Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

悪魔からの着信って拒否できるんですかね?

2006-04-03 19:17:44 | Thinkings
 猫もしゃくしも携帯電話。最近ではクレジットカード機能まで持たせようってんで、「落としたり、盗まれたりしたら洒落にならない度」がメキメキ上昇中です。そうでなくても、仕事で使っている人は、仕事先の個人情報がみっちり入っているわけですから、盗難、紛失には十分に注意しなくちゃいけませんね。

 さて、携帯電話には、極たまーに「突然申し訳ありません」とイベントやら勧誘やらがかかってきて、そのたびに着信拒否リストへの登録数が増えていきます。今までで最悪だったのは、フィリピンクラブから私の電話にかかってきたときの事です。私は酒が飲めませんのでそもそもそういう場所に行きませんし、つきあいで行ったとしても、そういう情報の扱いには極力気をつけています。もちろん着信拒否リストへ直行ですよ。・・・後から調べてみたところ、職場の人が勝手に私の番号を教えていたとのこと。温厚な私も流石に怒りましたよ、ええ。

 まあ、このあたりは生身の人間のやることです。ですが、人外の存在、例えば悪魔から着信があったりしたら・・・なんて「どこのホラー映画?」と言いたくなるような噂で持ちきりになっている国があるみたいなんですね。

【こぼれ話】「悪魔の携帯番号」でパニック (AFP=時事) infoseek 時事通信社

「悪魔から携帯電話に着信があると、病気になったり、死んだりする」―。こんなうわさがインド東部オリッサ州で広まり、住民にパニックが起きている。州当局は根も葉もない流言として平静を呼びかけているが、住民の恐怖はそう簡単に消えそうもない。

 悪魔から着信・・・なんて最先端のデジタルアイテムと、アナクロな「悪魔」が合わさって、何とも不可思議な雰囲気がありますね。まあ、線でつながっているわけでもなく、あんなに小さな筐体で、遠くにいる人と「声だけ」でコミュニケーションを取る・・・と考えると、魔法じみていると言えなくはないですけどね。それに、日本でも「着信アリ」みたいな前例がありますし。
 そして、この噂のユニークなところが、着信番号そのものに「普通ならあり得ない」し「すぐに判別できる」という特色があること。

通常の携帯電話番号は10桁だが、「悪魔の番号」は11桁から14桁とされ、「ある人がその番号の着信に応答したところ、携帯電話が爆発し、その人は死んでしまった」とのうわさも流れた。

ま、ほら。爆発した携帯電話の着信が何で10桁じゃないとわかったのか、その人が死んでしまったのに何で話が広まっているのかいろいろ疑問がありますけれど、その当たりは怪談ということで。
 で、その噂の根拠?とされている話も、これまた怪しい。

 ブバネシュワルの携帯電話利用者が証言したところでは、11桁の番号から着信があり、電話に出てみたところ、相手は「電話を切るように」と警告。「この番号との通話を続ければ、やがて携帯電話を爆破するウイルスに感染する」とも注意したという。

 この人は面白いと思い、相手の11桁の番号に掛けてみたところ、「この番号は使われておりません」とのテープが流れるばかりだった。


 コールがあって出てみたら、「電話を切るように」・・・うーむ、シュールです。

 私の住んでいる地域でも10年くらい前に、「某月某日に、震度8の地震が来ると久米宏が言った」などという、えらく具体的なうわさ話が広まり、一時騒然・・・というか大人は全く相手にしていなかったので、多感な中高生の間で大きな話題になっていた時期がありました。そのころのニュースステーションはまさに全盛期。大きな影響力をもつメディア、身近な小物は、まさにうわさ話の良いネタになると言うことですか。

 誰彼かまわず電話を掛けて、携帯電話を爆破するファンタジーな「ウイルス」を流す・・・まあ、人外のやることですから、人間の考えが及ばないのも無理らしからぬ事ですけれどね。