光則寺の境内には、いろいろな植物がやや雑然と植わっています(ツツジ、シャクナゲ、他多数)。なかに、海棠(カイドウ)が見事に花をつけていました。目が覚めるようなピンク色です。樹齢200年、市の天然記念物になっています。
境内を歩いていると、けたたましい鳥の鳴き声、何かと思って聞くと、キジだそうです。キジが飼われているのです。見事な羽をつけたキジが小屋のなかにいました。羽をひろげることも多いのだそうですが、それは見ることができませんでした。
このお寺は、日蓮の佐渡配流に際し、鎌倉幕府5代執権北条時頼は弟子の日郎も捕らえ家臣の一人、宿屋左衛門尉光則邸の土牢に監禁しましたが、その土牢があることで知られています。。
しかし、監視役の宿屋光則は、次第に日朗と日蓮に惹かれ、文永11年、日蓮の放免後、自邸を寺とし、日朗を開山に迎えました。そういういわれのあるお寺です。