千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

山中先生の言葉の中で・・・

2012年10月31日 | Weblog
ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥さんのコメントが好評を得てからしばらくたちました。
コメントを聞いていると「おかげさま」という事の大切さをとても強調していたように思います。

ただ、私はそれ以上に「自然が教えてくれた」「自然の中に答えがある」というニュアンスのコメントに敏感に反応してしまいました。
私の意識するところと合わさったからだと思いますが、ノーベル賞を受賞されるような方の口から「自然」という言葉が聞けてとてもうれしかったです。

今日の浦佐は冷たい空気と、時折激しく雨が降るあいにくのお天気でしたが、その中にも学ぶべきところがどこかにあるような気がします。

季節の変わり目、お葬式が続いて心配事相談の予約をキャンセルさせていただく事態が連続しています。せっかく予定をして下さっていたのに大変申し訳ございませんが、「お葬式」という事情ゆえに、どうぞお許し下さい。

ドタバタしているだけに、こんな時ほど秋の雨で頭を冷やしていきたいです。頭寒足熱ですね!!!

小さな幸せ

2012年10月30日 | Weblog
本当は今日は御詠歌の全国大会に山形に参加している予定だったが、ここ1週間ほどお葬式が続き、山形へは講員さんと母親に任せて、私はお葬式の助法を努めさせていただきました。

という訳で、突然今日がフリーになったため、境内の池掃除をして鯉たちの冬準備をすることにしましたが、池掃除を始めると訃報の連絡が入りました。日程だけをきちんと決めて、急いで掃除をすることにしました。



千手院の境内には大小3つの池があります。池の水は祓川から取り込むので、年に2回は掃除をしないと池の底は泥だらけ、また排水路にも流れてきた枝や落ち葉、小石が詰まってしまいます。

池の水を抜き、鯉をあげて別の容器に移し消毒をし、その間に泥はきをします。冬ごもりのために、鯉たちはひとつの池に集めます。
体中が泥臭くなりながらも何とか終わりました。明日からは冷たい雨が降る予報、今日中に池掃除ができて良かったです。



池の奥にはある方が寄付してくれたモミジの木が赤く染まってくれています。



お日さまの光を透かしてみるモミジは本当に綺麗です。こんなに心に染み入るのは何故なんでしょうねぇ。

明後日からはいよいよ11月突入です。
毎年、毎年同じ事を繰り返していますが、私はすでにお正月準備がかなり遅れてしまっています。気合いを入れて11月に臨まねば・・・

菊まつり

2012年10月27日 | Weblog
今日の浦佐は1日快晴!気持ちの良い秋晴れでした。

朝から心配事相談、ご法事、お葬式の準備、そして飛び込みの心配事相談・・・と忙しい1日でした。



そんな中、今年も第27回魚沼菊花展の準備が浦佐毘沙門堂境内、参道で毎日続けられています。10月31日から11月10日までだそうですので、是非足を運んでいただきたいと思います。



毘沙門堂の遠景。
右の山門をくぐった境内にはたくさんの菊たちが飾られます。

ここ数日の寒さで大ケヤキも徐々に紅葉が進んでいます。
秋の透明感ある空気が流れています。

今年も来たか・・・

2012年10月25日 | Weblog
昨日は随分と冷え込みました。

一夜明けると越後三山には初雪が降ったようです。



午後の画像ですが、左側の越後駒ヶ岳山頂付近はうっすらと雪化粧しています。人の話によると、午後は解けてしまいましたが、朝には八海山も白くなっていたそうです。



越後駒ヶ岳のアップ。。。

地元では人によっては初雪を見ると、長い冬に入ってしまう・・・と悲しくなる方もあるようですが、私は毎年初雪を見るとワクワクします。毎冬3mの雪壁に囲まれて雪との格闘をするのに何故でしょうね~。スキー部だった頃は、「スキーができる」というワクワク感でしたが、今は何気なしに「今年も雪が近づいてきたんだな~」といった、何とも表現できないワクワク感というかがわき起こります。

あっ、もしかしたら「また冬がやってくる。それが過ぎれば、またあの早春の草花に会うことができる」なんていう感情が心の奥にあるのかも知れません。この雪がずっと続くなら「あぁ~嫌だ」と思ってしまうでしょうが、その先には必ず春があるから妙なワクワク感が出てきてしまうのかも知れませんね。

雪が降るようになると、外の空気もグッと冷たくなります。



そんな寒い中、墓地の法面を工事してくれている方達はタフですね~。
工事の様子を見ていると、法面の枠にモルタルを激しく吹き付け、それを別の人がきれいにならしています。画像では分かりませんが吹き付けている人には始終強い振動がかかっています。身体がブルブルと振動しっぱなしです。プロとはいえ、相当強い肉体がなくてはできないお仕事だと思います。

そんなピンと張った冷たい空気の中、私は今日1日お葬式で終わりました。
この初雪を見ながら旅立たれた方の人柄が偲ばれます。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

工事状況

2012年10月23日 | Weblog


昨日の画像ですが、墓地の法面工事も着々と進んでいます。

今日の浦佐は朝から風雨が強く、法面にもこれからモルタルを吹き付けるのですが、お天気が悪いので明日以降に持ち越しとなりました。
ブルーシートを貼ってある四角の部分には草の種を混ぜたものを吹きつけ、夏には緑になるように計画しています。

私はお葬式のお手伝いと、夜には御詠歌のお稽古でした。
冷たい雨が降り足下が悪い中でしたが、御詠歌の全国大会が30日に山形市である関係もあり、皆さんお寺に足を運んでくれました。感謝です!!!

しかし、雨と共にどんどんと気温が下がっています。
体調を崩さないように注意しないといけませんね。。。

狼煙と研修会

2012年10月21日 | Weblog
今日はにいがた狼煙プロジェクト2012当日でした。
お天気が心配されたましたが、浦佐は朝から晴天、どうやら1日お天気はもったようです。



朝8時に浦佐城跡登り口に集合し、会長の挨拶の後、皆さんを見送りました。あぁ~、山へ行きたい~・・・と思いましたが、仕方ありません。山頂でいただく豚汁はさぞかし美味しかったことでしょう。山の手入れにもなり、楽しみにもなり、個人的な意見ですが良い企画です。

その後、ネクタイをしめて長岡組檀信徒研修会の会場になる塩沢の泉盛寺さまに向かいました。



千手院からは私を含め5名の総代、世話人さんが出席しました。写真はちょっと光のバランスが悪く、上手く撮れませんでした。

他の総代、世話人さんと共に千手院の護持を担って下さっている方々です。
今回の墓地法面工事の寄付のことや、あらゆる行事にご協力いただいている方です。檀信徒を含め、このような方々がいなければお寺は護持できません。本当に感謝のひと言につきます。

そして今回は研修会の内容も大変わかりやすく、檀信徒の方々にはかなり為になった内容かと思います。
研修会が終わり、浦佐に帰り一献交わしながら今後のお寺のことについて色々とお話をしました。こうやって過ごせる時間は、本当に貴重な時間だと心底感じます。

私なんかが・・・

2012年10月20日 | Weblog
一年に何回か、赤ちゃんの「名前を考えて欲しい」という命名の依頼を受けます。

この世に奇跡の確率で受けた生に対して、名前をつけるなどとはもっての他だといつも思っていますが、それがご両親の希望であれば、少しでも参考にして欲しいと感じて引き受けております。

もちろん、本来はご両親が子供の将来を祈念してつけるのが当たり前です。画数だとか、響きが良いだとかとは別問題です。

しかし、それを説明してもお寺にご一報下さるご縁には本当に感謝の気持ちで一杯です。
今日も3日間、さんざん考えた末にやっと決まりました。明日、ご当人に連絡したいと思います。

一人の人間がこの世に生まれ、そして死んでいくということ、大変重いテーマですが、それ以上になんて素晴らしい、有難いことだろうと、あらためて感じます。

新たな生命の、健やかな成長を心の底から祈っています。

お供物

2012年10月18日 | Weblog
しかし、天気予報の精度は高くなったものだと思います。
予報通り、昨日の午後までは快晴、のち午後3時頃から雨が降り始め今朝まで続きました。後は小雨が降ったり曇り空の1日でした。

昨日は午前の相談事が急にキャンセルになったため、草刈り機を持って浦佐城跡の簡単な草刈りに行きました。
21日に「にいがた狼煙プロジェクト」があるのですが、私は当日はお寺の行事があるため残念ながら欠席・・・その分、前もってできる事はしておきたいと思い登ってきました。



気温も上がり、気持ちの良い山でした。
まだ紅葉には早いようですが、あちらこちらで目にする草の実、木の実たちは心を和ませてくれます。

午前中、ほんの2時間程度作業をし、午後は予定していた銀杏の収穫を行いました。



これらの銀杏の実は、11月7日、8日の「戸たての薬師」、春に浦佐城二の丸跡の祠にお登りいただいた薬師如来さまに、雪降り前に山を下りていただくというご縁日のお護摩修行にお供物として奉納してきたものです。

まだ銀杏の葉は青々としていますが、木を揺さぶり、長い棒を使いながら銀杏を落とし、11月7日の晩に行われるお護摩に間に合うように実を取り出してお供物とします。

こういう季節感を感じること・・・若い時は何とも思いませんでしたが、とても幸せな事だとつくづく感じます。。。

秋晴れ!

2012年10月16日 | Weblog


墓地の法面崩れ防止工事もこのような感じで進んでいます。
しかし職人さんの素早いこと・・・さすがプロだと感心しています。

私は1日心配事相談でした。



浦佐は朝からさわやかな秋晴れ!
毘沙門堂の山門わきに立つオオケヤキも、上の方の葉っぱがが少し色づいてきたようです。



透き通った秋空に越後三山。



八海山の八ツ峰付近は今が紅葉の見頃を迎えているでしょう。見に行きたいと思っているのですが、お天気などタイミングが合うかどうか・・・です。

私はお寺から離れられませんでしたが、仏教青年会の後輩たちは今日は会津から新潟県境付近までひたすら歩いていた事でしょう。

11月に新潟市で真言宗豊山派、智山派、新義真言宗の青年僧侶達の大きな集いがあります。
その法要に使う御灯明の明かりを今、福島から歩いて運んでいます。その明かりは神戸から徒歩で福島まで送られたものです。その明かりを分けていただき、新潟まで灯し継ごうとしております。

もし、法衣を着た青年僧侶達を見かけたら一声かけていただけると喜ぶと思います。

さわやかなお天気。

2012年10月12日 | Weblog
浦佐は気持ちの良い秋晴れ、時々雨模様・・・雨が降る度に気温が下がり、秋が深まりはじめています。



9日から墓地の法面崩れ防止工事が始まりました。
画像の右側から、画像に入らない左側までの法面(斜面)の土留めを行います。

最初は予算もなく、段階的にしていこうと考えていましたが、春の世話人会(役員会)で「寄付をお願いして、一度に工事した方が良い。」との有難いお言葉を頂戴し、工事に着手できる段階まできました。

この工事が完成すれば、山からの土の動きは止められるとの事なので、ご寄付をいただいたお檀家様には本当に感謝しております。

10日には柏崎市の産業文化会館で「檀信徒研修会」が開催されました。
私は主催者側の立場でしたので、朝からドタバタと1日を過ごしてきました。



帰りに駐車場まで歩いていると、野原からハチミツのような甘い香りがしてきました。
どの花からの香りかは分かりませんが、快晴のお天気に心地よい風、甘い香り、その向こうに見えるのは新設された柏崎市の文化会館だそうです。名前は何て言ったかなぁ~?すいません、忘れてしまいました。

秋にはいろんな行事が続きます。。。