黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『Arlnoah1 僕のつくった怪物』乙一(集英社)

2013-08-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
父は既に亡く、母と三人で暮らしているアシュヴィ兄弟…兄・アールと弟・グレイ。
学校でいじめられていた、グレイを助けようとしたアールもまたいじめられるようになり、ふたりにとって灰色の毎日。
そんなある日、父の部屋で、「アークノア」という絵本を見つけた兄弟。図書館職員のおばさんによると、それにまつわる怖いうわさがあるという曰くつきの本だという。
その後、町でいじめっこたちに出くわしたふたりは追われ屋敷に隠れるが、開けてはいけないとかかれた扉をあけた途端、水に押し流されてしまう。気がつくとふたりは見知らぬ世界に。
助けてくれたキーマン曰く、そこはアークノアだという。
その世界は創造主によってデザインされた世界で、異邦人の登場により怪物が出現するらしい。そんなことから身柄をアークノア災害特別対策本部に引き渡されることに。
そこで待ち受けていたのは、リゼ・リプトンという少女……ハンマーガールという異名で皆に恐れられいる存在……と、犬頭のカンヤム・カンニャム。
やがてグレイを親とする怪物…大猿が出現し、大暴れをはじめてしまう……

不思議な世界に飛ばされてしまった兄弟のお話。ジュブナイル。
アールの方の怪物を次の巻で倒したらおしまい、とはならないですよね、、、きっと。
どのくらい続くお話なのか、気になります…。

<13/8/12,13>

引き続きのお茶@チンクエミーラ

2013-08-11 | おでかけ
 ともみさんは先に帰られ、3人でもうちょっと話しましょうということになり、あれこれ悩んだ末、結局同じ通りの並びにあるこちらのお店で。



 ケーキセット。
 この日のケーキは、チョコチーズケーキ(&マロンのアイス、桃)でした。

 時間帯的にすいていたのか、ゆっくりまったりとお話できました~♪

ちゃちゃさんたちとランチ@エピュイレシェーズ

2013-08-11 | おでかけ
 帰省されていたちゃちゃさん、ともみさん、華さんとエピュイレシェーズでランチをしてきました♪
 ラ・ターブルにパンは買いに行っていたけれど、何げに食事は初!
 




 プレートはお野菜いっぱい。
 パンも沢山食べたのでお腹いっぱいでした。

 皆さんからお土産をいただきました。ありがとうございます~。



『人外境ロマンス』北山猛邦(角川書店)

2013-08-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
大学のエレベーターで出会った、ハーフのような中性的な青年に一目惚れしたわたし。キュウと名乗るその彼とケーキを食べに行く関係にはなったのだけれど、ある日、彼がいつも持ち歩いているヴィオラのケースの中にクロスボウが入っているのを目撃してしまう。彼は殺し屋なのか……“かわいい狙撃手”、
隣のクラスにレイコという転校生が来た。そんな彼女に既視感を覚える僕。
幼い頃、出かけた山の別荘で出会った少女に似ていたのだ。しかしその少女は既に火事で亡くなってしまったらしい。
その態度の冷淡さから、次第にクラスから阻害されはじめたレイコ。そんな彼女がクラスメイトが見張る倉庫から忽然と姿を消すという事件が起き……“つめたい転校生”、
大学の夏休み、東北の旅館・睡蓮荘で泊まり込みのアルバイトをすることにした弓子。そんな彼女は、一年前に幼なじみの恋人を亡くし、心が死んだようになっていた。
旅館では、うるさい相方の青年シオネとの仕事に追われる弓子だったが、そこでシオネと同じ顔ながら雰囲気の違う男性ハルに出会う。シオネの双子の兄だという。ここに来てから悪夢を見なかったかと問われるが……“うるさい双子”、
亡くなった新人漫画家の代わりに採用された、売れない漫画家の俺。そんな中、同じマンションでおかしなものを見たらしい住人が亡くなったと妻が聞いてきた。そんな「見たら死ぬ」という言葉が、俺の記憶を静かに呼び覚ます。
思えば、高校時代のクラスメイトや嫌みな上司など周囲に死者が多い俺には、その心当たりがあった。
それは、小学校の夏休み。祖父が暮らす田舎で遭遇した<くねくね>という存在で……“いとしいくねくね”、
二週間前に発生した先端科学技術大学の教授殺しの件に関わっている、車井警部。
そこへ目撃者だと持ち込まれたのは、人ではなく一株の薔薇・アンブリッジだった。ひょんなことからその薔薇と意思の疎通がはかれるようになった警部は、その薔薇と共に事件の捜査をすることに……“はかない薔薇”、
古い洋館で聴いたピアノの音。弾いていたのは、青白い顔をした青年で、彼が何者か気になるわたし。
そんな彼が弾いていたのは、聞き覚えのあるメロディだが思い出せず、たびたび洋館に調べにいくようになる。
そんなある日、ゲームセンターで件の青年に出会ったわたしは……“ちいさいピアニスト”の6編収録の短編集。

それぞれに、ちょっと不思議な“人外”とのロマンスを描いたお話。
相手が相手だけに(笑)ちょっと切なくもありますが、どこかほのぼのテイストで、楽しい一冊でした。

<13/8/10>

『死神の浮力』伊坂幸太郎(文藝春秋)

2013-08-09 | 読了本(小説、エッセイ等)
対象者である人間に近づき、一週間観察、その死の可否を判定する役目を追う死神。
その死神である千葉の今回の対象者となったのは、小説家の山野辺遼。
自分の10歳の愛娘を本城崇というサイコパスに殺害されてしまった。だが逮捕された本城は、一審で無罪の判決を受け、釈放。娘の敵を討とうと考えている夫妻は、その周囲で機会を狙う。
だが、せっかくのチャンスを千葉の所為でふいにした後、“25人に1人の良心を持たない人間”である本城は逆に彼らの弄ぶような行動に出……

『死神の精度』の続編の長編。
娘の復讐の機会を狙う夫婦と、サイコパスの犯人の攻防。その陰で死の判定を(形式的な)するため観察する千葉の存在の空気読めなさ加減が絶妙。
ラストがうまいです♪

<13/8/7~9>

『家と庭と犬とねこ』石井桃子(河出書房新社)

2013-08-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
戦争で大切なひとたちを亡くした石井は、百姓をしたいと思い立ち、工場で知り合い意気投合したKさん(狩野さん)の郷里である宮城で共に土地を借り、農業に勤しむことを決める。折しも最初の一鍬をおろしたのは1945年8月15日のことであった…そんな宮城での生活のほか、戦後まもない頃の日常、暮らしぶりなどを綴ったエッセイ。

プーさんの翻訳などで知られている石井さんのエッセイ集。
ちょっと内容が重複している部分もありますが、戦後まもなく友人と農業に関わったり牛を飼ったりされた経験談や、飼った犬や猫のことなどについて書かれています。淡々と綴られながらも、どこか芯の通った性格が伝わる感じが良いですね。
個人的には、猫のキヌにまつわるエピソードが好きです♪

<13/8/5,6>

『神様が殺してくれる』森博嗣(幻冬舎)

2013-08-04 | 読了本(小説、エッセイ等)
パリで往年の大女優イザベル・モントロンが絞殺された。両手首を縛られ現場で拘束されていた重要参考人の青年リオン・シャレットは「神様が殺した」と警察で証言。彼は同時に、その神の名前として僕……レナルド・アンペールの名を挙げたという。四つ下であるリオンとは大学寮の二人部屋でルームメイトだった。並外れた美しさで多くの人を幻惑する存在ではあったが、特に親しいわけではなく、レナルドには身に覚えは全くないし、卒業以来2年半、一度も会っていないのに。
直後、リオンに面会に行き久々に言葉を交わしたものの、なんの手がかりもないまま事件はうやむやに。
その後レナルドは、婚約者であったミシェルと結婚。インターポール(国際刑事警察機構)に勤務し、幸せな日々を過ごしていたが、ミラノで有名ピアニストジャンニ・ピッコが絞殺された事件の現場に、またもやリオンがおり、先の一件との関連性が指摘されたことから再び事件に関わることに。
最初の事件を担当したリールの刑事テモアンら現地の警察と連携しながら、独自に捜査を始めるが……

美青年に翻弄される(というとちょっと違う意味になりそう…/笑)人々の関わることになった事件を描いた話。
表紙の人物もとても魅力的で、すごく作品の雰囲気が表されてますね~。

<13/8/1,4>

マカロン・その9@アルデュール

2013-08-02 | スイーツ




 ショコラアメール、ポムアールグレイ、マンゴーフロマージュ、マンゴーとカカオ、マロングラッセの5種。
 ポム~はアールグレイ風味のマカロンにりんご風味のクリーム、マンゴーフロマージュはマンゴーのジャムとクリームチーズが中に、マンゴーとカカオはマンゴー風味のクリームで、マカロンの上にカカオニブ、マロングラッセは栗がちょっと入ってるっぽいです。
 
 アルデュール:福岡 ※(東京駅内)グランスタで購入。