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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

北斗の七星!

2009年03月02日 | 行事・お祭り

日本三大奇祭のひとつ、越後浦佐毘沙門堂の裸押し合い大祭が始まりました。
今日は夕刻から前夜祭が始まり、普光寺御住職の御護摩修行にて採火され、祭り本番モードに突入しました。

画像は昼間に多聞青年団が大ローソクを準備しているところ・・・、今日は比較的寒かったですが、毎年、雪解けが進むためにローソクが倒れて危なくないよう直前の飾りになります。

御護摩修行では、

①御護摩修行の神聖なる火を多聞青年団団長が受けます。
②その火を大ローソクに点火します。
③大ローソクは決して消えないように祭り最後まで付きっきりで守られます。

以上のような神聖なる火をいただく儀式が先程まで厳修されました。ここからがお祭り本番です。

私はイチ僧侶として参加しています。
御護摩修行でいただいた火を大ローソクに点火する儀式は外で行われます。毎年ですが、普光寺本堂裏の夜空には北斗七星が光り輝きます。特に今年は「天地人」の年・・・、「北斗のナナホシ・・・」大河ドラマにでてくる言葉が妙に耳に残っているせいでしょうか、今年の北斗七星は例年以上に特別に感じます。

「オン ベイシラマンダヤ ソワカ」・・・献火式に毘沙門様の御真言をお唱えしながら北斗のナナホシしか目に入りませんでした。

明日はいよいよお祭りのクライマックス、大勢の方達にお参りに来ていただくことを願うばかりです。



信心の力・・・

2009年03月01日 | 行事・お祭り
とっても良いお天気でした。
今朝は町内各地から、裸押し合い大祭の準備のために大勢の人たちが集まり、境内各所の整備にあたりました。

雪があるので、藁を入れたり、ローソクを飾る雪台を作ったり、このような光景を見ていると、まさしく皆さんの手で作り上げられるお祭りだと痛感します。

千手院のある門前地区担当は、山門前の登り口の整備です。
斜面になっているので、滑って転んだりしないように1メートル間隔おきくらいに藁を束ねて入れ、雪をかけて調整をします。多聞青年団の指示のもとで、大勢の人たちが頑張ってくれていました。

話は変わって夜の天地人・・・、先輩のKさんが出演すると聞いていたので、じっくりと見ていました。上杉謙信公が倒れ、安静にしているところに病気平癒の読経が聞こえてきました。

「これかな」と思ったら、残念ながら後姿だけでした。
しかし、病気平癒を願う薬師如来の御真言「オン コロコロ センダリマトウギ ソワカ」なかなか渋い読経で良かったです。

毘沙門天の御真言「オン ベイシラマンダヤ ソワカ」、薬師如来の御真言「オン コロコロ センダリマトウギ ソワカ」・・・どちらも私にとってはご縁の深い御真言です。

何かを信じる心、大切にしていきたいものです。

裸押し合い大祭間近

2009年02月28日 | 行事・お祭り
浦佐町内はいよいよ3月3日、日本三大奇祭の裸押し合い大祭モードが全開になってきたようです。毘沙門堂山門に通じる入り口の門柱にも、真新しい看板が設置されていました。境内にも雪が運び込まれ、いよいよといった感じです。

今年は大河ドラマ天地人の効果を得て、例年以上の来客を期待したいところです。

すでに放映してしまいましたが、本日、午後6時からの新潟総合テレビ『スマイルスタジアム』の中で裸押し合い祭り、浦佐の街中、大ローソクの作っているところや、名物しんこ餅、山門前料理屋の寿多屋さん、多聞青年団などが紹介されたそうです。

時間がなく、よく見れませんでしたが、浦佐の人や物が積極的にアピールされていくのはすごくうれしいニュースです。

夜にはパッとつけたテレビで白洲次郎さんのドラマをやっていました。前に本で読んでいて、その生き様に大変魅力を感じていたので、思わず見入ってしまいました。

戦前から戦後の時代に、物事をただ批判するのでなく、大きな目的のために、大義のために建設的な意見、批判を物怖じせず発言していく姿はとてもカッコイイと思います。なかなかできることではありませんよね。

浦佐でも天地人を機に、たくさんの街づくりの会が発足しています。そんな会の中で白洲さんのように大きな目的のために、積極的、建設的な提案、批評がでてくることを期待したいと思います。

おっと、期待をする前に自分自身でそれを実践しなければならないですね。頑張ります!

期待してます、多聞青年団!

2009年02月01日 | 行事・お祭り
チラチラと雪が舞う程度のお天気・・・もう少し降って欲しい・・・勝手な言い分なのですが。

魚沼に春を呼ぶお祭り、3月3日の浦佐毘沙門堂での日本三大奇祭「裸押し合い大祭」が近づいてきました!このお祭りには多聞青年団という若者組織の活躍が欠かせません。1年間を通して準備をし、お祭りに備えてくれていますが、この季節になると青年団の法被姿が頻繁に見られます。

私はお坊さんとしてお祭りに参加する立場ですが、同級生が幹部を務める年には「できる範囲で協力したい」という思いから、法被を着させていただきました。
内務進行係といって、お祭りを支える講中(こうちゅう)の方たちへの対応、お祭りには福餅を撒きますので、お餅の管理などを担当する係りです。

この内務進行係のOB会が昨日ありました。
現在の幹部方からのお話を聞くと、多聞青年団の人数や講中が年々減ってきていること聞きました。私が現役の時も少なくなっていましたが、今はさらに拍車がかかってきているようです。

高齢化と跡継ぎの問題で致し方ない面もあるのかと思いますが、こんなときこそ若者の発想、創造力で智慧を絞っていきたいものです。良いものには人は集まってくるはずですから。

もちろん私もできることは協力します。
楽しんで、素晴らしいお祭りになりますよう・・・、頑張れ多聞青年団!

お日待続き・・・

2009年01月15日 | 行事・お祭り
12日夜のお月様・・・。
外があまりに明るいので、どうしたのだろう?と思い外をのぞいて見ると、ものすごい月光でした。

あまりに神々しかったので、1枚パチリ!
凛として、思わず手を合わせたくなるような光景でした。

ここ最近は毎日お日待続きで、ブログも書いていられなかったので、今日アップしてみました。今日も午前中は上町地区のお日待、午後は各家をお参りに回ってきました。

お日待・・・日天尊を中心にお日様の恵みを祈る行事ですが、佐渡あたりには今でも「月待(つきまち)」という風習が残っているそうです。画像のお月様を見たときには、思わず納得してしまいました。お月見など、お月様をキレイだなぁ~と思う機会は多々ありましたが、こんなにキレイだと感じたのは初めてでした。

お日様やお月様、お星様、火や水、木や土、自然の中で生かされていることを再確認し、感謝をする年中行事・・・これからも大切にしたい文化ですね。

御日待・星祭り祈願スタート!

2009年01月07日 | 行事・お祭り


久々の快晴でした。
越後三山の冬景色・・・、太陽があたることで荘厳さが増すような気がします。
厳しいけれど、キレイです。。。

今日からお正月のご祈祷、御日待・星祭りがスタートしました。
皮切りは門前地区から・・・。この後、各地区ごとや各家ごとに御日待・星祭りのご祈祷が2月中くらいまで続きます。御日待・星祭りの由来は千手院のHPを参考になさって下さい。

今日はお天気も良かったせいか、例年より大勢の方がお参りにみえました。
毎年、年頭の御挨拶を兼ねてお話しをさせていただくのですが、今年はもちろん「天地人」のこと、浦佐城跡との関連をお話しさせていただきました。

良い年になりますように!!!




昨日、6日には無事に寺年始を終了しました。ビックな雪だるま。

今年は3つ雪だるまを見ました。去年よりは多かったです。
お正月に帰ってきた子供達が作ったであろう・・・と思って毎年どんな雪だるまがあるか楽しみにしています。

挨拶の途中、こんな光景があることで疲れが癒されます。
お天気にも恵まれ、足元もよく、回りやすい寺年始でした。



平成21年寺年始!

2009年01月04日 | 行事・お祭り

今日は寺年始の日!
今日は浦佐地区、明日は五箇地区に、お寺側から檀信徒へ御挨拶に伺います。

画像は天王町での休憩中、普光寺さんの若さんとお手伝いの成就院の御住職です。「おめぇさん、いい長靴はいてるの~、どこで買ったがぁ~や?」というセリフでも聞こえてきそうです。

普光寺さんと千手院が一緒に、浦佐地区をほとんど歩いて回ります。
玄関先での挨拶だけですが、千手院だけでも300件以上回るので、毎年、最後の方は足がプルプルしてしまいます。

しかし、普段運動不足のワタクシにとっては、とても良い修行だと思っています。

今日はお天気にも恵まれ、歩きやすく助かりました。明日もお天気だといいなぁ~。

夜には大河ドラマ『天地人』がスタートしましたね!八海山の映像も良かったし、上杉謙信役の阿部さん、カッコ良かったです。今年はドラマ効果で南魚沼も盛り上がりをみせることでしょう。やはり地元が取り上げられるのは嬉しいですね。随分前になりますが、『利家とまつ』も大変好きな大河ドラマでしが、今年も特別・・・テレビから目が話せそうにもありません。

明けましておめでとうございます。

2009年01月01日 | 行事・お祭り
明けましておめでとうございます。

平成21年己丑がスタートしました。
今年も宜しくお願い申し上げます。

元旦の今日はお年始行事の1日・・・、朝から午後3時くらいまで檀家さんや地域の方々がお寺にお参りにお見えになります。

画像は蓬莱山。お正月の縁起物として松、昆布、マメ殻、炭、みかん、お米、竹などで飾ります。

今年はどんな1年になるのでしょうか。
私のテーマは昨年からも少し言っていますが、「維持継続からの創造・発展」です。昨年の出来事を先ず維持継続することを第一にし、その先に新しい何かを生み出したいと思っています。できるかどうかは分かりませんが、こうやって書くことによって自分に言い聞かせている面もあります。

己丑年・・・、大変厳しい年だと思います。
ひとつの見方として、丑は1月、冬の土用を、己は畑や田園を意味します。つまり、冬の畑を想像してみれば簡単です。
その流れはすでに昨年暮れからの世界的恐慌の中、解雇や内定取り消しなどに現れていると思います。

大まかですが、作物は育たない時です。冬野菜は育ちますが、限られています。
しかし、しっかりと幹や根に養分を蓄えるには必要な季節・・・、とにかく勉強、自分自身を磨かないといけないと思っています。

しかし、不思議だと思うのは、このような時に大河ドラマに天地人が決定!愛を掲げた直江兼続が抜擢されたのは何かのご縁のような気がします。今の殺伐とした時代だからこそ、「愛」の精神が必要なのだと思います。

こんなお話しを今日のお年始でしたところ、お酒が入っていらっしゃったこともあるのでしょうが、笑われてしまいました。
全く気にはしていませんが、これが私の信念!何事もプラス発想を大切に、今年を頑張りたいと思います。

今年も皆様からのご指導、ご鞭撻の程、伏してお願い申し上げます。合掌。




幣束準備

2008年12月23日 | 行事・お祭り


今朝の墓地・・・、朝方少し雪になったようでほんの少し雪化粧しています。
天気予報を見ていると、これから本格的な雪になるのでしょうか???



今日はお正月のご祈祷に使う幣束の「よし」を切りました。
秋によしを刈りとり、乾燥させて、皮をむいて、この画像のサイズに切ります。手間のかかる作業です。

このよしを1000本以上用意しなければいけません。
まだまだ何日もかかりそうでうす。

この「よし」に神様、仏様をかたどった幣束を差します。
何百年も受け継がれてきたお正月の伝統行事です。最近では神棚もコンパクトになったりして大きなお札や幣束が嫌われる傾向もありますが・・・。

千手院では昔ながらの大きなお札のままで来ています。これからどうしていったらよいか???重要な課題です。




今年はホントにご縁がありました。

2008年12月02日 | 行事・お祭り


昨日は蒲原へ行って来ました。
安田インター近くの咲花温泉の旅館で、千手院所属するの豊山派越後支所(佐渡を除く)の今年最後の会議が開かれました。

今年は何回蒲原に来たのだろう???という位、ご縁がありました。青少年の研修会が中心でしたが、かなりの回数来たと思います。
お天気もよく、阿賀野川の流れがとても大きく、雄大に見えました。




毎年の恒例で、会議の後には今年の慰労をかねて忘年会が開かれました。
浦佐からですので、1泊しました。
佐取館というお宿に泊めさせていただきました。咲花温泉って硫黄泉なんですね~、とってもいい温泉と、お宿に大満足してきました。

ただ、次の日があるので、今日は朝ご飯をいただき、すぐに帰って来ました。
今日もお天気が良かったので、冬前の外仕事・・・、はかどりました。



夜には本堂で、浦佐城・薬師様の会の幹事会が開かれ、こちらも忘年会を兼ねて開催されました。大河ドラマのおかげもありましたが、この1年で浦佐城址は見違えるように良くなりました。

今年の反省と来年の計画ということで、活発な意見が飛びあい、「いいねぇ~!」という会議でした。私も関わらせていただいて、素直に「楽しい」というのが常にあります。

こういう活動が長く続けられるよう、これからも頑張りたいと思いますし、本当に地域の方々のご協力に感謝です。ありがとうございます。
歴史、伝統を大切にしながらも常に新しいものを創造しながら進みたいと改めて感じさせられた1日でした。