キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

敬老の日

2015年09月25日 | KISの風景
シルバーウィーク中に敬老の日が含まれていましたからおじいちゃん、おばあちゃんに会いに出かけられたご家族もみえたようです。

KISでは、全クラスの子どもたちがプレゼントやお手紙を作ってご祖父母に事前にお送りしました。冷蔵庫用の写真付きマグネットを作ったクラスやしおりを作ったクラス、子どもの絵を送ったクラスなどがありました。

プレゼントを作るだけではなくポストまで歩いて行って、自分たちで手紙を投函してきました。送った手紙とプレゼントがおじいちゃん、おばあちゃんのおうちに届いて、飾ってくださっているのを見て子どもたちはとても喜んでいたそうです。


子育ての悩み

2015年09月11日 | 園長の雑感
新学期に入り、今日は保護者会で保護者の方々にお集まりいただきました。
子どもたちの様子をスライドショーを見ながらお話ししたり、行事予定などをお伝えした後、保護者の方からよくお伺いする子育ての悩みについてお話ししました。一つ目は、「お友だちや兄弟と遊ぶ時におもちゃを取り合って、譲ろうとしません。どうしたらいいでしょうか。」 二つ目は、「一緒に遊ぶお友だちの言葉遣いが悪くて、影響を受けるのではないかと気になります。」という悩みです。

一つ目のおもちゃの取り合いに関しては、スクールで教師たちが取っているステップをご紹介しました。取り合っているからといってそのおもちゃを大人が取り上げてしまっては、問題を大人が排除してしまうことになります。問題が起きた時に自分で解決していく力をつけることが大切なので、大人が解決策を提示したり、問題を排除したりしないことが大切です。成長して大きな問題にぶつかった時の練習になると考え、問題を解決する練習の機会を奪わないようにしたいものです。

二つ目に関しても同じことが言えるでしょう。悪い影響を与えるのではないかと心配するあまり、そのお友だちと遊ばないように言っては、子どもの社会性や情緒にかえって悪い影響を与えます。だれにどのような時にどのような言葉を使うべきなのか、一緒に考える機会が与えられたと思うことです。人の気持ちに気づくことを教えたり、時と場合によって好ましい言葉があることを教えるいいチャンスかもしれません。ちょっと使ってみたい、という子どもの気持ちを大らかに受け止める気持ちの広さも時には必要かもしれません。何かを「禁止する」のではなく、自分で判断して正しい選択をする力を養っていきたいですね。

問題を解決する力を養う、ということに関しては、ブログでも2回ほど取り上げました。(2013年3月29日・2015年4月17日)一朝一夕に培える力ではありませんから、長い目で見てサポートしていきましょう。

感覚あそび

2015年09月04日 | KISの教育
1歳から3歳のクラスでは、感覚遊び(sensory activity)をよく行ないます。

子どもたちは生まれた時から物に触り、口に入れて物体を確認しています。匂いや音にも敏感で、五感を使って周りの世界を知ろうとしています。感覚遊びで五感に刺激を与えることで、その後の様々な学習につながる脳への神経が刺激されます。

それだけではなく、五感に結びつく体験を通してより言語が定着し、様々な素材を試行錯誤しながら扱うことによって問題解決能力が培われます。また、比べたり、種類分けしたり、数えたり、合わせたりすることで算数の概念を学んだり、重力や原因と結果(物事をどうすることで何が引き起こされるか)など初歩のサイエンスを学びます。

そして、一心に水や砂を容器に移したり出したり、サラサラの粉を手で掴んでは放す、という動作をすることで気持ちを静めたり、創造力を高めたりする作用もあります。

汚れる遊びを嫌う保護者の方もみえるかもしれませんが、幼い子どもたちは五感を刺激されることで本当にたくさんの力をつけているのです。小さな頃から、きれい好きの保護者の方に汚れる遊びを遠ざけられているお子様は、思い切り感覚遊びができるまでに時間がかかります。おうちでもぜひ小さいころから汚くなることを恐れずに遊ばせてあげてほしいな、と思います。