とうとうというか、なるべくしてなったと言うか・・・全国で使える「定額の」高速移動体通信が実現します。
KDDI、PC向けデータ定額プランと専用データカード「W05K」を発表 ITmedia
KDDIは11月29日、京セラ製のEV-DO Rev.A対応データカード「W05K」と、専用のPC・PDA向けデータ定額制料金プラン「WINシングル定額」を発表した。端末は12月下旬に発売し、定額プランも同時に提供を開始。2008年2月にはASDL回線をセットしたサービスも提供する。
Wilcomは以前から定額サービスを導入してきましたが、通信速度の点が家庭やフリースポットと比べて乖離してきており、動画どころか、通常のWeb閲覧でもストレスがたまる状況です。
また、Docomoの発表した定額プランも、「Web閲覧に限る」という縛りが付いており、動画などのいわゆるリッチコンテンツには対応していませんでした。
しかしながら、今回KDDIが発表したプランでは、
プロトコルや利用アプリケーションによる制限はなく、YouTubeなどの動画サイトやFTPなども利用できる。
という、まさにブロードバンドという形になっています。
もっとも、回線への負荷を抑えるため、混雑時の速度制限や、大量のデータのやりとりに対する切断なども行うそうなので、本当にそのままという訳ではなさそうですが。詰まるところ、ファイル共有はダメだ、と言うことでしょうかね。
せっかくモバイルノートを買ってみても、ネットが使えるのは家と職場だけ。Wifiが付いているからフリースポットとは思っても、地方はおろか主要都市でも使えるところは本当に限られます。そういう状況がこのプランの登場で少しは緩和されると言うことですね。
金額的には、月に6000円程度からと、Wilcomとそう変わらない金額。Docomoと比べるとずいぶんリーズナブルですね。とは言え、携帯をまるまるもう一つ持つことになるわけですから、今現在家でブロードバンドが謳歌できる人は無理して導入してももったいないとも思いますね。それよりも、固定電話がアパートなどに無く、今までもAirH"などの頼らざるを得なかった人に是非とも使って欲しいサービスではあります。
何より、Winnyは最初から使えないとあきらめられる事で、余計なセキュリティリスクを抑えることも出来ますからね。