先頃このブログでも紹介したIntel MacでWindowsが動くという話がありました。その記事の最後に、
さて、この発表に対し、Appleがどんな反応を示すのか、興味が俄然わいてきました。
などと書いたのですが、今回Appleは「反応を示しました」。しかし、その反応とは、私が考える物とは全く違うものでした・・・そして、そのやり方に関して言えば、Appleの判断は全く正しいと考えざるを得ない方法です。
Apple、Windows XPブート可能な「Boot Camp」で「スイッチ」を加速 ITmedia
3月16日、賞金をかけたプロジェクトにより、Mac OS XとWindows XPのデュアルブートが可能になったが、Apple Computerによる「公式」のソリューションが4月5日、発表された。その名は「Boot Camp」。公開βとして、ダウンロード可能になっている。
これは、当初からAppleが公言してきた、
Windowsブートのサポートを積極的にやらないし、妨害もしない
という点に関して言えば、”積極的に”やっているし、ユーザーグループコミュニティーへのある意味で”妨害”であるわけで、Appleがジョーカーを切ったと言うことを如実に表しています。
オフィシャルだけに、ユーザーが作ったブートプログラムで問題になっていたドライバの問題も、Boot CampがXPをインストールする下準備の過程で、ドライバCD-Rを作成してくれるため、基本的に障害にはならないようです。
また、β版からすでに日本語版も用意されており、このあたりは流石メーカーの仕事です。
これで、AppleオフィシャルでMacOSとWindowsがデュアルブートできる環境がそろったわけです。ただ、現在Appleは、OS Xを他社製のハードウェアで動かすことを認めていませんし、動作を目指したコミュニティーも閉鎖されている現状から言って、Intel Macを買う意外に、この環境を使用する事はできません。
さて、そうなると気になるのは、「果たしてWindowsマシンとして使い物になるのか?」と言う点。ハードウェアに選択の余地が無い以上、このあたりは事前にはっきりとさせておかねばなりません。
調べてみると、ITmediaで早速検証記事が出ていました。
もうみんなMacを買えばいいと思う――Apple純正「Boot Camp」をさっそく試した
(HDBenchの結果)CPUはべらぼうに速くて、グラフィックス性能はちょっと遅いというアンバランスなマシンになっている。3Dゲームのように高いグラフィック性能を要求しない用途ならば、いいWindowsマシンかもしれない。実際に操作したみた感じでも、普通のWindowsマシンを使っているのとまったく同じ印象だ。エミュレータとは違って操作が引っかかったり描画が遅いといったことはまったくない。
とのことで、エミュレーターでもないし、ハードウェアアーキテクチャもほぼ共通しているわけだから、まあそうなるだろうという結果。
「グラフィックス性能はちょっと遅い」となっているが、FINAL FANTASY XI Official Bench3を走らせた結果はHighで3976、Lowで6278だそうです。FFXIベンチのページでスコアをチェックしてみると、快適に動くらしい・・・ちょっと遅いというのは「現在のメインストリーム比べて」という意味なんでしょうね。
もともと、IntelMacはATI Mobility Radeon X1600を使っている訳ですから、半ば仕方ないと思いますけれど。
それほど重いゲームでも無ければ、ほぼ快適に動作するWindowsXPと、これでしか使えないMacOS。この両方を兼ね備えたマシンが74,800円から。(WindowsXP別)そうなると、十分「Windows機として」の選択肢に入ってくると思います。Appleの思惑通り、MacOSに移行する人がどれだけいるかは別にして。
ちなみに、私のマシンでもFFXIベンチを、この記事を書くためだけに試してみました。Highで2505、Lowで4083・・・勝てない。うう、やっぱり半年前のローエンドではダメか。
・・・えーと、Mac miniってデュアルディスプレイ使えたんでしたっけか・・・
さて、この発表に対し、Appleがどんな反応を示すのか、興味が俄然わいてきました。
などと書いたのですが、今回Appleは「反応を示しました」。しかし、その反応とは、私が考える物とは全く違うものでした・・・そして、そのやり方に関して言えば、Appleの判断は全く正しいと考えざるを得ない方法です。
Apple、Windows XPブート可能な「Boot Camp」で「スイッチ」を加速 ITmedia
3月16日、賞金をかけたプロジェクトにより、Mac OS XとWindows XPのデュアルブートが可能になったが、Apple Computerによる「公式」のソリューションが4月5日、発表された。その名は「Boot Camp」。公開βとして、ダウンロード可能になっている。
これは、当初からAppleが公言してきた、
Windowsブートのサポートを積極的にやらないし、妨害もしない
という点に関して言えば、”積極的に”やっているし、ユーザーグループコミュニティーへのある意味で”妨害”であるわけで、Appleがジョーカーを切ったと言うことを如実に表しています。
オフィシャルだけに、ユーザーが作ったブートプログラムで問題になっていたドライバの問題も、Boot CampがXPをインストールする下準備の過程で、ドライバCD-Rを作成してくれるため、基本的に障害にはならないようです。
また、β版からすでに日本語版も用意されており、このあたりは流石メーカーの仕事です。
これで、AppleオフィシャルでMacOSとWindowsがデュアルブートできる環境がそろったわけです。ただ、現在Appleは、OS Xを他社製のハードウェアで動かすことを認めていませんし、動作を目指したコミュニティーも閉鎖されている現状から言って、Intel Macを買う意外に、この環境を使用する事はできません。
さて、そうなると気になるのは、「果たしてWindowsマシンとして使い物になるのか?」と言う点。ハードウェアに選択の余地が無い以上、このあたりは事前にはっきりとさせておかねばなりません。
調べてみると、ITmediaで早速検証記事が出ていました。
もうみんなMacを買えばいいと思う――Apple純正「Boot Camp」をさっそく試した
(HDBenchの結果)CPUはべらぼうに速くて、グラフィックス性能はちょっと遅いというアンバランスなマシンになっている。3Dゲームのように高いグラフィック性能を要求しない用途ならば、いいWindowsマシンかもしれない。実際に操作したみた感じでも、普通のWindowsマシンを使っているのとまったく同じ印象だ。エミュレータとは違って操作が引っかかったり描画が遅いといったことはまったくない。
とのことで、エミュレーターでもないし、ハードウェアアーキテクチャもほぼ共通しているわけだから、まあそうなるだろうという結果。
「グラフィックス性能はちょっと遅い」となっているが、FINAL FANTASY XI Official Bench3を走らせた結果はHighで3976、Lowで6278だそうです。FFXIベンチのページでスコアをチェックしてみると、快適に動くらしい・・・ちょっと遅いというのは「現在のメインストリーム比べて」という意味なんでしょうね。
もともと、IntelMacはATI Mobility Radeon X1600を使っている訳ですから、半ば仕方ないと思いますけれど。
それほど重いゲームでも無ければ、ほぼ快適に動作するWindowsXPと、これでしか使えないMacOS。この両方を兼ね備えたマシンが74,800円から。(WindowsXP別)そうなると、十分「Windows機として」の選択肢に入ってくると思います。Appleの思惑通り、MacOSに移行する人がどれだけいるかは別にして。
ちなみに、私のマシンでもFFXIベンチを、この記事を書くためだけに試してみました。Highで2505、Lowで4083・・・勝てない。うう、やっぱり半年前のローエンドではダメか。
・・・えーと、Mac miniってデュアルディスプレイ使えたんでしたっけか・・・