黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『神様が殺してくれる』森博嗣(幻冬舎)

2013-08-04 | 読了本(小説、エッセイ等)
パリで往年の大女優イザベル・モントロンが絞殺された。両手首を縛られ現場で拘束されていた重要参考人の青年リオン・シャレットは「神様が殺した」と警察で証言。彼は同時に、その神の名前として僕……レナルド・アンペールの名を挙げたという。四つ下であるリオンとは大学寮の二人部屋でルームメイトだった。並外れた美しさで多くの人を幻惑する存在ではあったが、特に親しいわけではなく、レナルドには身に覚えは全くないし、卒業以来2年半、一度も会っていないのに。
直後、リオンに面会に行き久々に言葉を交わしたものの、なんの手がかりもないまま事件はうやむやに。
その後レナルドは、婚約者であったミシェルと結婚。インターポール(国際刑事警察機構)に勤務し、幸せな日々を過ごしていたが、ミラノで有名ピアニストジャンニ・ピッコが絞殺された事件の現場に、またもやリオンがおり、先の一件との関連性が指摘されたことから再び事件に関わることに。
最初の事件を担当したリールの刑事テモアンら現地の警察と連携しながら、独自に捜査を始めるが……

美青年に翻弄される(というとちょっと違う意味になりそう…/笑)人々の関わることになった事件を描いた話。
表紙の人物もとても魅力的で、すごく作品の雰囲気が表されてますね~。

<13/8/1,4>