キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

創造力を育む

2015年04月24日 | KISの教育
KISを作ってまもなく私が出会った詩があります。それ以来機会を見つけながら教師たちに忘れないようにしようと伝えている詩です。子どもの好奇心や創造力は、芽を摘まなければ、果てしなく広がっていくはずなのです。


自立と好奇心と問題解決力

2015年04月17日 | KISの教育
新しく子どもたちが入園してくると、まず立ちはだかるのが自立の壁です。まだまだ赤ちゃん、と思って保護者の方が衣服の着脱やトイレ、食事など細々と世話をされていることがほとんどなので、自分で身の回りのことができるお子さんの方が少ないです。子どもができるのを待つよりも大人がやってあげた方が早いですものね。

なぜ自立する必要があるのでしょう。やってあげられるうちはやってあげたいわ、無理に子どもにさせなくても・・・と思われるかもしれません。自立は子どもにとってとても大事なことなのです。なぜならば、以下の点を挙げることができます。1)衣服の着脱など自分で行なうことで手の力が付く、細かな指先の動きができるようになる。2)自分でできた、という喜びから自信が生まれる。3)自分でいろいろなことに臨もうとする意欲が生まれる。4)自分でできること、できないことを自覚し、できない場合のみ助けを求められるようになる。5)その後の精神的な自立の芽を育む。

子どもたちには、1歳前後で「自分で!」という気持ちが芽生えてきます。自分でやってみたい、やらせて!というメッセージを無視してしまうと、好奇心の芽を摘むことになります。そして、膨らんだ意欲がシューンとしぼんでしまい、やってもらう方がらくと思ったり、甘えたい、依存したいという気持ちが強くなります。

自立のサインを大事にして、辛抱強く見守ってあげることで、好奇心も育ち、自分でできないことにぶつかった時に何とかしようとする意欲(問題解決力)も育っていきます。辛抱強く見守ってあげましょうね。

新学年

2015年04月10日 | KISの風景
KISは、今年から全学年4月開始になりました。4月6日には、ウェルカムパーティをして子どもたちや保護者の方たちを教師全員で歓迎しました。

今年の教師の劇は「クレヨンのくろくん」(The Black Crayon)でした。 みんなそれぞれ特別で、求められることやできることが違っていていいんだ、というメッセージが込められているお話でした。そして、それに続く歌と併せて、KISの教育をそのまま紹介できたようでよかったです。(I am special in my very own way. Just like the night is different from the day. I don't care what the other people say. I am special in my very own way.) 子どもは可塑性の高い存在です。枠にはめようとすれば、そのように育って行きます。KISでは、1サイズのクレヨンボックスにはまるように同じ形になることを子どもたちに求めるのではなく、それぞれの個性や興味を大事にして、違いを認め、受け入れる教育をしたいと考えています。

そんな個性あふれた5歳児たちが卒業し、また新しい子どもたちが入園してきました。新しい教室にも教師にもまだ慣れないので泣けてしまう子どももいますが、一日の中で笑顔も見られています。すでにいろいろな個性を見せてくれていて、4-5年後にどのように花開いているのか楽しみです。たくさん笑って、いろいろな経験をして、楽しい思い出を作ろうね!!