MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

キングの名画座 第1回 「007/ロシアより愛をこめて」

2006-12-19 01:48:48 | オールタイムベスト
監督 テレンス・ヤング
出演 ショーン・コネリー
    ダニエラ・ビアンキ
    ロバート・ショー



新作映画やビデオやDVDで見た作品の感想書くのもいいけど、大好きな作品について色々と書き残したい・・・そんな思いからこの企画思いつきました。
自己満足の世界です・・・笑ってやってください

兄弟が皆、映画好きだったことから、家庭の中ではもっぱらTV洋画劇場を頻繁にかかっており、その影響で子供の頃から映画をよく見ていました。
TVに留まらず、映画雑誌の「ロードショー」「スクリーン」などを兄が愛読していた事もあり小学生にしてアラン・ドロンやブロンソン、マックイーン、ソフィア・ローレンにヒッチコックなどなどの名前を覚えておりました。
決まってTV洋画劇場が我が家のチャンネルの中心でしたが、私の映画好きもこの辺の影響が大ですね~

そんな30年以上も映画を見てきたなかから、個人的な飛びっきりのベストムービーを紹介して行こうと思うのですが、単に映画の感想というよりはここではその映画の思いれのような物を書き残せたら・・・と思っています。
ですから相当偏った主観の入ったレビューになると思いますがご勘弁を・・・

そして栄えある(?)第1回目がこの「007/ロシアより愛をこめて」です。
現在最新作の「007/カジノロワイヤル」が公開されてることとDVDが発売されたこともあって選んで見ました。

007シリーズは大好きで、パンフも古本屋から買いあつめ大方揃ってきましたが、後は「女王陛下の007」と初期のショーン・コネリーのシリーズを残すのみ・・・この辺が一番入手し難いんですけどね・・・
先日発売された20作収録の豪華アタッシュケース型DVDBOXも買いましたよ~

私が007シリーズから三本選ぶなら「私を愛したスパイ」「女王陛下の007」そしてこの「ロシアより愛をこめて」ですね。
たしか初めて見た007シリーズが、TV洋画劇場で見たこの作品だったと思いますね。
それだけに大きな印象が残ってるんではないでしょうかね。
そして特にこの作品は好きですね~いつ見てもやはり面白いです。

007はいつも大体同じようなパターンの展開で、キライな人はマンネリだとかワンパターンとかいいますが、逆に安心して見れるというのがありますね。
どの作品もシリーズ内で比較すれば優劣あるけど、それぞれ1本の作品と見れば全作とも高い水準の作品だと個人的には思いますね。
お決まりのオープニング、お決まりのお色気シーンに大物歌手を起用しての主題歌、大物俳優による敵役などなど・・・いつも同じような設定にお決まりの展開・・・それが007のいいとこでもありますね。


007シリーズでいつも楽しみなのがジョン・バリーの名曲に乗ってオープニングの銃口の中からボンドが歩いてきて、ピストルを撃つ御馴染みのカット!
これがないと007は始まりませんね。
そして短いアクションシーンからタイトルバックに移行する御馴染みのワンパターン・・・未だに続いてますね。
この辺のパターンが根付きだすのがこの作品あたりからだったでしょうか?

冒頭でいきなりジェームス・ボンドが殺し屋グラントの手にかかって殺されるシーンから始るが、多分当時としては衝撃的だったでしょうね。
勿論、これは演習で仮面を外せばショーンコネリーとは似ても似つかないヒゲ親父が出てくるんですが、後にこのパターンはシリーズ中にもしばしば登場しますね
このシーンの後に続くタイトルバックですが、これも毎回楽しみにしていますが、この映画ではタイトルの文字やキャストやスタッフ名がダンスを踊る女体の体に投影され、女体がクネクネ動くたびに文字も波打つように動く・・・女体に波打つ文字のサイケデリックな色彩はさすが60年代の匂いがしますよね。
そのバックに流れるのがジョン・バリー編曲によるインスト版「ロシアより愛をこめて」のテーマ!
もうこれはメチャかっこいいですね~ ♪ダカダカダダカダカダッ~!で始るイントロからアップテンポながらムーディなメロディ・・・名曲中の名曲ですね
もちろんラストシーンで流れるマット・モンローの歌う「ロシアより愛をこめて」のシリーズ中ムード満点のバラードは最高傑作ですね。
ゴンドラでダニエラ・ビアンキとショーン・コネリーのラブシーンで流れるこの歌が子供心に印象に残ったもんでしたよ。

そのボンドガールのダニエラ・ビアンキもシリーズ史上もっともベッピンさんなんではないかな?
品の有る風貌はまさにこのシリーズのヒロインにピッタリですよ。
最近の007シリーズと昔の作品とはヒロインの雰囲気が全然違いますね。
この辺でも時代の違いが感じられて興味深いと思いますね

もう一人この作品で印象深く忘れては行けないのが殺し屋グランドを演じたロバートショーですね
頑丈な肉体と冷徹な性格のグランド役はまさに彼にピッタリのはまり役です。
後にジョーズことリチャードキールが殺し屋として出てきますが 怖いと言うより愛嬌のある印象が強かったが このグランドは妥協や情けの無い所を見てもボンドに取っても最強だったかも?クライマックスのオリエント急行での対決シーンはシリーズ屈指の名場面と言われてます(「私を愛したスパイ」でボンドとジョーズでこの場面を再現してたね)
ま~最強と言うわりにはアッサリ決着着くけど・・・

序盤のスパイ合戦のような英国とソ連、そしてスペクターとのやり取りが静の部分だとすれば中盤から後半にかけての銀行爆破からオリエント急行での格闘、ヘリコプターの襲撃、そしてボートチェイス・・・この辺のアクションの連続は動の部分と言えるでしょうね。

開巻からラストまでテンポよくドンドンと画面に引き込まれるのはテレンスヤング監督の演出も大きいだろうが、出演者の芝居、そして画面をさらに盛り立てるジョン・バリーによるスコア(毎回定番的に使用される「ジェームス・ボンドのテーマ」と「007」が実に効果的に使われてますね)など映画に必要な色んな要素が合致した活劇映画のお手本のような映画といっても過言ではないでいしょう。

単にアクションだけでなく御馴染みのお色気シーンやコミカルなMrsマネペニーとのやりとりなどもこのシリーズの見所ですね。
特にマネペニーに渡す写真にペンで「ロシアより愛をこめて」と書く場面何か粋ですね~
帽子を投げて帽子掛けに架ける場面と並んで印象的です。

そしてQが調達する秘密兵器も毎回楽しみですが、この作品では何といっても万能アタッシュケースにつきますね。
開け方によってはガスを噴出す危険なアタッシュケースですが、グラントとの対決シーンに重要に使われていますね。
組み立て式のライフルも重要な場面で活躍するしね。

後に語り継がれる名場面も多いのも名画の条件かも知れないですね。
オリエント急行での対決と並んで有名なのが、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」にヒントを得たと言うヘリコプターの場面もこの作品を語る上では外せないですね
岩場に隠れてQ調達の組み立てライフルで撃ち落とすんだが この場面も「私を愛したスパイ」での海中のロータスエスプリからミサイルでヘリを撃ち落とす場面と被るんですね~
この作品は後のボンドシリーズのお手本になった作品かも知れないですね。
そう行った意味ではこの「ロシアより愛をこめて」は007ビギナーの人に
は最初に見てほしい作品だと思います。
第一作の「ドクターノオ」よりもこちらの方が後の007シリーズの原点と言えるのではないでしょうか?

今回発売されたDVDには初の日本語吹き替え版が収録されてますが、当然ショーンコネリー=ボンドは若山弦蔵氏!
それだけでもこのDVDは買った価値があると思いますけど、ただ昔の吹き替え音源を使用してるのでなく新録音による吹き替えの為、子供の頃聞いた声よりは声が太いように感じ、声に年齢を感じてしまいました・・・贅沢言ったらいかんけどね~
ちなみにロジャー・ムーアは当然ながら広川太一郎氏・・・昔の吹き替えで見れるのは嬉しいですね。
やはりイメージがありますからね~ イメージと言えばこれまでボンド役は6人演じてますけど、私はやはりロジャー・ムーアのボンドがいいですね。
物心着いた頃はすでに当時は「黄金銃を持つ男」でボンドやってましたからね。
あのピストルを胸元で構えて正面向いてるポスターが007=ジェームス・ボンドの私のイメージですね。

日本初公開時のタイトルは「007 危機一髪」・・・映画宣伝部に居た水野晴郎氏がつけた邦題だそうですが、うまいネーミングだと思いますね。
改めて見てなるほど~と思いました。
でも原題の「ロシアより愛をこめて」の方が個人的には好きかな~

この作品のパンフレットがほしいですね~ ヤフオクなんかで出るかも知れないけど高価だしな・・・偶然入った古本屋で¥800ぐらいで売ってたら一番理想だけどね


(1963年 イギリス映画 115分 ビスタサイズ)

007 アルティメット・コレクション BOX を購入!

2006-12-19 01:22:54 | 映画の話題
ついにここまでDVDコレクションも来たか・・・
アタッシュケース型のBOX・・・というより完全なアタッシュケースですね。
そこに007の作品20作(各2枚組み)と特典ディスク1点の計41枚組みの凄いBOX!
勿論、値段もアルティメット級の¥65000-!
まぁ 私はアマゾンでもう少し安く買いましたが・・・高いですね20作もあるとね~
しかも007シリーズは現在進行形!20作といっても現実的に21作目の「カジノロワイヤル」はただいま公開中・・・ということはこれで007シリーズが全部揃ったわけでなく、これからもシリーズは続くであろう
と言うことはいつかまた例えば25作収録BOXとか出るんやろうね~
キリがないね~ スターウォーズとか寅さんなら一応シリーズは終わってるから揃えれるだろうけど、まだ続くのはコレクター泣かせやね~

グルメスポットvol.1 「やまちゃん」(たこ焼き)

2006-12-19 00:58:51 | グルメ
近鉄南大阪線阿部野橋駅下車 南側出口スグ

近鉄阿部野橋駅のスグ裏にあるお店で、とにかく連日行列が絶えない(たまに絶えるか・・)たこ焼きやさん!
スグ裏が阿倍野のファッション発信元とも言うべき「阿倍野HOOP」があり、客層は学生、カップルが多くて夜や土日などは道路沿いに座り込んで食べてる若者で溢れかえってます(これは迷惑やね)
何もつけずに食べるノーマルが基本形のようですがダシにこだわりを持ち色んな具材がダシに入ってます(バナナとか)
でも私は少し油っぽさを感じるんですが・・・歳かな?

たこ焼き10個¥350~より

大阪のグルメ雑誌なんかには良く出てます。


画像は行列の多い本店から徒歩数十秒の所にある比較的空いてる2号店です。