Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

Windows Liveサービスを使ってみた

2007-11-10 14:59:18 | PC

 2007年11月8日、Googleに遅れること1年ほどで、とうとうMicrosoftも無料のデスクトップスイートをリリースしました。

 マイクロソフト、無償アプリ・サービス「Windows Live」の正式提供を開始  日経トレンディネット

 マイクロソフトは11月8日、各種アプリケーションとオンライン・サービスで構成する無償サービス「Windows Live」について、正式版の提供を開始した。

 売りとしては、Windowsとの高い親和性。そして、Googleとの最大の差違は、やはりネイティブアプリケーションで、ほとんどの機能が提供されること。そして、それを最大限に生かしているのはWindows Liveメールです。

 Webでの使用を前提としていたGmailに比べ、Windows Liveメールは、ネイティブアプリケーションでの使用を前提としています。そのため、アカウント登録がカスタム化されており、より簡単に設定することが可能となっています。加えて、GmailをはじめとするPopおよびIMAPで設定が可能なメールアカウントを統合できるため、乗り換えと言うよりも、Windows Liveのメールアカウントを”追加”する形で、メールクライアントを乗り換えることになります。

 まあ、実際のところ・・・ThunderBirdの方が見た目シンプルでいいなあ、というのが正直なところですが、Liveのメールアカウントをネイティブで管理できるのはこれだけなんで、とりあえず使おうかな、と。使い勝手としては、ぶっちゃけThunderBirdとたいした違いなんぞ無いので普通と言ったところ。

 それよりも、気になったのはフォトギャラリーとLive Writer。

 Picasaの時系列順でしか管理してくれない融通の気かなさに絶望していた私としては、Windowsフォトギャラリーには心惹かれていました。ちょっと触ってみたところでは、Vista標準のフォトビューワーとそう変わらないな・・・と言ったところ。特に過不足無く、使い勝手も悪くありません。これから使い込んでいって、真価を確かめたいところです。

 もう一つ、Live Writerはブログ投稿用のネイティブアプリです。

 今まで何回も「戻る」ボタンやリンクを押してしまい、書きかけの記事をおじゃんにしてきた私としては、非常に有用なツールに思えます。また、ブラウザではなく独立したアプリケーションであることと、WYSIWYGエディタであることもポイントです。ワープロ感覚でログインの必要なく作業が出来るのは非常に楽ではあります。テキストエディタを使って書くことも出来ますけれど、コピペの手間とリンクなどの挿入が面倒という理由で導入していなかった私としては、渡りに船でした。

 この記事もLive Writerから書いていますけれど・・・やっぱり違和感がありますね。徐々に慣れるといいですが・・・

 結論から言いますと、Windows Liveサービスは、Hotmailと他社のメールアカウントの統合に興味があるか、MSNメッセンジャーを使っているか、Live Writerを必要としているか出なければ、導入の必要はありません。GoogleやYahooなど既存のサービスで満足している方は、現状を無理に変える事は無いでしょう。私は、GoogleデスクトップもGooRSSリーダーも導入していませんでしたから意味があったと思いますけれど、それでも絶対に必要かと言われれば、答えはNO。やはり、これからメッセンジャーなどを始めていこうという人にとって、優しい選択肢が一つ増えましたよ、程度で見ておくのが良さそうです。

とりあえず、Liveのインストールパックダウンロードのページをリンクしておきますので、興味がある方はどうぞ。