Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

PSP3000の次は”2”じゃなくて”go”

2009-05-31 21:18:46 | Thinkings

 正直な話、まだ正式発表前なので本物かどうかは分からないんですが・・・とりあえず”本物っぽい”ので。

 モンスターハンターポータブル2nd Gが社会現象になるくらい馬鹿売れしたPSP。ええ、私もそれを始めるために買いましたよ。発売から一年たってもまだやってます。・・・正確にはしばらく放置していたけれど、WiiのGをやっていたら物足りなくて舞い戻ってきたということなんですが。

 ゲーム機というのは、ポータブル、据え置きにかかわらず、新機種が発売されたときにはすでに次の企画に取りかかっているものです。そんなわけで、2004年12月12日の発売からすでに5年が経過しており、外見は地味に代わったものの、本質的なスペックに変更が無かったPSPの「次の機種」についてはいつ発表されてもおかしくなかったわけです。実際に、2000の時も3000の時も、発表の時は「PSP2?」という憶測が飛び交いました。そして、今度こそ単純なバージョンアップではなく、「次」みたいなのですが・・・なんというか、ちょっと予想の斜め上(下?)かもしれませんね。

新PSPはスライド式の 「PSP Go」、UMD廃止・Bluetooth内蔵 (動画・写真追加) engadget

E3で発表の見込み、とされていた新型 PSPが直前になって流出しました。新モデルの名称はうわさどおり「PSP go」。ボタン類が隠れるスライド式、UMDスロットを搭載しないという点も事前情報そのままです。また本体右上についているのはBluetoothロゴ。流出したQore動画によれば、PSP Goは16GBのストレージを内蔵。またPSP-3000を置き換えるものではなく、当面のあいだは併売されることも確認されました。発売は今年秋の予定。外観は mylo 2にそっくり。

  まず驚きなのが、UMDが無くなるということ。つまり、ソフトの店頭販売を止めてしまうって事か、もしくはメモリスティック形式での販売になると言うことですかね。CDかDVDで販売して、PS3からのダウンロード対応なんていう変化球が飛び出すかもしれませんが。そして、形状は前のフォルムをほぼ完全に捨て去って、同じくSonyが出しているパーソナルコミュニケーター「mylo」にそっくりです。

ちなみに、これがmylo。画像はSonyのページから。PSP goの画像はいろいろと未確定なので、正確なプレスリリースがでるまで控えます。

 PSP3000が併売される言うことは、今まででているUMD資産を一気にフェードアウトさせることを防ぐためでしょう。そして、わざわざ併売と書いたこと、そして2でなくgoである事から、内部ストレージを持っていることとUMDを搭載しないこと以外の基本スペックは現行のPSPに準ずるとも考えられます。つまり、画面の解像度が上がるわけではないし、ポリゴン表示性能も同じ可能性が高いと言うこと。

 これまでのUMD資産を捨て去った新型の登場は、確かに予想外と言うほどではないんですよねえ。すべてダウンロード販売に切り替えて店頭在庫を0にするならば、流通経費も在庫もゼロ。物理的なメディアでの販売ではないので、中古市場も存在しないし、値段もソニーがすべて管理できます。これまで、WiiのショッピングチャンネルやPlaystation Store、iPhoneのApp Storeで「ダウンロード販売でもソフトは売れる」ということは証明されていますから、特段無謀な賭というわけでもないんですよねえ・・・
 ただ、小売店の反発は避けられないでしょうし、今以上にダウンロード販売を根付かせるにはネット環境の整備も進める必要があるでしょうし・・・完全にそちらに切り替えるのはまだ様子見。と言うことで3000の併売があるのですが。将来的に店頭でPSPのゲームが変えなくなるのはちょっと寂しいなあと思いますがね。

 E3は6月2日から開催され、PSP goはそこで正式に発表される予定ですが・・・果たしてどうなる事やら。