Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

本当の意味での家庭用サーバー Windows Home Server

2007-11-06 19:43:14 | PC
 家庭用サーバーと聞いて、真っ先に思いつくのはLinux。型落ちのPCにLinuxを突っ込んで、お手軽なWebサーバーにしたりルーターの代わりに使ったり・・・そのほかにも、玄箱のようにファイルサーバー専門のものや、動画をテレビなどと共有するためのメディアサーバーなんてのも存在します。

 しかしながら、これらのものは導入に知識がいります。それも、メーカー製PCの再インストールに尻込みをしてしまうような一般ユーザーからすれば、万里の長城のような壁です。

 故に、一般家庭にサーバーを売り込もうなんて無茶な話だ、と私もご多分に漏れず思っていました。
 でも、もしかしたらそれは間違いかもしれません。

 はじめは全く注目していなかったのですが、改めて記事を読み込んでいくと、ここ最近のPC関連製品の中で、もっとも革新的で画期的な製品なのではないか?と感じています。

 Microsoft,「Windows Home Server」の一般提供を開始,HPなどが搭載サーバーを提供 ITpro

 米Microsoftは米国時間11月4日,家庭向けサーバーOS「Windows Home Server(WHS)」の一般提供を開始したと発表した。

 Windows Home Sever(WHS)は、いわゆるサーバーOSな訳ですが、今までの製品ともっとも違う点は、導入と管理に手がかからないこと。
 HPの発表したプリインストールサーバーには、そもそもディスプレイもキーボードもつながりません。管理操作は全てブラウザから。人の手が介入できるのはそこまでで、後は、インストールしたソフトウェアが勝手にバックアップを取ったり、ネットワーク経由で普通にメディアを共有したりと、ほぼ、ドラッグアンドドロップが出来れば何とかなると言うところまで、敷居をとことんまで低くしてあるのが特徴です。

 なんせ、簡単にするためにドライブレターまで無くしてしまったというのですから、その執念たるや恐ろしいものがあります。

 いかにサーバーを意識させないで、サーバーを運用するか。一見矛盾している様ですが、それを実現できなければ、家庭に入るなんて夢のまた夢であったことでしょう。
 「マイクロソフトのプレスリリース通り」なら、サーバーに革命を起こすかもしれないWHS。我が家でも常に数台のPCが動いていますので、保険をかける意味でも、日本でのプリインストールマシンの発売があったなら是非導入を検討したいところです。

 あくまで、「マイクロソフトのプレスリリース通り」なら、ですが。