日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

3.11

2014-03-11 07:09:49 | 日記
今年も3月11日がやってきました。

あの日を境に、日本の社会が大きく変わりました。日本全体で東北の復興を支えよう、というところから、原発の問題、電力問題、災害に対する備えなど、それまであまり意識してこなかったことが次々と意識され、変わっていきました。



僕は私立高校で働いているため、土曜日も出勤です。ようやく東北にボランティアに行けたのが8月に入ってからでした。行きは車中泊、現地で一泊して次の夜帰ってくるツアーに参加して、南三陸町と東松島へ行きました。南三陸の防災対策庁舎です。津波被害のランドマーク的扱いを受けていたこの建物も、保存か解体かで現在話し合いがもたれています。



この時は、避難所の草取り、引っ越しの手伝い、がれきの撤去などをしました。南三陸も東松島もどこもかしこもこんな状態でした。がれきを片付けていると、いやおうなしにそこに暮らしていた人の生活がしのばれてたまらない気持ちになりました。



最後に連れて行って貰った、東松島市立第二成瀬中学校です。あの日ここでは卒業式が行われ、震災時には祝賀会のため生徒や教職員は近くのホテルにいてほとんどが無事だったそうです。卒業式の時のままの体育館にこんなに大きな木が流れ込んでいます。中学の間近に海岸がありました。

あれからもう3年です。あの年に入学してきた生徒達はこの春卒業していきました。僕たちにできることは、震災の記憶を心に刻んで風化させないことだと思います。

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