ここ3日間「山」続きでした。
12日、浦佐城跡の水源地、「水の手」に県の里山整備の事業が摘要されて道の整備がされるため、現場確認に県の職員さん、史跡保存の専門家、浦佐西山協議会の代表の方と一緒に出かけました。
せっかくの時間だったので、個人的に1時間ほど前に登り、城跡の草刈り作業を行いました。
今まで浦佐城跡の調査にあたっていた方も気がつかなかった「水の手」が、明らかな遺構だということがわかり、遺構を守りながら、しかも水の手はカタクリの群生する斜面でもあるため、花の保存を両立しながらの整備事業となります。
雪降り前の11月末までの工期ということですが、少しずつ浦佐城跡が整備される事は本当にうれしい限りです。
城跡にはナナカマドの実が赤く色づき始めています。
水の手は今まで何十年も放置されていた箇所でもあるので、県の協力があるにしても、ある程度の形になるまでは5~10年はかかるだろうと思っています。しかし何もしなければ始まらない・・・地道に活動を継続していくことが大切だと感じています。
13日はお休みをいただきました。
来月、お寺さん方のリクエストがあり八海山を登る予定になっていたので、しばらく登っていない八海山に登ってきました。随分と整備が進んで登山道もきれいになっていました。
えっちらほっちらと、ゴンドラ降り場から約2時間、八海山の山小屋が見えてきました。
小屋の向こうに八海山の八ツ峰が続いています。
地蔵岳です。
皆さん、この景色に見覚えがありますか?
数年前の大河ドラマ天地人のオープニングシーンで、直江兼続こと妻夫木さんが山の上に立ち、上田の庄を空撮した場所です。
抜群の眺望です。是非お勧めの場所です。
八海山というだけあり、ここから八ツ峰が続きますが、鎖場の連続です。
私は修験道の本元、大峰山や四国の石鎚山なども登っていますが、この八海山の行場はそれに全く引けをとらない、いや、それ以上の行場であると思います。
やはり霊峰の名にふさわしい、全国屈指の信仰の山です。
この峰には鎖場の連続です。
命綱もなく、踏み外せば先ず命はないでしょう。
奥の石の峯が八ツ峰の一番奥の大日岳です。
八ツ峰を越えた後、帰りは迂回路を戻ってきた箇所からの1枚です。
ちょっと雲がかかっていますが、八ツ峰から見た越後駒ヶ岳です。
久しぶりに登った八海山でしたが、台風の影響なのか、山頂付近もとても暑かったです。この時期はもうかなり寒くなっているのですが・・・。
そして今日は朝6時30分から浦佐城跡の下草刈り作業を、浦佐城・薬師様の会の皆さんで行いました。
26日に三用小学校の子ども達が大勢登るとのことで、事前の草刈りと、この季節はスズメバチの要警戒の時期になるため、目視によるハチの確認作業を行いました。
ニュースではスズメバチの大量発生のことがピックアップされていますが、私が見る限り、浦佐では昨年よりはハチはいないように思います。
今日のように、大勢で、しかも草刈り機の空気振動があれば、必ず偵察のハチがくるはずですが、今日は1匹も見ませんでした。
約2時間の作業、お天気も良くて充実した作業になりました。
山の作業が終わってからは1日、境内、墓地の草刈り作業。草刈り機の振動で夜になっても手がプルプルとしています。
ただ、台風18号の進路、雨の具合が心配ですね。
浦佐は稲刈りの真っ最中、雨の被害がでないように願うばかりです。