日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

のぼうの城

2012-11-04 07:35:56 | 映画
映画「のぼうの城」を見ました。



以前、小田原城を見に行ったときにも紹介しましたが、映画が公開されたので、さっそく見てきました。
秀吉が全国制覇に向けて、小田原攻めをしたときに、関東で唯一秀吉型に屈しなかった忍城を舞台にした映画です。ほぼ史実に基づいているというから驚きです。

この映画は、500名で守る城を2万の軍勢が攻めて、500が勝つというカタルシスがあります。日本人に限らないと思いますが、判官贔屓の痛快さがまずあります。



主人公ののぼう様こと、成田長親が魅力的に描かれています。主人公自らトリックスターでばかもので失敗ばかりしています。でも、だからこそ農民たちから愛される存在です。野村萬斎以外に演じる人はいないだろうと思いました。

脇役人もばっちりのキャスティングです。テルマエロマエでハドリアヌスだった市村正親がここでは豊臣秀吉として出てきました。相変わらずお風呂に入っているのには笑いました。



個人的には、長束正家を演じた平岳大が、いい味を出していて気に入りました。若い頃の桑名正博にそっくりだなと思いました。

映画としてのできがとってもいいです。間違いなく楽しめます。原作とほとんど同じなので、映画を見た人は本は読まなくてもいいと思います。おすすめです。
コメント
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