました。17人の子どもたちが13もの違う職業を言ってくれました。

放送は6月3日からされるそうです。子どもたちの様子が映像になるとどうなるのかとても楽しみです!

森林公園への遠足

2013年05月01日 | イベント
森林公園に春の遠足に行ってきました。昨日の雨も止み、風が強かったのですが、とてもいい天気でした。朝、公園の点検整備をした時には、芝生が濡れていたのですが、お弁当を食べる時までにはずいぶん乾いていたので助かりました。森林公園にはスクールの砂場の4倍以上もある大きな砂場があって、楽しみな遊び場なのですが、カバーがされていないことが心配で、集合時間の前に鍬で砂を掘り返して整備しました。近くの方たちが安心して遊べるようにカバーがされるといいな、と思います。

朝のサークルをして、心と体の準備をしてから遊具で遊び始めました。今日は、遠足で小学生や幼稚園児がたくさん来ていて、KISの子どもたちを見つけるためにグリーンのポロシャツを一生懸命探さなければならないほどでした。以前よりもたくさんのブランコが設置されていて、子どもたちの安全を見守るために保護者の方たちにも協力していただいきました。公共の場では、ルールを守らない子や乱暴な動きをする子どもたちに遭遇することもあるので、安全にはより気を付けなければなりませんし、KISの子どもたちに声を出させていくことも大事だと思います。

本当に風が強い日で、お弁当の時間には、植物と一緒に虫もいろいろ飛んできました。吹き飛ばされてくる小さな青虫もとんだ災難だっただろうと思います。安心して葉っぱに止まっていたら、突風に吹かれ、しがみついていた葉っぱごと飛ばされてしまっていたのですから。本の題名を思い出せませんが、そんな絵本が確かありました。

1時過ぎた頃には小学生が帰路に着き、がらがらになった公園でしばらく遊んだ後、帰りのサークルをしました。"Good Night, Gorilla" は、あまり言葉のない絵本ですが、絵を見て子どもたちは質問に答えてくれましたし、動物がたくさん出てくるので、2歳、3歳の子どもたちもお話を聞くことができたようでした。3曲歌を歌って帰るころには、子どもたちはずいぶん疲れた様子でした。広い公園で走り回ったし、風にも吹かれてきっとくたくただったと思います。ゆっくり休んで、楽しいゴールデンウィークを過ごしてくれるといいな・・・