MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.090 「機械じかけの小児病棟」 (2005年 スペイン 102分 シネスコ)

2006-09-12 00:16:18 | 2006年劇場鑑賞
監督 ジャウマ・バラゲロ
出演 キャリスタ・フロックハート
    リチャード・ロクスバーグ
    エレナ・アナヤ


「アリーMYラブ」ていう有名なアメリカのドラマがありましたが、実は私は一度も見たことありません。
勿論、存在は知ってましたよ・・・ダンシングベイビーは有名だったしね~
そのアリー役を演じて人気者になったキャリスタ・フロックハート主演の本格ホラー映画がこの「機械じかけの小児病棟」です。

(あらすじ) 

エイミー(キャリスタ・フロックハート)は、イギリスのワイト島にある閉院間近の小児病院に夜勤看護士として雇われる。同僚のヘレン(エレナ・アラヤ)と交代し、彼女は勤務についたが、初日の夜に大きな物音を聞く。患者のマギー(ヤスミン・マーフィー)は、シャーロットという霊の存在を彼女に打ち明けるが……。

正直、この映画は私は完全にノーマークでございまして、天六シネ5ビルの入り口に張られたポスターでこの映画の存在をしりました。
でも・・・知らない人がほとんどだろうと思いますがね

おどろおどろしいポスターのデザインもさることながら、邦題がイカすじゃないですか。
嫌がうえにも期待してしまいます!

開巻早々に船で島に着いたエイミーを向かえの者が車に乗せてストーリーの舞台になる病院へ連れて行く場面で空撮で走る車を追いかるショットは中々ホラー映画の雰囲気が感じられて好印象ですね。
地味に押さえた音楽も70年代の恐怖映画の雰囲気が出てました。

閉鎖寸前の昔からあるような薄汚れた病院は恐怖映画の舞台としては実に効果的で、ここらはクラシカルなゴシックホラーの雰囲気を駆り立ててくれます。
病院という生と死が交差する場所が持つ独特の雰囲気は決して居心地の良い場所ではないけど、それが古い建物で夜の病院となると怖さは倍層ですね。
子供が感じるシャーロットいう名の亡霊の存在が主人公のエイミー同様に見てる観客までもが疑心暗鬼になり夜の病院の持つ独特の怖さに引き込まれて行きます。

ただ中盤あたりがどうも淡々として少しシンドイのが残念ですね。
不気味なムードは良いんだけど、少し長く感じられましたね~ 102分でなく90分程度なら調度良かったように思います。

出てくる幽霊は結構気色悪くインパクトあるし、悲しい物語の中にじんわりと来る後味の良さなど、非凡な恐怖映画だっただけに・・・途中残念だったな~



★★★ 2006.9.9(土) ホクテンザ1 23:30 6列目中央