20世紀初頭のロシア・ウクライナ地方。ミハイロフカ。ひょんなことから土地を手に入れ、裕福になった父と、キエフからやってきた母の元に生まれた次男として生まれたヴァシリ(ヴァーシャ)。兄を溺愛し土地に馴染むことがなかった母からは放置されて育ち、それなりの学力を持ちながらも学校で問題を起こし、ミハイロフカへと戻ってきた彼は、やがてロシア革命の時代の変革の余波を受け、安定した環境を無くし、暴力と略奪の渦の中へと身を投じてゆく……
激動のロシアにあって略奪と殺戮の中で生きていく少年・ヴァシリの一生を描いた作品。
共感を呼ぶとか、感情移入するとかいう生易しいモノを拒否するような物語の書かれ方に、圧倒的な力を感じました。
……ちょー個人的に、作中で使われている方言が、うち近辺で使われている言葉なところに大爆笑(佐藤さんはお隣の市の出身の方なので…)。
<08/4/20>
激動のロシアにあって略奪と殺戮の中で生きていく少年・ヴァシリの一生を描いた作品。
共感を呼ぶとか、感情移入するとかいう生易しいモノを拒否するような物語の書かれ方に、圧倒的な力を感じました。
……ちょー個人的に、作中で使われている方言が、うち近辺で使われている言葉なところに大爆笑(佐藤さんはお隣の市の出身の方なので…)。
<08/4/20>