キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

感情のコントロール

2013年02月06日 | 園長の雑感
子どもたちは、日々今まで経験したことがないような事柄に遭遇します。生まれてからたった3年、4年、5年ですから当然です。そして、楽しいことだけではなく、自分では乗り越えられないこと、他の人の助けが必要なこともたくさんあります。そんな時には感情を爆発させたり、うまく自分の気持ちを表現できないこともあります。私たち周りの大人は、子どもたちがまだ未熟であることを理解し、その感情を受け止めてあげなければなりません。泣いたり、怒ったりすることを非難したり、罰せられたりすると、感情をコントロールすることを学びにくくなってしまいます。

ことばで気持ちが伝えられるようになったり、気持ちを静める方法を見つけるようになるまで、大人が感情を受け止め、忍耐強く教え導いていく必要があるでしょう。

2・3歳クラスで、悲しいことがあるとロッカーに頭を突っ込んだり、ロッカーの中に小さくなって入ってしまう子どもが時々います。教師が気持ちを受け止め、「悲しいんだね。」と愛を注ぎながら感情を言葉に変えていくと、徐々に心を開き、ロッカーに入ることをしなくなってきます。また、卒園生のある子は、小学校に入ってしばらくした頃には、保護者の前で怒りを爆発させた後には自分で部屋に行き気持ちを静め、落ち着いて話すことができるのを待つようになったそうです。

自分の気持ちと向き合えるようになるには、たくさんの練習と受け止めてもらえる「愛」が必要なのだと思います。

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