黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

五色だんご@江口だんご

2012-08-25 | スイーツ
 こしあん、抹茶、ごま、しょうゆ、海苔の5種類の串だんごセット。
 何度も行っているのに、何気に食べてなかったかなぁと、今頃買ってみる(笑)。
 弾力のあるおだんごに、それぞれ餡などがからめてあります。
 海苔は、醤油味(甘くない)で、磯辺焼なテイスト。
 ごまは、黒ごまペーストで濃厚。

 江口だんご:新潟(長岡)

『かくも水深き不在』竹本健治(新潮社)

2012-08-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
僕、ポン吉、タカ、ジミー、かっちゃん、フウ太は、古びた洋館の中を探検していた。
ところが仲間たちは、ひとりまたひとりと姿を消し……“鬼ごっこ”、
たまたま観たCMに、恐怖を感じた僕。そこに映っていた、赤い花が咲き乱れる風景の場所を探しあて出かけたのは、静岡県二見市。そこでナオと名乗る女に出会い、その地でかつて秋元由紀という小学生が殺害された事件が起きていたことを知る……“恐い映像”、
憧れていた花屋の店員・三輪江梨香と親しくなり、ごきげんな僕を、妹の紗季がからかう。
そんなある日、江梨香が男と言い争う場面を目撃した僕は、その男がストーカーだと思い込む。その後、再び見かけた男の後をつけ、その正体を探る。AV関係の仕事をしているらしい彼の部屋に何故か紗季の写真を見つけた僕は、自分が服用する糖尿病の薬と男の薬を密かに掏りかえる。
そんな中、紗季が突然結婚すると言い出して……“花の軛”、
有名芸能人・山路ふうまの一人娘、・静夏が、何者かに誘拐され、三億円の身代金を要求する電話が入った。
山路の付き人である兵頭さくらが運ぶように指示され、犯人の言われるがまま動き、事は犯人優位に進む中、突然交渉が中断された。
その後、身代金も娘も無事戻り何事もない。犯人の意図はどこにあったのか……“零点透視の誘拐”、
真っ暗な闇の中。うかびあがった四人の男と、精神科医・天野不巳彦。配られたテキストにちなみ、鬼ごっこ、映像、ハナクビ、ゼロと呼ばれる男たちは、語る……“舞台劇を成立させるのは人でなく照明である”の5編収録。

ある意味、精神科医・天野の事件簿的な連作短編。狂気に満ちた幻想譚。
ホラー風だったり、サスペンス風だったり、いろんなテイストが盛り込まれてて楽しめます。
最後で他4編をまとめる“舞台劇を~”の存在が、竹本さんっぽいなぁとか思ったり(笑)。

<12/8/25>