kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

国立国際美術館「日本・オーストリア外交樹立150周年記念 クリムト展」

2019年09月16日 | 美術館・博物館
国立国際美術館前

会 期:2019年8月27日(火)~12月8日(日)
休館日:毎週月曜日(9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館、翌日休館)


会場:国立国際美術館
住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55 


グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)は、19世紀末ウィーンを代表する画家です。


愛の画家クリムトの女神”エミーリエ”

ここだけは撮影可! (^^♪

クリムトの絵というと金色の絵、というイメージがあります。
この作風になった背景には、一人の女性の存在があったそうです。


弟の結婚を機に、クリムトは一人の女性と出会います。
それが、弟の妻の姉がエミーリエでした。

毎年、夏になるとエミーリエの別荘で一緒に過ごすようになり
二人は恋人同士でしたが、クリムトがエミーリエを尊敬するあまり
プラトニックな関係だったそうです。


ある夏、クリムトは制作に行き詰り、絵が描けない日々が続きました。

画家にとって一番辛い時に、彼を救ったのはエミーリエでした。
エミーリエはクリムトのアトリエに入り・・・
手つかずの真っ白なキャンパスにそっと金箔を貼ったのです。


そしてクリムトは代表作「接吻」を描きます。

グスタフ・クリムト(1862-1918)の代表作 「接吻」

残念ながら、私の大好きな作品「接吻」は展示されていませんが
他の作品からグスタフ・クリムトの「接吻」を感じてきました。(^^ゞ
(これは大塚国際美術館で撮った写真の一枚です。2014年)

大好きな作品「接吻」は
クリムト自身とその恋人のエミーリエ・フレーゲをモデルにしたといわれ
キスを交わしている男と女の二人がいるのは、黄金に輝く花園です。。。

クリムトは、1862年にオーストリア・ウィーン郊外の金細工師の家に生まれ
工芸美術学校で絵やデザインを学んだ後、装飾の職人として人生のスタートを
切りますが、建築ラッシュが下火になると画家へと転身しました。

「接吻」以降、クリムトの絵からは徐々に金という色が消えていき
1918年に、クリムトは病に倒れます。
彼が最後に残した言葉は 『エミーリエを呼んでくれ』 56歳の生涯でした。
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