キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

もうすぐ卒園

2015年03月06日 | 6歳児クラス
ここのところ5-6歳クラスの子どもたちのことを続けてブログに書いているので、違うクラスのことを、と思ったのですが今週も心温まる様子が5-6歳クラスで見られたので、やはり書こうと思います。

入園時期に違いはあるものの1年~4年一緒に過ごしてきた子どもたちなので、お互いのこともよくわかっています。思いやりの気持ちもよく育っており、他の人を必要に応じて助けることもできるようになっています。

先日は、ひまわりテレビの撮影があり、5-6歳のクラスの子どもたちは将来何になりたいか、自分の描いた絵を見せながらカメラに向かって話しました。クラスでの撮影中は、雑音や話し声が入らないように静かにしていなければなりませんでした。あともう少しで終了というところで一人の子どもが床に座って涙を流し始めました。教師がテレビの方と話をしていた間の出来事でしたが、そばにいた子どもたちが集まって、テッィッシュを手渡したり、慰めたり、どうして泣いているのか尋ねたりし始めました。しかも周りに聞こえないほどのささやき声で、話しかけています。みんなの助けをもらって、泣いていた子も笑顔に戻りました。

またある日には、ランチの時にスプーンが見つからなくてしょぼんとしまった子どもがいました。それに気がついた他の子どもたちは、顔を覗き込んで話しかけたり、スプーンを探してあげたり、うろうろ回りを心配そうに動き回ったり、それぞれが何かして助けようとしていました。そして、この時も子どもたちだけで問題を解決してくれました。

小学校に行ってお友だちが変わっても、きっと思いやりを持って接することができると思いますし、自分たちで問題を解決していってくれると思います。もうすぐ小学生、たくましくなったね!

キッザニア

2015年02月23日 | 6歳児クラス
2回の寄付金活動で一人につき3,570円ずつ子どもたちが旅費を作りだし、足りない分を保護者の方たちに出していただいて、キッザニアへ卒園旅行に行ってきました。

お天気に恵まれ寒さも少し緩んだ日、朝7時30分の新幹線に乗って甲子園に向かいました。ラッシュアワーの人込みを無事に抜け、9時20分頃にキッザニア到着!12時にランチの場所に戻ってくることを約束して、子どもたちは希望するお仕事に散っていきました。

ジョブカードにしたいお仕事をすでに書き込んであったため、子どもたちは迷うことなく次々にお仕事に取組み、午前中だけで3つほどやり終えていました。私の待機場所には、通りがかりで寄って報告していってくれる子どもたちはいましたが、何をしたらいいかわからない、困った、という助けを求めに来る子はまったくいませんでした。面白かったのは、マジックショーに出ようとしていた子が「私は、マジックショーにいるから、○○(担任)を見たら、見に来てって伝えて」と言ってくる子がいたことです。ちゃんとお客さんを集めるなんてえらいね。せっかくショーをするんだから、見てほしいよね。

午後には、昼食を終えた子どもから順に予定していたお仕事以外のものにも取り組みました。一人であちらこちらに走り回って、空いているお仕事を探している子どもが何人もいましたが、キッザニアでは、子ども一人で外に出ることはありませんし、中で迷子になっても助けてくれる大人がたくさんいますから、安心して動き回らせてあげられるのがうれしい点です。

もっとやりた~い!の声を聞きながらキッザニアを後にして帰路に着きましたが、一歩キッザニアを出ると、どっと疲れが出たようで、その足取りの重いこと・・・しかし、新幹線に乗ると、また元気復活し、おやつを食べながら、楽しかったお仕事の話で盛り上がりました。

自分たちで準備をしてきた子どもたちは自信をつけたのか「今度は飛行機でもっと遠い所へ行きたい!」という声も聞こえていましたよ。

10回目のキッザニアへの旅も楽しく、無事に終了しました。

Bake Sale

2015年02月13日 | 6歳児クラス
5-6歳クラスの2回目の寄付金活動としてベイクセールを開催しました。

開店前日にアップルグラノラバーとブラウニーを子どもたちが作り、寄付していただいたお菓子と一緒に保護者の方々に約100個のパックを作っていただきました。

おつりの計算やお客様にかける言葉を練習し、お店の案内を出して、開店に備えました。お菓子をお客様に売る係と、お金をいただいたり、袋につめたりする係に分かれ、バレンタインデーを明日に控えているため、お礼のメッセージを書いたハートのカードもレジで一緒に渡しました。

今までいろいろな活動で培ってきた算数や言語の力が、自分たちのお菓子屋さんで活かされて、子どもたちは雪の降る寒い日になったにもかかわらず、笑顔で活き活きと仕事をしていました。


リーディング

2015年01月23日 | 6歳児クラス
5-6歳クラスでは先月からリーディングのプログラムを始めました。それぞれのリーディングのレベルに合わせて本を持ち帰り、自分のペースで読み進んでいくというプログラムです。レベルに合った本なので、自分で読める喜びを感じながら読むことができます。

今週は、自分が今読んでいる本を1-2歳クラスの子どもたちに読んで聞かせました。初めは1-2歳の子どもたちも5-6歳の子どもたちも恥ずかしがっていましたが、本を読み始めたら、1-2歳の子どもたちは乗り出すようにお話を聞いていましたし、読み終わった後には質問をする子もいました。5-6歳の子どもたちが帰った後には、「また来てくれるの?」と聞いていましたし、「6歳になったらあんなふうに本が読めるんだよ」と教師に言われて、きっと憧れを抱くことができたと思います。

5-6歳の子どもたちの中には教師が子どもたちに読むように真似をして読んでいる子どもいて、よく見ているなぁと感心しました。

6歳クラスのレストラン

2013年10月25日 | 6歳児クラス
6歳クラスがキッザニアへ卒園旅行にいくための寄付金活動として、テイクアウトのレストランをオープンしました。レストランの名前は、みんなで話し合って「JAF」(Jelly And Fried rice)に決めました。

前日にゼリーを作り、玉ねぎ21個、人参21本、ねぎ1パック、ソーセージ3.1キロを切って用意して、当日は朝からひたすらチャーハンを炒めました。約100食用意して各クラスの子どもたちに配達し、午後からは注文してくださった保護者の方たちに販売しました。

前日の準備では、"This is hard, but we can do it!" (大変だけど、がんばろう!)と子どもたちがお互いに励まし合いながらたくさんの材料を切り続けて準備をしました。毎年この根気強さと集中力に子どもたちの成長を感じますし、みんなでがんばってキッザニアに行こう!という気持ちになります。

当日の販売では、まだ桁の学習を初めて間がないので、お金の計算に戸惑う姿は見られましたが、お互いに助け合い、先生の援助も借りながらがんばっていました。算数の学習時だけではなく、遊びの中で培った力が活きていました。"Welcome to our restaurant!!"と大きな声でお客様たちを歓迎して、レジも商品を渡す係もそれぞれ一生懸命役割を果たしていました。

プレイハウスのペンキ塗りとレストランという2つの大きなプロジェクトをやり終えて、また成長した6歳クラスの子どもたちです。


もうすぐ小学生

2013年03月08日 | 6歳児クラス
6歳クラスが小学校1年生のクラスに招待されて、小学校探検に行きました。

1年生のお兄さん、お姉さんに手をつないでもらって、「ここは、音楽室だよ。」「ここは理科室。」と館内を見せてもらった後、校庭の遊具やうさぎ小屋へも案内してもらいました。靴をはきかえるのをじっと待ってくれたり、かがんで話しかけてくれたり、とても優しい1年生に子どもたちはうれしそうでした。

学校探検が終わった後は教室に帰って、手作りの「トントンすもう」で遊んでもらいました。あっという間の45分で、玄関でお別れした後に小学生の子どもたちはフェンスまで走ってきて名前を呼んで別れを惜しんでくれていました。

お兄さん、お姉さんに優しく面倒をみてもらった6歳クラスの子どもたちは、今日は3歳クラスの子どもたちをエスコートして公園に行きました。横断歩道の渡り方など教えながら、手をつないで公園まで一緒に歩いて行きました。公園でも優しく一緒に遊んでくれましたが、スクールに帰ってきてから園庭で食べたピクニックランチもとても微笑ましかったです。3歳クラスの子どもたちは本当にうれしそうでしたよ。

面倒をみたり、みられたり、異年齢で関わりながら学ぶことは大きいと思います。今学期6歳クラスの子どもたちは、絵本を読んであげたり、一緒に遊んだり、公園に行ったり、たくさん3歳の子どもたちと関わりました。小学校に行っても、1年後に入ってくる新1年生にきっと優しく接することができると思います。

リーディング

2013年03月01日 | 6歳児クラス
6歳クラスでは、フォニックスの短母音、短子音を終え、サイトワード(フォニックスのルールからはずれた頻出単語)の学習を進め始めると単語や文章を読む練習に入ります。先学期からハッピーリーディングという本を読む活動を始めて、ずいぶん子どもたちは楽しんで読んできました。

子どもたちに自信をつけ、がんばってきたことを保護者の方たちと一緒に喜ぶ機会を作りたいという担任の企画で、リーダーズシアターというイベントを行ないました。

午前中は、他のクラスの子どもたちを招待して1回目のリーダーズシアターを行ないました。3つのグループがそれぞれ異なる絵本を読んでくれるのを子どもたちは一生懸命聞いていました。「どのお話が好きだった?」「そのお話のどこがよかったの?」という6歳クラスの担任からの質問にも4、5歳クラスの子どもたちは考えながらきちんと答えていました。

午後は保護者の方たちを招待しての2回目のシアターでした。お話を読む前にお話の内容をよくわかっていただくために、担任がストーリーについて質問し、子どもたちが説明してから本を読み始めました。緊張することもなく、子どもたちは上手に読めていました。本を自分で読める喜びをみんなと分かち合えて、子どもたちは達成感を味わうことができたと思います。

このリーダーズシアターをするに当たって、「きちんと人に聞こえる声で読もう」「原稿は顔を隠さないように腰の高さで持とう」「シーンを考えて棒読みにならないようにしよう」「姿勢を正しくして読もう」といった注意を担任から聞いて練習してきました。人前で発表する機会が与えられることで、プレゼンテーションスキルが培われたり、自信がついていきます。

キッザニア

2013年02月22日 | 6歳児クラス
6才クラスが卒園旅行でキッザニアに行きました。今年で6年目ですが、甲子園にキッザニアができる前は東京に行っていましたので、それに比べると随分早く、らくに行けるようになって助かっています。新大阪までは1時間、朝早いので新幹線の中で朝食を食べたり、保護者の方からのお手紙を読んだりしていると、あっという間に着いてしまいます。大阪に着くと、ちょうど朝のラッシュアワーに当たるのですごい人の波です。迷子にしないように神経を使いますが、子どもたちはルールを守って、先生たちの支持によく従えました。1列になったり、2列になったり指示がめまぐるしく変わるのにもパッと対応していましたから感心しました。

キッザニアに着くと、事前に決めていたお仕事にみんなが散って行き、それぞれペアになったお友だちと120%楽しんでいました。何がやりたいのか、やりたいものが一杯だったら次に何にトライするのか、しっかり決めてあったので、あまりウロウロと迷う子どももいなく、次々と仕事に臨めていたようです。ペアにしていたのもよかったようです。一人では心細い子どももお友だちと一緒だったので、躊躇することなくお仕事を選んだり、順番を待ったりできていました。

キッザニアは街全体が薄暗くなっています。子どもたちが大人になった気分を味わえるように夕方から夜の時間設定にしてあるようです。確かに朝入場した時も係のお兄さんは「こんばんは!」と挨拶をしてみえました。夜に仕事?と疑問はありますが、夜更かしに対する子どものあこがれは確かにありますから、その辺でワクワク感を狙っているのでしょう。

毎年平日に行く卒園旅行の日には、たくさんの小学生が遠足に来ています。今日も6年生の遠足が多かったようです。高学年の子どもたちですから、ごっこ遊び的な職業が比較的すいていて、食べ物を作る職業が混んでいるようです。幼児とは当然ながら異なる意識で臨んでいるので見ていて興味深かったです。中学生も遠足で来るようですが、将来の職業観に何らかの影響を与えることがあるのかどうか興味深いところです。6才児の子どもたちは高度なごっこ遊びの感覚なので、本当にどの職業も楽しんでいました。どの職業がたくさんお金がもらえるか、などと話している子どもがいたのは現実とつながっていておもしろかったです。

とっても早起きで長い1日だったのに、駅で到着を待っていてくださった保護者の方たちのもとに、全員元気いっぱいで帰って来ました。

バレンタイン

2013年02月15日 | 6歳児クラス
Happy Valentine's Day!!

今週は、大きなハートを飾ったり、ママにハートのネックレスを作ったり、どのクラスでもバレンタインのお祝いをしました。6歳クラスでは、バレンタインデーにトリュフチョコとココナッツキスを作り、今日はバレンタインパーティを行ないました。

ピンクと赤で飾ったバレンタインハットをかぶり、クラスメイトのバレンタインバスケットにハートのメッセージカードを入れ、みんなで作ったチョコレートを食べました。

日本では、バレンタインは女性が男性にチョコレートを渡す日になっていますが、欧米では家族や友人、恋人の愛に感謝し、自分も愛しているというメッセージを伝える日です。日本人があまり口にしない「愛している」「大好き」というメッセージは、子どもたちの自尊心や自信を育むのにとても大切です。大好きな人には「大好き」と伝えようね、ということをバレンタインの活動を通じて教えています。ぜひ大人も大切な人に愛を伝えたいですね。






ゲームとセール

2012年12月14日 | 6歳児クラス
6歳クラスが卒園旅行のための費用を作る第2弾の活動が行われました。今回は、午前中に子どもたち対象のゲームコーナーを開き、午後から保護者対象のゲームコーナー、そしてスクール終了後にベークセールを行ないました。

ゲームコーナーで何をするかクラスで意見を出し、話し合い、廃材を使ってゲームの道具を作り、お金の数え方も練習して当日に臨みました。また、前日にはクッキングの活動としてベークセールのためのクリスマスクッキーを文字通り「山」のように焼きました。保護者の方たちからの寄付でケーキやクッキーがたくさん集まり、おいしいスイーツのパックが6歳クラスの保護者の方たちの手でたくさんできあがりました。ゲームでもベークセールでも子どもたちは笑顔いっぱい、生き生きと活動していました。

卒園旅行のための寄付金を集めることが主目的ではあるのですが、卒園までに子どもたちが大きく成長するために大変意味のある活動なのです。まず、全員で話し合って一つのことを決めて、準備しますが、子どもたちそれぞれがこの大きな活動に貢献できるように教師が配慮します。そしてその活動を成し遂げることで、達成感や自己肯定感、自信が育まれます。また、自分が楽しむだけではなく、ホスト役になることで、人を楽しませる、相手の立場に立つということを学びます。そして、お金の扱い方や桁の学習の実践として購入合計金額を出したり、おつりがいくらになるか考えて会計をします。

今年の活動も大成功でした!6歳クラスの保護者だけではなく全スクールの保護者の方たちがとても活動に理解を示してくださり、支えてくださるからできる活動です。保護者の方たちに感謝をして、子どもたちの成長をみんなで喜びたいと思います。