キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

自立

2013年01月18日 | 3歳児クラス
2、3歳クラスの子どもたちにとっては、自分のことを自分でするという「自立」が大きな目標です。英語では、self-help skillといいます。

赤ちゃんの時には、親に依存し、すべて親の手に頼っていることを成長するに伴って、「自分でしたい」という欲求が生まれてきます。その欲求が生まれた時に、「やらせると時間がかかる」、「きれいにできない」、「待てない」、など親の都合で手を出してしまい、欲求を抑えてしまうと、逆になかなか自分でやろうとしなくなり、自立に時間がかかるようになります。

自立を促すためには、とにかく「見守る」こと、時間がかかっても手を出さず、「見ていてあげるよ、がんばって!」というメッセージを送ることです。根気よく自分でやらせてあげることで、子どもは「自分でできた!」という自信をつけ、いろいろなことに自分で取り組む前向きな気持ちを育んでいきます。

スクールでは、子どもたちが自分でできるように工夫をしながら、様々なことを自分でするように促しています。衣服の着脱やトイレに行き、手を洗うこと、靴の脱ぎ着、お弁当を自分で食べて片付けることなどです。子どもたちの動線を考えて、やりやすい方法にもっていくようにしています。しかし、自立に関しては、スクールだけでスムーズにできるようになるわけではなく、保護者の方の協力も欠かせません。家庭でいろいろなことをやってもらっていると、なかなかスクールでも自分でやろうとしないからです。自立が進むと、クラスで用意されている活動にも積極的に関われるようになってきます。時間的な余裕も、いろいろなことを「やってみよう!」という積極性も生まれてくるからです。

子育てには「忍耐」が必要です。かわいいと、ついやってあげたくなることもあるでしょうが、自分でやらせてあげて、できたら一緒に喜ぶことで子どもは見守られている安心感や愛を感じ、達成感や自信を育んでいきます。成長してもそれは同じです。赤ちゃんを脱したら、見守り励ますことが親の仕事と考えたいですね。

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