Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

Googleの名前にけちをつける中国人

2006-04-23 15:01:14 | Thinkings
 私たち日本人が、いわゆる外来語を扱うときは、そのままアルファベットで表記するか、カタカナを使います。日本語に訳してしまうこともあるでしょう。

 それが固有名詞だった場合は、多くは「名前」以上の意味をもたれる事はありません。ユタ州だろうが、ケント・デリカットだろうが、ましてモッツァレラ・チーズなどは、元の単語が持っている意味すら無視し、ただ名称として認識します。

 では、中国ではどうでしょうか。
 中国語で使われる文字は、例外なく漢字です。日本語で使われるひらがな、カタカナやアルファベットと言った表音文字とは違い、漢字には一文字一文字に固有の意味があります。その当たりがこの問題にもつながっているようですが・・・

【中国】グーグルの中国名「谷歌はいや!」ネットで反対署名 Yahoo!

 グーグル(google)の中国名を「収穫の歌」という意味である「谷歌(中国語のローマ字表記はGuge)」とすることが12日に発表されたが、「聞き応えが悪く失望した」として反対の署名運動がネット上で始まった。

 ローマ字表記をそのままカタカナに、とりあえずしてみますと、「グゲ」・・・言われてみれば、確かに違うような気がします。また、反対している人たちが提案している案は、

第1位が「わんちゃん」の意味を表す「狗狗(中国語のローマ字表記はGougou)」で1473票、第2位が「ご婦人」の意である「姑姑(Gugu)」で1457票、第3位が「もう十分だ」という意味の「〓了(Goule)」で1323票。(〓はへんが「句」、つくりが「多」)

 上位から「ゴウゴウ」「ググ」「ゴウレ?ゴウル」?確かに語感は似ていそうですけれど、漢字の指す意味は元々グーグルが決定していた「収穫の歌」が一番あっているし、綺麗だと思うんですけれどね。

 日本だったら「グーグルはグーグルじゃない」で終わっちゃう話ですけれど、この辺は文化の違いですか。「郷に入っては郷に従え」と言いますが、世界企業ともなるとなかなか難しいことで。

笑点の”顔”、交代する

2006-04-23 00:19:48 | Thinkings
 日曜の夕方5時半と言えば、笑点であります。考えてみれば、コンスタントに寄席を放送している番組というと、これくらいしか思い当たりませんね。
 私はこの番組が結構好きで、時間があればちょくちょく見ています。もっとも、見るといいましても、だいたい45分頃から。
 そう、私はお目当てとしているのは大喜利なんです。

 ただ、その大喜利の顔が、とうとう変わってしまうようです。

円楽&こん平 笑点勇退 Yahoo! デイリースポーツ

 落語家の三遊亭円楽(73)がレギュラー出演している日本テレビ・読売系「笑点」を勇退することが21日までに決定的となった。5月14日放送予定の40周年記念特別番組が最後となる。22日に都内で会見が行われる。83年から司会を務めていた円楽は昨年10月に脳梗塞(こうそく)で倒れ、一時休養。3月26日放送分から復帰したが、大喜利の進行は桂歌丸(69)が務めていた。また、病気療養中で一昨年9月から同番組を休演中の林家こん平(63)の降板も濃厚となった。

 にこにこしながらも、結構辛口の切り返しや、いつも楽太郎さんや歌丸師匠に「馬」と言われると、「山田く~ん、楽太郎さんの全部もってって」というあのやりとりや、こん平さんの「郷土の皆様・・・私の帰りの荷物には、まだ若干の空きがございます」という下りが聞けなくなると思うと、やっぱり寂しいものですね。

 とは言え、円楽師匠も73歳、若いと思っていたこん平さんも63歳。こん平さんはまだしも、円楽師匠は一般社会から見ても十分に高齢です。無理をして続けるよりも、自分に納得ができないならば、後進に道を譲るのもまた、プロの仕事でしょう。本当にお疲れ様でした。

 ちなみにその後進は、今まで代役を務めてきた歌丸師匠がそのまま続けられるそうです。今度は楽太郎さんから「はげ」関連でネタにされるのでしょうかね。個人的には、歌丸師匠の大喜利の答えがやっぱり一番うまいと思っていましたので、それが聞けなくなるのもまた、残念です。



 ところで失礼な話ですけれど、歌丸師匠の年齢が69歳と言うことに、正直驚いてしまいました。よく臨終ネタを振られるもので、もうちょっとお年を召していられるかと思ったのですが・・・。