黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

桜饅頭@米百俵本舗

2008-04-14 | スイーツ
 ほんのり桜風味のお饅頭。山芋を使っていて、もっちりしっとりした皮で、ほんのり塩味の餡を包んでいます。
 上に桜の塩漬けが載っていて、周りに氷餅?(オブラートの細かいやつみたいな)がまぶされています。

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 米百俵本舗:新潟(長岡)

 主に和菓子、時々洋菓子っぽいものも扱っているお店。
 店の前は何度となく通っていたのですが(ちょー駅前なので)、何となく寄りそびれてました;
 以前は確か樋口屋さんでしたが、いつの間にか看板商品である『米百俵』(米俵型の落雁)の名のつく、この店名に改名?
 ちなみに“米百俵”は、もらった米百俵をすぐに食べてしまわないで、将来の為に役立てるべく学校を作ったという長岡藩のエピソードにちなんでいます。

『ナンバー9ドリーム』デイヴィッド・ミッチェル(新潮社)

2008-04-14 | 読了本(小説、エッセイ等)
屋久島から上京した20歳の青年・三宅詠爾。
父の愛人だった母は詠爾と双子の姉・安寿を故郷・屋久島に残して姿を消し、詠爾たちは祖母に育てられたが、安寿は彼がまだ少年であった頃、サッカーの試合で島を離れている間に、海で溺死していた。そんな彼が上京した目的は、見知らぬ実の父親にひとめ会うこと。
上野駅の遺失物保管所で働きつつ、手がかりである父の弁護士らしい加藤明子という女性に接触を試みるも、なかなかうまく行かない。
そんな彼は、ひょんなことからセレブな男・大門柚子と知り合いになり、その関係でヤクザからひどい目にあったり、ウェイトレスとして喫茶店でバイトしながら音楽の勉強をしている、今城愛と知り合ったりして……

イギリス人作家の方が書かれた、日本を舞台にしたお話。
基本的には、詠爾が父親を探す話なのですが、合間合間に、妄想が入ったり、事件に巻き込まれたり、作中作があったり、戦時中の回天の隊員の手記があったりと、バラエティに富んだテイストが盛り込まれています……その分厚いですが(笑)。
最終章の意味は、いろんな風に解釈できそうですが、はたして……。

<08/4/13,14>