黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『群青学舎 1』入江亜季(エンターブレイン)

2006-09-08 | 読了本(漫画)
大森少年は、ある日、同級生・山背くんに尻尾が生えていることに気付き……『異界の窓』、
カフェで自分を睨む女性に気付き、近寄るクリス。早速言い寄るが……『とりこの姫』、
パソコンの授業を受ける初等部の生徒たちの間に広まった、女性パソコンイントラクターのノーブラ疑惑。その真偽を確かめようと生徒たちは躍起になるが……『先生、僕は』、
隣国の公爵に、人質の為捕らえられた王女とその従者4人。主人である王女を庇う為、自分が王女であると次々に名乗り出るが……『花と騎士』、
大学院で完成したほれ薬。研究員である2人、春日と都が試すことになるが……『ピンク・チョコレート』、
森に棲む不思議なモノたち。その存在を感じつつ、森を歩む老婆は……『森へ』、
優等生・漣子はだらしない兄の所為で友人・静間にお金を借りてばかり。何とかしたいと思うもののままならず……『白い火(前・中・後)』、
美しいカフェの女給・アルベルティーナ。他の客が自分に夢中な中、ただ一人なびかない教授に苛立ち、振り向かせようと……『アルベルティーナ』の10話収録。

それぞれに、時代も場所も全く違う設定の連作集。三浦しをんさんがWEBエッセイに書かれていたのを見て気になり、読んでみました(笑)。
バラエティに富んだ内容で楽しいですね~。個人的には『とりこの姫』の後日譚と、『異界の窓』『花と騎士』『森へ』あたりが好きかも。
絵を見てようやく気づきましたが、以前ぱふで連載されてた方だったんですね~(そちらの作品は、同時発売のコミックスの方に収録されているようです)。

<06/9/8>

『下北サンデーズ』石田衣良(幻冬舎)

2006-09-08 | 読了本(小説、エッセイ等)
前年の夏、台風の日に観た舞台“スイート・スイサイド”に感動し、大学進学による上京と共に、憧れていた下北沢の小劇団“下北サンデーズ”へと入団した里中ゆいか。
座長で脚本・演出を手がけるあくたがわ翼をはじめとする個性的な劇団員の中で純粋な魅力を放つ彼女の入団をきっかけとして、劇団は着実に成功をおさめてゆく……。

ちょっと内容が軽いというか薄いというか……よくいえばノリが良いというのでしょうが(苦笑)。
せっかく劇団モノならば、『チョコレートコスモス』くらい、舞台の臨場感が欲しいですね~。
テレビで、映像として表現されている分には、その辺は補完されていたのかもしれませんが(……観てなかったので/笑)。

<06/9/8>