先日新型PSPが100万台を突破したニュースが流れていました。発売開始2ヶ月で100万台というのはどうなんだろうか?とも思ったけれど、どうやら初代よりも2週間ほど早い期間での達成だそうです。100万台というマイルストーン的数字はわかりやすいし、「売れてるなあ」というポジティブなイメージを与えるにはちょうど良い数字ですよね。
かつて、初代PSが「いくぜ100万台」というキャッチコピーでCMを打っていたのが懐かしいですが、今のゲーム業界は「100万台を超えるのはむしろ当たり前で通過点」の様な印象を受けますので、時代は変わったものだ、としみじみと思う次第です。
もっとも、据え置きの方はそういうわけにもいかず、一番売れていないXBOX360で40万台、PS3で121万台となっています。当時のPSの競合機種である3DOは普及台数が見つかりませんでしたが、ピピン@が”世界で”4万2千台、PC-FXは・・・40万台も売れてたのか。別の意味で衝撃・・・サターンも500万台以上売れてますので、まだまだこれからなのか、ゲーム業界が細っているのか・・・
そんな中で、着々と覇道を突き進んでいるのが任天堂のNintendo DS。携帯機だと言うこともあるのでしょうが、先日2000万台を突破したとのことです。
ニンテンドーDSが2千万台突破 PS2の2倍の速さで asahi.com
今月25日の時点で、初代のDSが約645万台、DSを軽量化した「ニンテンドーDS Lite」が約1360万台で、合計で約2005万台と大台を突破した。
DSは04年12月2日に発売されてから、まもなく丸3年を迎える。
エンターブレインによると、96年以降で2000万台を超えたゲーム機は、ほかにソニーのプレイステーション2(PS2)がある。PS2は2000年3月の発売から2000万台到達までに約6年半かかっており、DSは、その2倍以上のスピードで大台に達したことになる。
2000万台という数字ともなると、ちょっと多すぎて想像できないですよね。ちなみに東京ドームの収容観客数は45,600人。つまり、DSの延べ購入者数が全員招待されるイベントを開いたとすると、約440回の開催でようやくさばけることになります。ピピン@なら1回でOKです・・・
もうちょっとわかりやすい数字になおしますと、国内販売で2000万台と言うことは、人口の6分の1、だいたい2世帯に1台くらいの割合で普及していることになります。日本を代表する据え置き機となったPS2に比べても圧倒的とも言えるスピードでの普及速度から、まさしくゲーム業界の新しい時代を開拓したと言えるでしょう。
しかしながら、個人的な興味はやはり据え置き機。年末商戦に向けて、Wiiはどれだけ普及台数を伸ばすのか?そして、PS3とXBOX360は日本市場に残れるのか?要注目です。
冗談は置いておいても、両陣営にとってはまさしく後のないリターンマッチとなるわけで、せめてどっちかは芳しい結果を出して欲しい物です。単一プラットフォームほどつまらない業界は無いですからね・・・