キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

卒園式

2014年03月26日 | イベント
今年は、9名の子どもたちがKISを卒園しました。このクラスは2歳児の時から人数の少ないクラスでした。外国籍の子どもの割合が多いクラスでもあり、卒園式にみんなが揃うのかどうか不安でした。みんなが日本に帰ってきて元気に当日参加してくれたので、本当にうれしかったです。

アメリカやカナダなどの英語圏では、高校や大学以外はフォーマルな卒業式はほとんど行われないので、幼稚園の卒業を祝うという意識自体が外国籍の方たちには持ちにくいと思われます。生徒にモチベーションを与えるために、幼稚園で行なったり、小学校で行なったり、中学校で行なったりすることもあるそうです。「けじめ」とか「節目」とかが好きな日本人とは意識が異なりますね。

KISでは、第一部は、各クラスが劇や歌の発表を行ない、第二部で卒園式を行ないます。卒園式では、担任がスピーチをして、一人一人の子どもたちに向けたメッセージを記した卒園証書を渡します。今年もKISでの四年間の生活を振り返るスライドショーに感動しました。オムツをしていた頃がつい先日のように思われます。身体だけではなく、精神的に成長して、本当に優しい思いやりのある子どもたちに育ちました。たくさんできることが増えて、自信と好奇心に満ち溢れたすばらしい子どもたちがまた卒園して行きました。世界に散り散りになっても、ずっとつながっていてね。

Make new friends, but keep the old. One is silver and the other is gold.

世界の果ての通学路

2014年03月19日 | 園長の雑感
4月12日から「世界の果ての通学路」というフランスのドキュメンタリー映画が上映されます。ケニア、アルゼンチン、モロッコ、インドの4組の子どもたちが、学校までの果てしない道のりを通う様子が捉えられています。

この子どもたちは、親に言われて学校に通っているわけではありません。自分の将来に夢を持ち、それを実現させるために困難を乗り越えて遠い学校まで通い、勉強を続けようとしているのです。その遠すぎる道のりにめまいを起こしそうですが、子どもたちの顔は実に活き活きとしていて、目は輝いています。

恵まれた日本の子どもたちには想像もできない世界のことでしょうが、この映画が、勉強ってこんなに苦労してまでする価値があることなんだ、自分の将来に光を与えてくれるものなんだ、ということに気づかせてくれるかもしれません。そして、保護者の方たちも困難や障害を自ら乗り越えていく子どもたちのたくましさを目の当たりにすることで、困難を先回りして排除していくことが子どもにとって本当によいことなのか、考えさせられると思います。子どもはこんなに強くたくましくなれるんですね。保護者は子どもたちの夢に理解を示し、本当に必要なアドバイスだけをして見守る、映像には登場しなかった親の深い愛も私は感じました。

ぜひお子様と一緒にご覧になってみてください。

バルーンアート

2014年03月13日 | イベント
3月22日、23日にモリコロパークで大道芸フェスティバルが開催されます。その宣伝としてパーフォーマーの方がバルーンアートを子どもたちに披露してくださいました。

音楽に合わせてカメやプードルなどの小さな動物や子どもたちの大好きな飛行機に乗ったドラえもんやミッキーマウスなどが次々に作られていきました。カメやプードルだけでもサッサと魔法のように作られ、子どもたちは驚いていましたから、複雑なドラえもんやミッキーマウスでは、感嘆の声が聞こえるばかりでした。

あいにく楽しいお話は日本語でしたが、バルーンを手で操りながらキャラクターができあがってくるので日本語が理解できない子どもたちも楽しむことができました。

昨年のKISバザーでもPTAの方々がバルーンアートでプードルや花束を作ってみえました。くるくるとひねって回して・・・不思議に形ができあがっていくので、楽しいです!と、初めてバルーンアートの作り方を学ばれた方たちが昨年言ってみえました。子どもたちにも喜ばれるスキルを習得されるのは楽しいですよね。子どもにとっては、長い風船がいろいろな物に早変わりするのですから、マジックと同じくらい感動的なものだと思います。今年もバルーンアートが計画されているので楽しみです。

ひなまつり

2014年03月07日 | イベント
今週は桃の節句でした。

各クラスの子どもたちがいろいろな素材を使っておひなさまを作りました。バランス雛、お鼻紙の華やかな雛人形、紙粘土のシンプルな雛人形などを作って飾りましたので、スクールの中がとても華やかになっていました。

5歳クラスは、お鼻紙を何重かに重ねて着物に仕立てたのですが、色の組み合わせをお内裏様とお雛様で変えて作っていました。顔の表情は、子どもたちそれぞれで全く異なっていて、かわいい表情の人形や、りりしい顔つきの人形、満面の笑顔の人形など様々でした。「目は髪の毛に隠れてるんだ」と説明する子や、後頭部にまでちゃんと髪の毛を描く子など細かな点までそれぞれ違っていたので、じっくり眺めていて飽きませんでした。人形の後ろに飾った金屏風は、数人の子どもに教師が折り方を教え、その後子ども同士で教え合いました。いくつかのパートを組み合わせて仕上げるまで大変集中して取り組んでいたので、できあがった自分のひな人形にみんなとても愛着を持っていました。

ひな人形の由来は、中国から伝わった厄除けと平安時代のひいな遊びが結びついて生まれたそうです。そして江戸時代以降に女の子が生まれるとその娘にひな人形を用意し、不幸はその娘の身代わりとなって人形に受けてもらい、健やかに成長しておひなさまのように幸せが訪れることを願うようになったのです。 (キッズgooこども歳時記 http://kids.goo.ne.jp/seasonevent/march/index.html)

女の子のおうちにはきっとりっぱな雛人形が飾ってあることでしょうが、毎年クラスで自分で作る雛人形がご自宅で処分されるときにみんなの不幸を全部背負って行ってくれますように!そして、毎年幸せがみんなに訪れますように!

同窓会

2014年03月01日 | イベント
先日、現小学校2年生のクラスの同窓会にお誘いいただきました。18名の子どもと保護者の方がお集まりになり、とても賑やかに楽しい時を過ごすことができました。

2名の子どもたちが司会を務め、全員に「小学校に入ってできるようになったことは何ですか。」「みんなと会ってどう思いましたか。」などの質問をしてくれました。それぞれの子どもたちが、できることも増え、たくましくなったなぁ、と大変微笑ましかったです。2年の間隔があって大人数で集まったそうですが、その間隔を感じさせないほど全員でそれはそれは楽しそうに話したり、ふざけあったりしていました。もう1~2年すると、学校では男の子と女の子が自然に分かれてきてしまいますが、卒園生同士の集まりでは男女の関係なく以前のように関わる姿がどのクラスでも見られます。幼馴染っていいなぁ、といつも思います。

子どもたちはこの日が楽しみで、1週間前から風邪をひかないようにお母さんたちの言うことをよ~く聞いていたそうです。子どもたちの喜ぶ姿を見て、きっとお母様方がまた企画をしてくださることでしょうね。