MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.121 「プラダを着た悪魔」 (2006年 米 110分 シネスコ)

2006-12-11 00:21:59 | 2006年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・フランケル
出演 アン・ハサウェイ
    メリル・ストリープ
    エミリー・ブラント



女性が主人公で仕事でどんどんと成功へとのしあがって行くサクセスストーリーはアメリカ映画では良くありますね
例えばメラニーグリフィス主演の「ワーキングガール」何て作品もそんな感じの映画でした。
たしかあれも部下のメラニーのアイディアを盗むような悪魔のような上司にシガニーウィーバーが扮してましたが この作品もタイトル通り「プラダを着た悪魔」に扮するのが名女優メリルストリーブ。
この映画は主演のアンハザウェイよりこの敵役(?)のメリルストリーブの好演が大きいと個人的には思いますね。

(あらすじ)

アンディ(アン・ハサウェイ)はジャーナリストを志しNYにやって来る。オシャレに関心のない彼女は、無謀にも一流ファッション誌ランウェイの面接を受ける。編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のジュニア・アシスタントの仕事を手に入れるのだが、翌朝から24時間公私の区別なく携帯が鳴り続ける悪夢の日々が始まった。

最初はファッションなんか無頓着で全然興味がない主人公アンディが鬼のような編集長ミランダの雑用で振り回される序盤はよくあるコメディ映画風です。
ファッション雑誌の裏側も見せてくれるのも興味深いですね。
なにしろアン・ハサウェイすらこの世界では太ってる部類に入るらしんですから・・・

地獄のような日々に耐え切れずケツを割ろうとした時にさりげなくミランダの片腕スタンリー・トゥッチに励まされる・・・ここからアンディの意識改革?によりダサい女の子(私から見たらそうは思えんのだが)が見る見るうちにファッショナブルなブランド服に身を包んだ女性に変身!
ここからファッション、ファッションの連続でアンディが次々と着ていく衣装の素晴らしさ・・・と言ってもファッションに疎い私にはよく分からない(高そうな服ってのはわかるけど)やはりこの作品は女性が見るとそこらの所は楽しいと思いますね。

仕事が成功してと友人や恋人からは「人が変わった」と言って非難されてしまうお約束的な展開になっていくが、最後は鬼編集長ミランダを見返すような結末かと思ったけど鬼編集長のミランダの人間的な弱い部分を垣間見せてくれて、カリスマ性のあるセレブな彼女もやはり1人の女であり、妻であり母である・・・「ワーキングガール」のシガニーウィーバーような悪役的な扱い出ないところが違った意味でラストの爽快感になってるところですね。

氷の女ミランダがフッともらす人間的な微笑みがこの作品を実に後味の良いものしています。
やはりメリル・ストリーブの見事な芝居がこの作品をグッと締めてるように思いますね。



★★★ 2006.12.7(木) アポロシネマ8 スクリーン7 18:45 K-3