Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

携帯プレイヤーの”キリ”

2006-04-15 23:00:43 | Technology
 携帯音楽プレイヤーも、本当に選択肢が増えてきたものです。
 iPodを筆頭に、機能やデザインを差別化して、様々なメーカーがしのぎを削っています。
 もちろん差別化は機能だけではなく、「価格」という面でも棲み分けが行われているようです。

 以前は、フラッシュメモリがどうしても高価だったこともあり、64MBモデルで19,000円とかも珍しくありませんでした。
 そんな中、私は12,000円で富士通の64MBのMMCプレイヤーを購入。だいたいアルバム1枚ちょっとが入るだけですが、当時は自分の中で安さに小躍りしたものです。

 その後、14,800円で512MBのフラッシュメモリプレイヤーを購入した後、iPod nanoに続いていくのですが・・・やっぱり1万円台に入ってくると、購入の視野に入ってくるようです。

 今となっては、必要十分の機能を持ったメモリプレイヤーが5,000円台から売られていますが、さらに衝撃的な価格の物が出回りだしたようです。

“999円のMP3プレーヤー”をイジってみた

 1000円切っているんです。テープも含めて、そんな値段で新品が売っている携帯音楽プレイヤーは無いでしょう。
 もちろん安いだけの理由もあるわけです。メモリは内蔵ではなく、SDメモリが別に必要となっています。また、液晶も搭載しません。
 付属のイヤフォンは当然の様に安物ですし、音質も値段通り。単4電池で5時間と電池の持ちも今ひとつです。

 ただ、レビューの言葉を引用するなら、

999円ならすべて許せる気がする

という事らしいです。まあ、文句を言っても仕方がない金額ですし、誰も100均のラジオやヘッドフォンに音質を期待しないでしょう。それと同じ事じゃないですかね。

 とにかく、「1000円を切ってしまった」というインパクトは、それはもう計り知れないと思うんです。他に追従するところが・・・えと、出てこないとも言い切れないですしね。稼働部品も無いわけですし、ラジオのようにそのうち100均で売られる日も来るかもしれませんね・・・部品点数が多いのでちょっと無理臭いような気もしますけれど。


 最後にですね、私は常々思っていることがあるんです。
 付属のイヤフォンって、低価格であるほど「おまけ」という位置づけが大きいですよね。そして、音質に関しても相当大きく関与してくるわけです。そして、大概のプレイヤーはステレオミニジャックを使っているわけですから、市販されているほぼすべてのイヤフォン、ヘッドフォンが刺さるわけですよ。
 じゃあ、最初からそんなものつけないで、すべて別売りで売った方が良いんじゃないでしょうかね。2,000円も出せば、少なくとも一般的に付属されている物よりも良い物が変えるわけですし、一度買ってしまえばそれしか使わないような気がしますし。
 それに、一度そういう売り方が定着してしまえば、ヘッドフォン市場ももうちょっと活性化すると思うんですけどね。