MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.089 「バタリアン4」 (2005年 米 90分 ビスタ)

2006-09-11 00:15:59 | 2006年劇場鑑賞
監督 エロリー・エルカイェム
出演 ピーター・コヨーテ
    エイミー=リン・チャドウィック
    ジャナ・クレイマー



1985年に公開されたコミカルなゾンビ映画「バタリアン」の久々の最新作の登場です。
1作目は折りしもレンタルビデオが世間に広まり、それに伴うホラー映画ブームの影響で大ヒット!
しかもこの映画のタイトルをもじって{オバタリアン}という流行語もまでも生み出すことにもなる社会的にも影響を与えた作品・・・とは言いすぎか?

それもでのジョージ・A・ロメロのゾンビとは一線を画す、ユニークなキャラは怖さと言うよりコミカルなモンスターて言う感じで、バタリアン=怖い映画ていう概念はあまり感じられないですな。
でも結構個人的にはこの「バタリアン」は好きな映画ではあります。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のパロディ的な感じの作品でしたが、コミカルな作風の中にも流行りのスプラッターシーンがふんだん盛り込まれ{その筋}のファンも喜ばせたもんでした・・・あくまでも1作目はね・・・

ホラー映画ほど続編に期待できないジャンルもないかも知れないですが、その癖やたらシリーズ物が多いのも事実です。
この「バタリアン」も「バタリアン2」「バタリアン・リターンズ」と3作品製作されたがどんどんレベルが落ちたのは言うまでもない。

そして二十年ほどの時が過ぎ、何を思ってかのシリーズ最新作第4弾の登場!しかもパート5と同時製作でという無茶なことを・・・

(あらすじ)

大企業ハイブラテック社は、ゾンビ発生事故をたびたび起こしながらも廃棄された化学兵器を密かに回収し、ゾンビを生物兵器として利用する実験を行っていた。高校生ジュリアン(ジョン・キーフ)は、ある日バイク事故で負傷した友人がその実験台に誘拐されたことを知る。彼を救出すべく同社に潜入した高校生一行に、ゾンビの大群が襲いかかる。

有名俳優はピーター・コヨーテだけで後は若手俳優を使っての80年代スタイルのホラー映画の趣き。
迫り来るゾンビたちはクラシックなスタイルで、オバンバやハーゲンタフのような個性的なキャラは出てこず(最後に変なのが出てくるが)純正ゾンビが中心なのは良しとしましょうか。
しかも今回は他のゾンビ映画同様に頭を攻撃されると死ぬというオーソドックスなゾンビ。
ただゾンビとしては云わばザコキャラが大挙出てるだけでイマイチ少しインパクトが弱いと感じます。
脳みそを食べる場面も同じような描写ばかりで変化に乏しく、全体的にショボイ印象です
期待はしてなかったけど、純正ゾンビの回帰でやや無意識に期待した自分が甘かった!
アメリカではビデオスルーだったていう噂もうなずける。
パート5はますますダメやろな~



★★ 2006.9.8(金) 天六ユウラク座 23:50 中央通路前