何気なくengadgetをふらふら巡回していた私の目に、アメリカ軍のパワードスーツの記事が飛び込んできました。
確かに、リアルタイムで人間の動きに合わせてパワーアシストが出来るこのスーツはすごいですけれど、私が目を奪われたのは、むしろそこからのリンク。
とりあえず、一個目のリンクをたどってみると、なにやら厳つい顔をした上半身だけのロボットが・・・ルービックキューブをいじっています。
ルービック‥キューブを解く人型ロボットRubot II engadget
なんでも、ルービックキューブをそろえるだけでなく、前後に小芝居を挟むことで、コミュニケーション能力をも求めているようですが、その紹介文が全てを表しています。
「
サラコナーはどこにいるキューブをシャッフルしてクダサイ」
まあ、ルービックキューブをそろえるロボットにはあるまじきビジュアルなのは間違いないですわ。
しかしながら、二つ目のリンクはこれを凌駕していたというか、立っているステージが違いました。私は、これを日本企業がやっ(てしまっ)たことを誇りにすら思いますね。
ビルドアップから「黒酢をイメージした」黒いヒューマノイド・ロボ engadget
上のどう控えめに見積もっても全人類奴隷化を狙っている風情のロボットはタマノイ酢からの受注で製作された「プレゼン・ロボTYPE 02」で、殺人ロボ軍団の指揮ではなくお酢のプレゼンが使命とのこと。
なにぶん半年くらい前の記事なので、見たことがある人もたくさんいそうですけれど、私はお酢についての認識を改めなくてはならないか?という錯覚に襲われるほどの衝撃を受けました。
“ 世界一 お酢に詳しいロボット ”を、 (株)ビルドアップ が 開発
こちらは開発元である(株)ビルドアップのプレスリリース。
180cmのボリュームと、前身漆黒のボディ。曲線を主体としたデザインと、甲冑を思わせる胸部パーツに広い肩幅。威圧感をもたらすスカートに、シャープで無機質な頭部・・・
食品系のマスコットキャラクターと言えば、もっとラブリーなモノを想像しますけれど、このロボットは予想の斜め上どころか、真逆に持って行かれた感じです。このまま、映画の悪役で十分通用しそうです。むしろ、こんなロボットと一対一で相対したら死の恐怖ですよ。
なんでこれでOKが出たのか激しく疑問ですけれど、実用ロボットとしては間違いなく5本の指くらいに入るかっこよさだと思いますので、まだ見たこと無い人はリンクへどうぞ。
ヒューマノイドロボットはこれからも続々開発されていきますけれど、今後、こういうのが私たちの生活にまで入ってくるのは、まだまだずいぶん先でしょう。それまでの過程を楽しみたい者としては、こういうはっちゃけてしまう企業が今後も現れて欲しいなあ、ってことです。