キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

ピアニカ

2016年05月27日 | 5歳児クラス
5歳クラスの4月から子どもたちはピアニカ(鍵盤ハーモニカ)を習い始めます。最初は、つばの出し方など手入れの仕方を学びながら、唄口を教師の指示に従って口に入れる、出す、といった練習をしました。大きな音の出る楽器なので、きちんと教師の指示に従って演奏する、あるいは演奏をやめる、ということができなければ、無秩序な騒音になってしまいます。

次に、唄口を吹きながら鍵盤を触ると音が出ることを学び、吹きながら教師が伴奏する曲に合わせて「ド」の音を弾く練習をしました。

2か月が経ち、「ド」の単音だけの演奏から「ド、レ、ミ」と3本の指を使った演奏まで進んできました。たった指1本から3本までを使った演奏ですが、子どもたちは曲を弾いている喜びでいっぱいで、毎回ピアニカの時間を楽しみにしています。「弾くとき」と「聞くとき」のルールを守りながら、正しい指のポジションで、リズムに合わせて演奏することに焦点を当てた練習を毎回行っています。どんどんレパートリーが増えていく予定なので、きっと楽しみが広がっていくことでしょう。

少人数活動

2016年05月20日 | 4歳児クラス
4歳クラスになると、ステーションという名前で少人数活動を行います。4~5人の少人数のグループで算数や言語活動、造形活動など3~4つの活動に順番に取り組みます。

今週の4歳のステーションタイムには、テーマ活動である「植物」に関する言語活動が2つ、算数の活動が1つ用意されていました。言語活動の一つは、植物が育つためには、"sunlight" "water" "air" "soil"が必要であることを一緒に確認した後、その4つの言葉を書き込んで、絵を描き足し完成させます。もう一つは、アルファベットを書いたお花をガーデンに順番に並べていくというものです。アルファベットの認識を助ける活動で、お友だちと一緒に協力しながら、歌を歌ったり、表を参考にしたりしながら、順番にアルファベットを見つけていきます。そして、算数の活動として、「手をたたく」、「指を鳴らす」という動作でパターンを作り、それを色に置き換えるという活動をしました。

教材や体を使って、いろいろな概念やスキルを学んでいきますが、1つのステーションを終了する時間が来たら、グループで協力してお片づけをして、きちんと座って合図を待ち、次のステーションに静かに移動するというメリハリも学んでいきます。

異文化の楽しみ

2016年05月15日 | 園長の雑感
ゴールデンウィークにバリへ行ってきました。豊かなヒンドゥー文化に触れ、宗教や言語などに思いを馳せる旅になりました。

一日車をチャーターして山の方へ出かけた時のガイドさんは日本語を流暢に話すバリの方でした。バリの学校では、インドネシア語とバリ語に加えて外国語を1カ国語を学ぶそうです。同じインドネシア内なのに、インドネシア語とバリ語は相当違っており、共通語であるインドネシア語以外に5~600語もインドネシアにはあるそうです。滞在中に休日があったようで、たくさんのインドネシア人の観光客がバリを訪れていましたが、観光、仕事に関わらずインドネシア内を相互に行き来するには、共通語の習得が必須ですね。

そして、ガイドさんが一度も日本に来たことがないというのに、その日本語が流暢な事には本当に驚きました。バリは農業が盛んな土地ですが、それに観光業がどんどん追いついてきています。山の方に出かけた時には、たくさんの人たちが畑で作業をしていましたし、道の両側にたくさん農作物が並んでいました。一方島の南側にはビーチリゾートが並び、山間部の世界遺産への道路は大渋滞。それぞれの言語を操るガイドさんたちに連れられた各国の観光客で溢れていました。外国語を話せることでホテルやレストラン、ガイドなど観光の仕事に携わって、農業よりも良い収入を得ることができるのですから、外国語習得のモチベーションは大変高いはずです。

日本語を褒めると、ガイドさんは「日本語が好きですから。」と言ってみえました。やはり、高いモチベーションと「好きになること」が鍵だと再確認しました。先日、私も恥ずかしながら英語を褒められた時に、やはり「子どもの頃から好きでしたから」と答えていました。好きでいるためにたくさんポジティブな体験をさせてあげることが大事ですね。


遠足

2016年05月02日 | イベント
今年も春の遠足で東山動物園に行ってきました。昨年よりもさらに混雑しているような気がしました。

朝のあいさつの歌を歌ってからペンギンの歌に合わせて踊り、ウォームアップしました。子どもたちはスティッカーを貼るチャートをもらい、各クラスごとに分かれて動物を見に行きました。トドラークラスと3歳クラスのカードには、入り口から順番に見ていく動物の写真が印刷してあり、見つけたら保護者の方にステッカーを貼っていただきました。4歳クラスのカードには動物の絵とアルファベットの文字が書いてあり、動物の名前の最初の文字を探す活動をしました。5歳クラスは、それぞれの動物を何匹見つけたか、チャートを作る活動をしました。

どの活動でも保護者の方に助けていただきながら、一緒に楽しむように計画されていました。ゴールデンウイーク中なので、お父さま方も参加してくださって、一緒に活動しながら楽しく動物園を回ることができました。

2年続けて春の遠足が動物園だったので心配していましたが、「昨日も来ました。」という方が数名みえて、何回来てもやはり動物園は子どもにとって楽しい場所なんだな、と思ってほっとしました。そういえば、私も子どものころに「どこに行きたい?」と聞かれると必ず「動物園!」と言っていたそうです。動物たちは毎回違う姿を見せてくれますものね。サイのお尻を見て、「石がある!」と言っていた子もいましたし、いつも寝ているライオンが吠えてくれたクラスもありました。

動物を見た後に歌った動物園の本と歌はより一層楽しさを増してくれましたね。