キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

中日新聞

2013年10月11日 | 園長の雑感
先週の日曜日の中日新聞にKISが記事として取り上げられました。なごや東版だったので、瀬戸市、尾張旭市、長久手市、日進市、豊明市、東郷町などの方たちにご覧いただけたと思います。

記者の方の質問のひとつが、近年のインターナショナルプリスクールの人気は、保育需要が伸びているからなのか、英語教育に対する保護者の興味が高まっているからなのかということでした。現状では、後者の理由が圧倒的に多いです。社会人の英語の必要性が訴えられ、大学入学にTOEFLやTOEICの点数を求めようという議論もされ、小学校での英語の教科制も決定し、これで子どもの英語教育に無関心でいろという方が無理ですね。多くの日本人の保護者は、教科として中学から6年間から8年間も英語を学んだにもかかわらず、聞き取れない、話せないことを悔しく思ってみえるので、自分の子どもには実際に英語を使えるようになってほしいと思われるのも当然です。しかし、そこで英語を習い事として学ぶのか、総合的な教育の場にするのかということで英会話教室かインターナショナルスクールかという違いがでてきます。

インターナショナルスクールは、英語のみを学ぶところではなく、日本の幼稚園や保育園と同じように、その教育は生涯にわたる人格形成の基礎、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要なものであり,発達の課題に即した指導を行うことが求められます。その大きな意味を理解せずに安易に英語の習得のみを目的にしてインターナショナルスクールを選択するのは誤りでしょう。その点を理解すれば、どのような視点でインターナショナルスクールを選べばよいかもわかってくると思います。

さて、今回の記事では長久手市が県内一の人口増加率を示しており、子育て世代の流入が多いためプリスクールも保育の選択肢の一つになるのではないかという可能性を投げかけています。幼稚園を求めてみえる保護者の方が園の教育方針で希望の幼稚園を選ぶことができるように、仕事を持つ保護者の方が保育園を教育の場として考え、選択が与えられてもいいのではないかと私は常々思っています。それを可能にするのが認定こども園の制度ではないかと思っていましたが、政治の混乱で中途半端な状態が続いています。保育を必要とする方たちの選択肢の一つにインターナショナルスクールが考えられるようになってもいいのかもしれません。


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