キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

6歳クラスのレストラン

2013年10月25日 | 6歳児クラス
6歳クラスがキッザニアへ卒園旅行にいくための寄付金活動として、テイクアウトのレストランをオープンしました。レストランの名前は、みんなで話し合って「JAF」(Jelly And Fried rice)に決めました。

前日にゼリーを作り、玉ねぎ21個、人参21本、ねぎ1パック、ソーセージ3.1キロを切って用意して、当日は朝からひたすらチャーハンを炒めました。約100食用意して各クラスの子どもたちに配達し、午後からは注文してくださった保護者の方たちに販売しました。

前日の準備では、"This is hard, but we can do it!" (大変だけど、がんばろう!)と子どもたちがお互いに励まし合いながらたくさんの材料を切り続けて準備をしました。毎年この根気強さと集中力に子どもたちの成長を感じますし、みんなでがんばってキッザニアに行こう!という気持ちになります。

当日の販売では、まだ桁の学習を初めて間がないので、お金の計算に戸惑う姿は見られましたが、お互いに助け合い、先生の援助も借りながらがんばっていました。算数の学習時だけではなく、遊びの中で培った力が活きていました。"Welcome to our restaurant!!"と大きな声でお客様たちを歓迎して、レジも商品を渡す係もそれぞれ一生懸命役割を果たしていました。

プレイハウスのペンキ塗りとレストランという2つの大きなプロジェクトをやり終えて、また成長した6歳クラスの子どもたちです。


英語と日本語

2013年10月18日 | 園長の雑感
子どもたちは、KISで毎日生活する中で英語を自然に習得しています。幼児期に英語と日本語の2言語を同時に習得することで何か弊害はないのでしょうか、という質問をたまに受けることがあります。バイリンガル児は、考え方が柔軟であり、問題解決能力が高い傾向があるそうですが、インターナショナルスクールで幼児期を過ごすことにより日本語の語彙力に影響を及ぼすことは否定できないと私は考えています。

日本の幼稚園や保育園で3年間過ごす子どもとインターナショナルスクールで英語で3年間過ごす子どもとでは、園生活の中で使用される日本語の語彙力に違いがあって当然でしょう。「体操座り」や「前にならえ」や「集合」など集団生活の中で使用される言葉や「ハンカチ落とし」や「ジャンケン列車」などの集団遊びの名前、「うんてい」、「缶ぽっくり」、「万華鏡」「紙粘土」などの遊び道具の名前など英語での園生活を送ると触れる機会がありません。集団生活の中での日本語は小学校に進んでから獲得していくことも可能でしょうが、園生活以外で日本語の語彙力を培っていく努力は必要だと思います。

保護者の方には、日本語の絵本をたくさんおうちで読んで下さい、とお願いしていますが、絵本もフィクションだけではなく、ノンフィクションのお話やかがくの本、図鑑など様々なジャンルの本を読むことでいろいろな言葉に触れることができます。また、それ以外にも近所のお友だちと遊んだり、童謡を歌うことでも日本語の語彙力は培われていきます。夕焼けを見た時に「夕焼け小焼けで日が暮れて・・・」と親子で歌うことで、その情景と一緒に言葉が活きたものとして子どもの中に取り込まれていきます。英語と日本語のバイリンガルになることは可能ですが、努力は必要だということを覚えておかなければならないでしょう。インターナショナルスクールは英語が自然に獲得できるからいいな・・・しかし、その分母語のサポートは必要になるのです。絵本や童謡、会話を通じて、ぜひ親子のコミュニケーションを楽しんでいただけたらいいと思います。

中日新聞

2013年10月11日 | 園長の雑感
先週の日曜日の中日新聞にKISが記事として取り上げられました。なごや東版だったので、瀬戸市、尾張旭市、長久手市、日進市、豊明市、東郷町などの方たちにご覧いただけたと思います。

記者の方の質問のひとつが、近年のインターナショナルプリスクールの人気は、保育需要が伸びているからなのか、英語教育に対する保護者の興味が高まっているからなのかということでした。現状では、後者の理由が圧倒的に多いです。社会人の英語の必要性が訴えられ、大学入学にTOEFLやTOEICの点数を求めようという議論もされ、小学校での英語の教科制も決定し、これで子どもの英語教育に無関心でいろという方が無理ですね。多くの日本人の保護者は、教科として中学から6年間から8年間も英語を学んだにもかかわらず、聞き取れない、話せないことを悔しく思ってみえるので、自分の子どもには実際に英語を使えるようになってほしいと思われるのも当然です。しかし、そこで英語を習い事として学ぶのか、総合的な教育の場にするのかということで英会話教室かインターナショナルスクールかという違いがでてきます。

インターナショナルスクールは、英語のみを学ぶところではなく、日本の幼稚園や保育園と同じように、その教育は生涯にわたる人格形成の基礎、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要なものであり,発達の課題に即した指導を行うことが求められます。その大きな意味を理解せずに安易に英語の習得のみを目的にしてインターナショナルスクールを選択するのは誤りでしょう。その点を理解すれば、どのような視点でインターナショナルスクールを選べばよいかもわかってくると思います。

さて、今回の記事では長久手市が県内一の人口増加率を示しており、子育て世代の流入が多いためプリスクールも保育の選択肢の一つになるのではないかという可能性を投げかけています。幼稚園を求めてみえる保護者の方が園の教育方針で希望の幼稚園を選ぶことができるように、仕事を持つ保護者の方が保育園を教育の場として考え、選択が与えられてもいいのではないかと私は常々思っています。それを可能にするのが認定こども園の制度ではないかと思っていましたが、政治の混乱で中途半端な状態が続いています。保育を必要とする方たちの選択肢の一つにインターナショナルスクールが考えられるようになってもいいのかもしれません。


リニモでハロウィーン

2013年10月04日 | イベント
10月13日にリニモ沿線で行なわれるフィール・ザ・ワールドの「リニモでハロウィーン」のイベントをKISの教師たちがお手伝いします。7つの駅のうち4駅で行なうハロウィーンのさまざまなアクティビティを用意しています。飾りはどうしよう、仮装は何にする、ボランティアの人たちには何をしてもらおうか、など一緒に働く仲間とコミュニケーションを取りながら準備しています。

子どもたちにとってハロウィーンは、少し怖いけれどワクワクするイベントです。私のアメリカ人の友人も子どもの頃は、キャンディを制限されていたけれど、ハロウィーンだけは食べきれないほどのキャンディをもらえるし、食べきるまで何日か楽しめるのでうれしかった!と言っていたのを覚えています。お菓子をもらえる喜びだけではなく、1日かけて駅を回りながら、ハロウィーンの様々な雰囲気と活動を英語で楽しめるとは、なんて特別な日でしょう!

そんな怖くてうれしい日を子どもたちと一緒に楽しめるなんてわくわくします。みなさん、私たちに会いに来てくださいね。仮装をして待っています!!

http://www.feeltheworld.jp/docs/linimo_halloween2013.pdf