市川&石坂金田一のコンビによるシリーズ第2弾
前作「犬神家の一族」よりもおどろおどろしさはこちらが上かも知れません。
そして怪談的な怖さもシリーズ中一番だと思います。
鬼首村という村の中で起こる連続殺人事件だが、手毬歌の歌詞にのっとって殺人が行われるというパターンはアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を思わすシュチュエーションだが、日本独特の風土が一層と不気味なムードを出してます。
第2の事件の文子の殺人方法は原作とは異なるけど、さすが映画的に見ればこのシーンが一番不気味ですね。
たしか原作ではアッサリしてたもんだったと思います。
パリ在住の現代的なイメージのあった岸恵子が実に田舎の旅館の女将の雰囲気が出てよかったですね。
特に磯川警部との秘めた熟年恋愛のようなやりとりは印象的でしたね。
でも恐ろしい連続殺人の中で描かれる磯川警部と金田一耕介の友情がこの映画の中で一番の見所のような気がします。
2人が最初に再会する場面のなんとも暖かいホンワカした感じは若山富三郎と石坂浩二のやわらかく抑えた雰囲気の2人の芝居が醸し出した雰囲気でしよう。
2人のそれぞれが一目置いたようなやり取りがおどろおどろしい話を緩和させてる感じですね。
ラストの汽車の場面での「あなたはリカさんを愛してらしたんですね?」「はぁ?何ですって?」このセリフのやりとりは原作通りだが、この映画のラストを締めくくるに相応しい見事な名場面となってます。
★★★★
前作「犬神家の一族」よりもおどろおどろしさはこちらが上かも知れません。
そして怪談的な怖さもシリーズ中一番だと思います。
鬼首村という村の中で起こる連続殺人事件だが、手毬歌の歌詞にのっとって殺人が行われるというパターンはアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を思わすシュチュエーションだが、日本独特の風土が一層と不気味なムードを出してます。
第2の事件の文子の殺人方法は原作とは異なるけど、さすが映画的に見ればこのシーンが一番不気味ですね。
たしか原作ではアッサリしてたもんだったと思います。
パリ在住の現代的なイメージのあった岸恵子が実に田舎の旅館の女将の雰囲気が出てよかったですね。
特に磯川警部との秘めた熟年恋愛のようなやりとりは印象的でしたね。
でも恐ろしい連続殺人の中で描かれる磯川警部と金田一耕介の友情がこの映画の中で一番の見所のような気がします。
2人が最初に再会する場面のなんとも暖かいホンワカした感じは若山富三郎と石坂浩二のやわらかく抑えた雰囲気の2人の芝居が醸し出した雰囲気でしよう。
2人のそれぞれが一目置いたようなやり取りがおどろおどろしい話を緩和させてる感じですね。
ラストの汽車の場面での「あなたはリカさんを愛してらしたんですね?」「はぁ?何ですって?」このセリフのやりとりは原作通りだが、この映画のラストを締めくくるに相応しい見事な名場面となってます。
★★★★