黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『娘の結婚』小路幸也(祥伝社)

2013-08-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
デパートで働く國枝孝彦は、娘の実希が9歳のときに、妻の佳実を交通事故で失って以来、17年間、娘と二人暮らし。
その実希もそろそろ結婚を考えている相手がいるという。相手は、妻が亡くなるまで住んでいたマンション・ロイヤルハイツで隣に住んでいた古市家…敏之、景子夫妻の息子・真だという。
実希の幼馴染でもある彼は、性格も勤め先も申し分なく、結婚に反対する気持ちはなかったが、ただひとつ気がかりなのはその母の景子のことだった。かつて佳実と折り合いが悪かったらしいと、同じマンションの住人からいわれたことがあったのだ。
國枝は、友人の柴山や、かつての恋人であった片岡綾乃に相談しつつ、その真相について調べてみることにしたのだが……

タイトル通り、娘の結婚に際し、心配の種を取り除きたいと考えた父親を中心に描かれた家族小説。
事件らしい事件は起こりませんが、こういうヒト(無自覚にトラブルメーカーになるような)は結構いるのかも知れず;

<13/8/26,27>