Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

PDFウイルスにご用心

2007-11-04 21:21:56 | PC
 大手ベンダーがアップデータを出していたら、とりあえずアップデートしておく。「動いているなら触らない」と言われていた一昔前ならともかく、個人ユーザーにとって、今はそうしておいた方が賢明と言われる時代です。
 それくらい、ネットというのは治安が悪くなっており、リアルタイムで状況が変わっているわけです。

 一番顕著なのはWindowsそのもの。これに関しては、チェック体制もそれなりに整っていますので、ほとんどの場合はすぐに入れた方がいいでしょう。そして、その次には、一般的に流通しているフォーマットを読むための、プラグインやソフトウェア。
 最近話題にあがったのは、国産アーカイバー(圧縮ソフト)の脆弱性がありましたが、日常的に使うソフトウェアの危険性は、使用頻度の高さも相まって大きな注意を要します。

 そして、ドキュメント配布のディファクトスタンダードであるPDFもその一つです。

「PDFウイルス」が急増、ウイルスメールの6割以上に IT pro

10月最後の3日間では、ウイルス添付メールの66%が、PDFウイルスを添付したメールだったという。

 Adobe Readerの脆弱性を突き、トロイの木馬を感染させるこのウイルスが、最近になって大量に流通しているとか。
 Excel、Wordのマクロが仕様変更され、Windowsそのものの知られている穴が塞がれ、メールフィルターが堅牢化している中で、ウイルスのトレンドも似通ってくると言うことでしょうか。
 とりあえず、Adobe Readerの最新版を落としておいた方が良さそうです。

 さて、次のトレンド・・・といえるのかは分かりませんが、Macがどうやら来ているようです。
 アップルの徹底的な「ネガティブキャンペーン」のため、ウイルスに対する認識が今ひとつ・・・というよりも皆無に近いマックユーザーをせせら笑うかのように、じわりじわりとウイルスが広がっているとのこと。
 ・・・未だにiPhone、iPod touchのTIFF関連静寂性を直さない会社だから、エンドユーザーは注意しようも無いかもですが。

 ウイルスと言うだけあって、現実の感染症と一緒。広がるときは一瞬ですから、後で泣かないように、とれる対策は何でも採っておくことが今の時代の自衛手段。
 ネットの性善説ってどこに行っちゃったんでしょうねえ・・・