【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

立教交響楽団 第100回定期演奏会 於:サントリーホール

2009-11-09 10:27:33 | 音楽/CDの紹介

立教交響楽団 第100回定期演奏会 於:サントリーホール
      
 立教交響楽団創部90周年、第100回定期演奏会がサントリー・ホールでありました。楽団員でクラリネット吹くM君のお勧めです。曲目は、以下のとおり。

・指揮 広川淳一 
 ・ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」 作品9
 ・コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 ・ベルリオーズ 「幻想交響曲 作品14」

 会場でのアンケートに感想を書いてきました。もう提出してしまってから数時間たっているので、若干、書いた内容をすでに失念していますが、思い出してみます。

 ★ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
  初めて聴く曲ですが、指揮者の意気込み(広川淳一)と楽団員の呼吸がピッタリでした。序曲「ローマの謝肉祭」は、「ベンヴェヌート・チェッリーニ」というオペラの第2幕前序曲として作曲されたそうですが、このオペラの評価は芳しくなく、そこでベルリオーズは「謝肉祭」の場面だけを独立させました。曲の前半部分のイングリッシュホルンとヴィオラの奏でる牧歌的メリディーが印象に残りました。

 ★コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲
 ウェザビーさん(Charles Wetherbee)の冴えた透明な音色と技巧、それを支える楽団員の演奏でした。カデンツアも素晴らしかったし、申し分ありません。ウェザビーさんとコンサートマスターとのアイコンタクトが時々あり、こういう風景は普通あまりありませんが、信頼関係がにじみ出てよかったです。最後の部分のもりあがりは圧巻です。

 ★ベルリオーズ 「幻想交響曲」
 壮大な音楽です。難曲を楽団員のみなさんはすばらしい演奏でクリアしました。まず、楽団の規模の大きさに圧倒されました。舞台いっぱいです。コントラバスを弾くのは男性が多いのが普通なのに、8本のコントラバスのうち7人は女性。これは珍しかったです。伝統的なソナタ形式をふむ第1楽章。第2楽章はワルツです。そして第3楽章、冒頭で「牛追い歌」をイングリッシュホルンとオーボエとで演奏されます。第4楽章はロンド形式。第5楽章は非常に複雑な構造をもち、グレゴリオ聖歌「怒りの日」が主題に使われています。最後の盛り上がりが華々しく凄かったです。さかんにブラボーが出ていました。

 *
立教大学交響楽団は1920年(大正9年)に発足,以来、第2次世界大戦による活動停止がありましたが、今日まで伝統と音楽を受け継ぎ積極的な演奏活動を続けています。 現在団員は約130名です。
 上記、画像は立教大学交響楽団のHPからのものです。今回のサントリーホールではありません。念のため。