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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

夏から秋へ

2013年08月31日 | Weblog
昼間は夏の日ざしが照りつけるが、日が沈み夜になると、おてらの脇を流れる祓川から涼しい風が吹き下ろしてきます。
夜になると寒いくらいの風になってきて、秋の虫たちが草むらで鳴いています。



境内中庭の池のほとりにも、ここを住処にしている秋海棠がきれいに咲いてくれています。

街中の方へいけば、稲穂にも色がつき始め、まもなく魚沼コシヒカリも収穫の時期を迎えます。

体調の方も戻り、昨日は1日心配事相談、今日は午前中にご祈祷、午後の相談事がキャンセルになったので、午後は草刈り作業にでようと思います。

今日は最高気温が34度くらいになりそうとのこと。熱中症に気をつけたいと思います。
そして気になるのは台風の進路・・・明日は浦佐山岳耐久マラソン大会が開催されるので、お天気がちょっと心配です。

リズム

2013年08月27日 | Weblog
毎年の事なので、それ相応にペースを考えていてもなかなか逃れられません。

毎年、お寺の夏の行事が終わる頃になると、身体がおかしくなります。

一昨日夜中から発熱!「またか!」と思いましたが、きっとこれが私の身体のリズムなのだろうと思います。

上半期の身体の歪みを正して、夏の余熱をしっかり取って後半に望みたいと思います。

今日は空が高く、気持ち良い秋風が吹いています。

夏の行事!

2013年08月26日 | Weblog

お盆が終わり、ある方から電話がありました。

お宅に行ってみると、四国八十八ヶ所のお遍路の時、高知でいただいてきたハマユウの花がキレイに咲いていました。こうなるまでに数年間かかるそうです。

ただ、用件は別の件で、川においていたスイカの皮にカワニナがびっしりとくっついているので、いらないか?ということ。

ありがたい、ありがたい、ととらせていただき、祓川に放流してきました。

昨日は浦佐明朗運動会がありました。前日まで凄い雨でしたが、心地良い風が吹くなか、楽しかったです。ちなみに門前区は9位という結果でした。
お年寄りが多い区ですが、多分区民の出席率は1位だろうと思います。

今日、明日と諏訪さまのご祭礼があり、これで千手院の夏の行事が一区切りになります。

下見。

2013年08月22日 | Weblog
今日は午前中にご祈祷を済ませてから、三用小学校の先生と浦佐城跡の「下見」にいきました。
三用小学校ではここ数年、地域の山城跡を勉強しているということで、9月に生徒達と浦佐城跡を訪れるということです。

春から下草刈りをしていなかったので、城跡上部は草丈が結構伸びていました。
生徒達が訪れる前に一度草刈り作業が必要なようです。



午後、下見の先生方がくる前、1時間ほど時間が空いたのでカワニナをとりに行ってきました。
ほんの30分程度の作業でバケツにこれだけのカワニナがとれました。ここの場所は三面コンクリートの川で、大雨が降ればこのカワニナ達は魚野川に流されるだけになってしまうので、捕獲して2年前に大打撃をうけた祓川上流と毘沙門堂脇の掘に放流しました。

カワニナをとっていると「お前さん、千手院さんじゃないか・・・何をやってるがだの???」と2人ばかりに声をかけられました。
確かに、こんなことをしている人間はあまりいませんから、不審に思われたかも・・・。

今年はこれで2回目の放流をしました。
毎年行うという訳ではないのですが、祓川での新潟福島豪雨の被害があまりにひどかったものですから、ちょっと手を加えさせてもらいました。祓川上流の草刈り作業も近々しなければいけない時期になっています。

まだしばらく草刈り作業の日々が続きそうです。。。

不思議だなぁ~。

2013年08月21日 | Weblog
今年のお盆は本当に暑かった。。。
そして今日も日中はとても蒸し暑く、不快指数100%。午後からは時折強い雨がふりつけるお天気でした。

しかし、お盆が終わってから、急に日が暮れるのが早く感じる・・・夜の虫の声が違う・・・、少~しずつではあるけれど秋に向かっているなと感じる空間です。

今日は昼間はお盆前にできなかった草刈り作業や墓地の後片付けなどをしました。作業をしているときは「秋」などはどこへやら・・・汗びっしょりになります。

夜は御詠歌の練習日。
御詠歌をお唱えしていると、網戸にくっついたアブラゼミが御詠歌のお唱えに負けないくらいの声で鳴き、御詠歌とアブラゼミのお唱え合戦勃発!!!おばぁちゃんパワーに、お唱えの途中にセミは黙ってしまいました(笑)

猛暑。

2013年08月17日 | Weblog
皆さん、今年のお盆はいかがお過ごしになったでしょうか?

浦佐は例年になく猛暑になり、汗だくのお盆参りになりました。
昨日、早めのお昼をお供えし、御霊をお墓にお送りしたあとは、本堂、境内の片付けをすまし、お手伝いしてくれた弟たちや親戚たちとひとときを過ごします。

今日は休養をいただき、ゆっくり過ごしました。

気がつけば、今年もお盆が終わりました。
後悔のない前半だっただろうか?じっくりと反省しながら後半に望みたいと思います!

1番賑やかな日!

2013年08月13日 | Weblog
今日はお盆。ご先祖の御霊をお迎えする日です。
浦佐の墓地は、1年でこの日が1番賑やかになります。それぞれの事情もあり、朝からポツリポツリとみえるお墓参りも夕方になるとたくさんのお参りの姿が見えます。21時くらいになるとお寺の提灯や灯りを消すのですが、お墓には夜遅くまでローソクの灯りがあちこちに見られます。

私にとって、今年はかなりハードなお迎えの日になりました。
住職の体調不良もありますが、この猛暑の影響もあるでしょうか、昨晩はお通夜、今日は葬儀、終わってすぐにお寺へ戻り、歴代住職のお墓参り、その後は19時過ぎまで本堂で檀信徒の先祖方へ、お盆供養の読経を上げさせていただきました。

弟たちが帰省して手伝ってくれているので、多少の準備不足とかはありましたが、何とかお迎えの日を無事済ますことができました。

今日のご葬儀のおばぁさんは、かなりの期間を浦佐で過ごされたのですが、魚野川の河川改修のためお子さんのいる長岡市へ引っ越されました。住み慣れた土地を離れ、新天地での努力は相当であったと思われますが、お孫さんやひ孫さんに囲まれ、素晴らしい最後を迎えられたと思います。

生意気なことを言うようですが、ご葬儀の際、残された遺族の表情や仕草を見ていると、不思議と故人への情愛の深さがついてまわります。
今日のご遺族、特にお孫さん方の表情、行動からは、故人への感謝の念がよく伝わってきました。そして礼儀正しく、若いなりにも適切に年配者や目上の方々に対応できるコミュニケーション能力を拝見すると、「これは、おばぁさんのおかげなのだな・・・」とつくづく感じます。

しっかりとした「人」を残すことが、一番の宝、難しいことだと思います。
生きている間、表面上では何とでも繕えても、最後だけは繕うことはできません。戦中戦後の動乱を生き抜かれたおばぁさんはそれを実践してみせてくれました。大変勉強させられたご葬儀でした。

偶然だろう・・・と言われるかも知れません。

昨晩、お通夜を済ませお寺に帰ってくると、前夜までの湿度たっぷりの夜から、爽やかな風が沢をつたい山から下りてくる夜に変わっていました。「これもおばぁさんの生き様なのか?」と思わせるような爽やかな夜でした。

そして今晩も同様。夜には少し肌寒いくらいの涼しい風が山から吹き下ろしています。
さらに、夜9時を回り、境内や墓地の片付けをしていると、お墓の背中越しに大きな大きな流れ星に出会いました。

準備が後手後手に回り、どうなることやらとバタバタしていたお盆前、入りでしたが、流れ星と沢風に吹かれて一気に気分が晴れました。まさしく、おばぁさんからのメッセージのようです。感謝!!!

さぁ、明日、明後日とお檀家さんにお参りに伺います。しっかりと心を込めてご供養させていただきます。

今日の写真ではありませんが・・・



境内には提灯が飾れています。



本堂内はお盆仕様?に飾られます。
画像では分かりづらいかもしれませんが、季節の野菜、果物、ソーメンやエゴなどのお供物やヨシ飾り、ホオヅキに杉の葉っぱ、盆花にキュウリの馬にナスの牛、生花で荘厳されます。



竹を切ってきてお迎えの灯火として、境内、墓地のあちこちに飾っています。

お盆準備・・・

2013年08月10日 | Weblog
恥ずかしながら、今年はお盆準備がかなり遅れています。



9日の観音様の日に何とか間に合った盆灯籠。2日がかりで切り上げました。
毎年切り、張り替えてお盆の御霊をお迎えします。江戸時代には多くのお寺で見られた盆灯籠の形です。今ではほとんど見ることができなくなりました。

今日は朝から墓地の草取り、本堂や位牌壇のお掃除、香炉の灰をこしたり、細かい作業でした。
明日は遅ればせながら仏器磨き、そして残った草刈り作業まで手が回るかどうか???といった感じです。



毘沙門堂の山門もお盆にあわせてライトアップが始まったようです。
15日には仮装盆踊り大会が開かれます。涼みに足を運んでみてはいかがですか~!!!



今朝、草取り作業が一段落し、川の水で手を洗おうとするとカジカガエルのオタマジャクシを見つけました。最近の大雨の時に流されて、お寺の池に通じる水路に避難?迷い込んできたようです。
よ~く見ると足が出ていて、カジカガエルのまだら模様がすでにでています。

ちょうどホタルの舞う6月下旬から7月上旬まで、聞こえていたカジカガエルのキレイな鳴き声も今は聞こえず、今度はオタマジャクシになって現れてくれました。この水路にいては流されてしまうだけなので、本流に帰してあげました。大きくなれよ~!


青少年研修会!

2013年08月09日 | Weblog
真言宗豊山派 越後宗務支所が主催する第34回青少年研修会が、今年は石地の形蔵院さまを会場に1泊2日で開催されました。
目の前に日本海が広がる恵まれたお寺で、今年は71名の子ども達、私たち大人も入れると100名を超す大所帯の研修会になりました。

お寺に泊まり、お経の練習や食事、命の大切さ、そして本堂で寝るという滅多にない体験を通じて、宗教的な情緒を感じたり、感謝の心を育てる研修会です。



今、ほとんどの家庭では椅子にテーブルの食事形態だと思います。
どちらが良いとか悪いとかではありませんが、たまに畳に正座をして、食事の作法を体験するのも良いことだと思います。



自分だけの、オリジナルの腕輪念珠を作ったりしました。
色々な色があり、楽しみながら自分の数珠ができました。特に女の子には好評です。



厳しい時もありますが、時には楽しい時間を過ごしました。
お寺の目の前の浜辺でキャンプファイヤー!!!しかもただのファイヤーではありません。この元火はご本尊様のローソクの火をいただいてきます。小さな火が大きな火に変わります。その火がなければ何のお料理もできません。電気もできません。しかし、扱いを間違えれば火事のような脅威にもなります。「火をいただく」「おかげさま」を学ぶファイヤーでもあります。これを私たちは「法の灯火(のりのともしび)」と言っています。

今年は低学年のお子さんが多かった研修会でしたが、本当によく頑張ったと思います。
物も情報も溢れている時代・・・、いつかこの研修会が子ども達にとって役立つ日が必ずくると信じています。

昨日、今日ととても暑かったですが、良い研修会になりました。しかし、子どものパワーはものすごい・・・毎年のことですが、圧倒されっぱなしでヘトヘトです。けれど明日に繋がるパワーもいただきました。

少年少女よ大志を抱け!!!

盆礼・盆持(ぼんぼち)とは?

2013年08月04日 | Weblog
1日の「雨の盆持」の記事にnellさんからコメントいただきました「盆持」について、せっかくの機会ですので簡単に述べてみたいと思います。
ちなみに下のリンクも参考にしていただければ幸いです。

千手院年中行事「盆持」について

上のページにも書いてありますが、結論から言うと盆持、盆礼とはお盆における「贈答儀礼」ということです。
1年の最初、お正月に神様方をお参りし、後半に入るお盆(7月盆)には先祖方をお参りするという、後半の節目がお盆になります。

お正月にお年始があるように、後半には盆礼といって師匠や親戚、目上の方々に挨拶をして回る風習が江戸時代の頃に定着したようです。
今ではお年始も盆礼もお布施(財施)を包むようになりましたが、最初はお供物などをあげたようです。

その風習が今でも伝えられており、その呼び方は盆持、盆礼、盆参、盆内などと、その土地によって様々なようです。
また、私の知る範囲ですが、この盆礼、盆持を各お寺で毎年の日時を決めて、檀家さんが集まって総会を開いたり、「お施餓鬼」という法要を執り行い、法要後に直会(懇親会のようなもの)をふるまったりしているお寺が多いようです。

また、千手院のようにごく簡単に、玄関先で挨拶を交わしたり、時間のある方はお茶を飲んでいかれたりするような場合もあります。

東京、関東地方でもこの盆礼の風習はかなり広い範囲で行われていたようですが、「盆礼」とはあまり言わずに、今では「付け届け」というような形で残っているところもそれなりにあるようです。

正直な話、それが「お寺はお金がかかる」というような若い世代のお寺離れに拍車をかけている部分もありますが、あくまで「贈答儀礼」ですから、ご自身ができる範囲でお布施の心をあげて下されば十分なのであります。千手院でもそうですが、新潟ではその浄財を使わせていただいてお盆の準備を整えるお寺もたくさんあります。
もし、それを「いくらでなければいけない」というような住職がいるお寺とは、お付き合いの仕方を考えても良いのかもしれません。私の知る越後のお寺さん方の中には、そのような事をいう人はいませんが、お坊さんも色々です。前にも書いたことがありますが、今は患者が医者を選らぶ時代、お坊さんも皆さん方が選ぶ時代になっていると思います。しかし、檀家と菩提寺という関係ではそれがなかなかできない・・・というのもお寺離れの一因でしょう。

お盆を迎える季節、盆礼という風習を想いながら、「ご本尊さま、ご先祖さま、今年も前半を無事に過ごさせていただきました。どうぞ後半も見守り下さい。」という時間を持っていただけたら幸いです。

nellさん、こんな感じですが、少しでも参考になればうれしいです。



さて、話は変わり、昨日、今日の1泊2日で毘沙門堂普光寺さまで一日一休さんという行事が開催されました。
何回目の開催になるでしょう???今年も子ども達が30人以上集まったそうです。お寺体験をしたり、食事のありがたさを教わったり、また西山三十三番観音巡りのハイキングや楽しいイベントもあったようです。

私は参加していないので中の詳しい様子は分かりませんが、こうしてお寺で、ご本尊様の御前で過ごした時間は無意識のうちに豊かな情緒を育ててくれると思います。少年少女よ大志を抱け!!!