黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

マカロン・その3@渡六

2008-04-12 | スイーツ
 手前の2つが新作(奥のは、前も食べた季節限定の塩キャラメル)。
 ダージリンとチョコレート、パッションフルーツとチョコレートです。
 前者は、マカロン生地に茶葉が入っていて、間に挟まれているのはミルクチョコレート、後者は、マカロン生地がパッションフルーツ風味で、間のチョコレートはビター?

 渡六:新潟(五泉)

『深泥丘奇談』綾辻行人(メディアファクトリー)

2008-04-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
4月下旬、ミステリ作家である“私”は、突然ひどい眩暈に見舞われ、深泥丘病院に駆け込む。大きな異常はないものの、検査のために入院する事に。その病室で、ちちちという奇妙な声で目を覚まし……『顔』、
深泥丘の向こうの町外れに、Q電鉄の如呂塚線という鉄道が通っている事を知る。妻によれば、この路線にはたまに珍しいものが通るということで鉄道マニアには知られているという。丘を訪れた私はそこであるものに遭遇する……『丘の向こう』、
書斎の整理の際に見つかった昔の写真。そこに写っているのは、4歳頃の自分。黒鷺川にかかる橋の下に奇妙な影が並んでいることに気づく。妻に見せると、“あれ”ではないかという。梅雨の雨が3週間近く続いた。40年ぶりだというその長雨と水害の話を病院の石倉医師から聞いた私だったが……『長引く雨』
11月中旬。黒鷺川の支流である深蔭川で水死体が発見された。第一発見者は私。顔に奇妙な線の引かれたその水死体である女性に見覚えがあった。井上奈緒美というその女性は*****に取り憑かれていた為、宝月清比古という霊能力者により悪魔祓いが行われて、私はその場んい立ち会っていたのだが……『悪霊憑き』、
正月早々、以前に治療した虫歯が痛み出した私は、深泥丘病院に新設された歯科へ。その歯を治療したのはいつかと問われた私は、7年前、妻の郷里である猫目島でのことを思い出していた……『サムザムシ』、
如呂塚遺跡の見物に出かけた妻が買ってきた遺跡発掘キット……そこから私が掘り出したのは何故か、古びた鍵だった。そんな私は、幼い頃、父方の祖父に扉を開けるなといわれた時の夢をみて……『開けるな』、
8月16日は、この町の伝統行事・五山の送り火…町を取り囲んだ峰々のうち5つの山肌に、炎で巨大な文字や図形が描かれる…が行われる日である。私は、深泥丘病院の石倉医師に誘われ、送り火を見る為に、病院の屋上へと向かう。聞こえてきた話によると、今夜は何年かに1度しかないという六山の送り火になるらしい……『六山の夜』、
深泥森神社の秋祭りの夜、病院で有志による<奇術の夕べ>が開かれた。普段は出てこない、超高齢の会長先生まで登場。そこに石倉医師に誘われて妻と共に見に行った私だったが、舞台に上がって手伝いをすることになり……『深泥丘魔術団』、
このところ、夜中になると動物のような奇妙な鳴き声が聞こえてくる。猿ではないかと推測する妻。しかし……『声』の9編収録の連作短編集。

綾辻さんに似て非なる“私”が体験する不思議な出来事…的なホラー作品。
ストレートに怖い!というよりは、じわじわと気持ち悪さが忍び寄ってくる感じですね。
……でもサムザムシの虫歯治療は壮絶に怖いですけど(笑)。

<08/4/12>