意外と早かったかなあ、と言うのが素直な感想です。もちろんWindows 7の発売時期の話ですよ?
元々「2010年」と、アナログ放送の停波よりも一年早い時期に発売が予定されていたWindows 7ですが、予定が半年ほど前倒しされ、2009年の第3から第4四半期に発売されるとか。
Windows 7の2009年内の発売が確定 PC Watch
米Microsoftは11日(現地時間)、Windows 7の年内の出荷がほぼ確実であるとの見通しを明らかにした。
現在、Windows 7は製品候補版が公開され、最終的な検証とそのフィードバックに基づく改善などが行なわれている。同社のスタッフがWindows 7公式ブログで明らかにしたところによると、進捗は順調であり、今後3カ月以内に開発が完了(RTM)し、年末商戦の時期の発売がほぼ確実という。ただし、最重要課題は品質の確保であり、この見通しが崩れる可能性もゼロではないとしている。
なお、価格についてはまだ情報は公開されていない。
もとのソースが短かったため、久々の全文引用です。これまでのβ版やRC版の評価によってだいたいの概要はしれていますので、あくまで販売時期が決まっただけというアナウンスになっています。
ちなみに、元々はマイクロソフトが言い出したことではなく、某台湾のPCメーカーが「プリインストール版が年内に発売できそうだ」と公の場でぽろっと言ってしまったことから、渋々正式なアナウンスを出したと思われます。・・・と、そういう効果を狙ったとも考えられますが、層じゃなかった場合、もうちょっとメーカーに対する情報規制を強化した方が良いと思うんです。iPodの情報がだだ漏れになっているAppleもそうですけどね。
ところで、ちまたで不評のVistaの”最新バージョンでいられた期間”は短かったのでしょうか?歴代のWindowsと比較してみましょう。
発売年 |
バージョン |
次までの年数 |
1992 |
Windows 3.1 |
3 |
1995 |
Windows 95 |
3 |
1998 |
Windows 98 |
1 |
1999 |
Windows 98 SE |
1 |
2000 |
Windows ME |
1 |
2001 |
Windows XP |
6 |
2007 |
Windows Vista |
2 |
2009 |
Windows 7 |
- |
実際には、Vistaは年頭、そして7は年末近くに発売予定ということで、だいたい3年のスパンがとれています。よって、Meを”無かったこと”にすると、XPが例外的に2期任期をつとめただけで、基本的には標準的な流れであったと言えます。むしろ、見るべきは98からMeの流れの様な気が・・・。
実際、この説明は何度もしているんですけれど、やっぱりXPが長く君臨しすぎたせいか、Vistaを「擁護」している私自身、Meのような扱いという印象はぬぐえないのが現実です。前バージョンの方が人気があり、且つ、次期バージョンに大きな期待がかかっているところまでそっくりです。・・・うーん、不憫。最近のハードウェアで使う限りはXPよりも快適だと思うし、次の7はVistaをベースにしているわけで、不評なインターフェイス周りはそんなに大きくは変わらないと思うんですけど・・・やっぱり第一印象は大事って事でしょうか。
さて、これらを踏まえてWindows7はどれくらい”保つ”か。とりあえず3年後が楽しみですね。