千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

冬前・・・

2011年11月28日 | Weblog


細かい箇所を残して、本堂の前も大体の冬準備が終わりました。
これであとは雪が積もっても大丈夫でしょう。あとはお正月のご祈祷の準備に追われます。

今日は1日、心配事相談。今年の相談事活動もいよいよあとわずかとなりました。
相談者のお役に立てたかどうかは分かりませんが、依頼があったことにはできるだけ対応できるよう今後も頑張りたいと思います。

夕方5時だというのに外は真っ暗・・・日が短くなりました。その分、家の中は明るく、楽しくいきたいものですね!!!

今日の雲海!!!

2011年11月27日 | Weblog


今日の大雲海!
中央左が越後駒ヶ岳、右が八海山、八海山の裏側あたりが中之岳、あわせて越後三山となります。画像の一番右のあたりが巻機山になります。

昨晩からの冷え込みで朝になると一気に霧が出始め、この大雲海を作り上げてくれます。自然のダイナミックさにはホント驚きです。。。

今朝は門前地区の消雪パイプの点検、掃除が7時からあったためご来光には間に合いませんでしたが、8時過ぎに行ってもこんな素晴らしい光景に出会えます。今日は大変冷え込んだので、10時くらいまで里ではモヤがはれずにいましたので、そのくらいの時間まではこの大雲海が広がっていたと思います。

天気予報では快晴の予報でしたが、ご覧の通り山側の東は薄曇りとなりました。やはり雲一つない雲海に出会えるのは滅多にないことなんですね~、これもご縁かな?難しい・・・。



南側に目をやると遠方には湯沢方面のスキー場が見えます。白くなっているところがコースになっているところです。石打丸山スキー場や舞子高原などのようです。もっと天気が良くなると苗場山なども見ることができます。



寒そうですが、冷え込みで霜をかぶった草たちもかわいらしく見えます。
こんな光景が車でほんの数分走らせれば見られるのですから、改めて地元の良さが身にしみます。

雪が降ると道路も閉鎖され行けなくなるので、今の貴重な時を大切に楽しみたいと思います。

山から降りると境内の消雪パイプの掃除、点検と冬前の外仕事で1日が終了。何日もかけましたが、あと少しでようやく冬前の外仕事が終わるめどがついてきました。

貴重な晴天

2011年11月26日 | Weblog


今日は良いお天気に恵まれました。
ご法事と納骨の1日でしたが、この時期はどうしても雨が多くなるため、お天気になって納骨には大変良かったです。
気温は低かったですが、助かりました。これも故人のお徳のおかげでしょうか。



八海山の八ツ峰もすっかり冬景色です。
やはり山に雪が降りると里に吹く風も一段と冷たくなります。

これから天気が安定しない魚沼では、晴天の日は本当に貴重になります。。。

風邪のち初雪のち雲海・・・

2011年11月23日 | Weblog
毎年、1回か2回ほどリセットの時期がやってきます。私の場合、大体お盆過ぎの頃か、この11月前後にやってきます。
気をつけているつもりでも、身体は正直なもので「休め」といわんばかりに風邪に見舞われています。

すったもんだしていると寒気がやってきて浦佐の里にも初雪となりました。



白く雪化粧したあとはすぐに溶けてしまいまいたが、いよいよ冬本番なんだと実感します。



初雪の日、どうしてもご祈祷に必要な植物をとりに行かなければならず、浦佐城跡の麓に入ると、なんと言ったらよいのか・・・ステキな五色の世界が広がっていました。デジカメを持って来なかったのを悔やみながら携帯でパチリ。
「白・赤・黄・青・黒・(びゃく・しゃく・おう・しょう・こく)」仏教で云う五色が私の心に入って来ました。ちょうどかなり発熱していたので頭がボーッとしていたのかも知れませんが、すごく感動した光景でした。

1日は横になって休ませていただきましたが、千手院ではすでにお正月の準備が急ピッチで進められていて、住職が入院している関係もあり休んでもいられません。身体が本調子ではなかったので座ったままできる仕事になりました。



これはお正月から2月にかけて行う星祭りというご祈祷に使うヘイソクです。
奉書紙をたたみ、端を裁断します(右)、小刀で切り目を入れます(中)、たたんだのが(左)です。これに秋にとってきたヨシをさしてヘイソクが1体完成します。星祭りや水神様、荒神様などを含め、毎年約1000体のヘイソクを作り、お正月にご祈祷します。全部手仕事で大変手間がかかります。

昨日あたりから熱も下がり、お天気を見ると今日は雲海を見るチャンスだと思い、山へ行ってきました。



朝方、少し雲がかかり放射冷却現象が弱まったためか、ご来光が拝めず、イマイチの雲海でしたが、今年初めての光景に感動と感謝でした。
タイミングが良ければ、今年もあと1回か2回はチャンスがやってくると思います。



パノラマでも1枚撮ってみました。
初冬の越後連山に魚沼盆地・・・今日あたりは中之岳付近から日が昇っていると思います。これから少しずつ日の出の位置が八海山側に移ってきます。



今年の雲海は???

2011年11月19日 | Weblog
今日は午前中から雨模様。しかし気温は高め・・・この低気圧が過ぎるとグッと冷え込むのだろうか?
週間天気をみても新潟はずっと雨マークが続きます。しかし御詠歌の全国大会はお天気に恵まれて良かったです!!!

今日は境内の冬準備と心配事相談で1日が終了。墓地のゴミ箱も撤去させていただきました。

さて10月の中頃からずっと気になっていることがあります。
浦佐の西山山上から見る大雲海です。

去年は比較的時間の都合がつき、お天気のタイミングも合ったので良い雲海に出会えましたが、今年はなかなかタイミングが合わず、まだ1回も見られていません。
これから12月の中旬にかけて、気温が下がり、お天気が良くなった放射冷却現象の朝には越後駒ヶ岳、八海山からお日様が昇ります。魚沼を覆い尽くす大雲海を今年も見たいものです。。。

第56回全国奉詠名古屋大会

2011年11月18日 | 御詠歌
今年は17日に名古屋市でご詠歌の全国奉詠大会が開かれました。
名古屋という事で2泊3日の日程で浦佐からバスで出かけてきました。

途中、長岡や柏崎で数名と合流し、合計17名で出かけてきました。



16日の朝は浦佐は冬空、八海山は雪化粧でしたが、長野から先は快晴!名古屋までほぼ移動で終わりましたが、熱田神宮をお参りしました。
市内のビジネスホテルに泊まり、翌日の大会に備えました。



17日の奉詠大会はこんな感じです。
第1部に東日本大震災犠牲者への慰霊法要。第2部で全国から集まった方達の奉詠。



第3部は未来への祈願法要!これは今までの大会になかったところで、私はこれは凄く良かったと思います。
過去と未来は常にセットでなければいけないと考えているからです。



大会後は長良川温泉に泊まりました。
奉詠が無事に終わり、皆さんと温泉につかり、楽しい夜を過ごしました。ちょうど鵜飼は10月15日で終わっていましたが、長良川沿いを散策すると鵜飼の船でしょうか・・・



今日18日は長良川温泉を出て、郡上八幡を散策、観光してきました。画像は名水の宗祇水。
お土産を買ったり、楽しい時間を過ごして帰ってきました。

いつも思うことですが、帰るふるさと、家があるということはとても有り難いことです。
震災の影響でふるさとから離れざるを得ない方々が、1日も早く帰られる日が来ることを願ってやみません。

冷たい雨・・・

2011年11月15日 | Weblog
今日は朝から気温が上がらず、冷たい雨が降り続いている・・・。明日には雪マークが見える、冬型の気圧配置です。



今日は境内の冬準備を一気に進めようと1日空けておいたのですが、あいにくの冷たい雨で予定の半分ほどで止めました。
画像の奥にあるお地蔵様ののぼり旗を片付け、萩を刈り取り、石灯籠を解体して下ろし、案内板を外し、本堂入り口に雪が吹き込まないようシートを貼ったり・・・などなど細かい作業が結構あるんですよ。

これらをまた春になると組み立てたり、設置する・・・一般的に新潟県人の気質が粘り強いと言われるのも分かる気がします。
こうやって一雨ごとに寒さが増していきます。今、浦佐は午後4時くらいになると随分と暗くなります。

さて、私は御詠歌の大会のため御詠歌の講員さん達と明日から2泊で名古屋へ行ってきます。
その間、メールの返信はできませんのでご了承下さい。

今年は大震災の慰霊・復興祈願法要も執り行われます。この寒さ、被災地では厳しいことでしょう。けれど冬を過ぎれば春は来ます。少しずつでいい、前へ進みましょう。

浦佐城跡の案内板片付け。

2011年11月13日 | Weblog


今朝、浦佐城薬師様の会の皆さんで山城内にある看板類を片付けました。
画像のブルーシートは城跡登り口にある大きな案内板です。

これから魚沼は雪が積もります。
こうやって毎年、片付けをしないと雪の重みでみ~んなダメになってしまいます。

城跡の片付け後は心配事相談、その後は境内の片付け作業・・・11月からは冬の準備に向けて慌ただしくなります。

大会前の練習日。

2011年11月11日 | 御詠歌
今晩は御詠歌の練習日でした。
今月17日に開かれる御詠歌の名古屋大会に向けての練習です。練習といってもあくまで御詠歌を「お唱え」するためのものであり、上手いとか下手とか、そういうものではありません。

御詠歌というものを通じて、皆が仏教のことや地域の風習を学んだり、世間話や時には旅行したり、一緒にお酒を酌み交わしたりしながらコミュニケーションを重ね、お互いに支え合って楽しくできたらいい・・・と思いながら活動をしています。

かなり高齢化が進んでいますが、皆さんあまり気にしていないようです。私も同じです。
今年の名古屋大会も楽しくなりそうです。

今日はかなり冷え込みました。皆さん風邪を引かないように気をつけましょう!!!

立冬・戸たての薬師さま。

2011年11月08日 | 行事・お祭り
薬師如来様が5月8日に山上に登り、11月8日に山から降りてこられる・・・そんな雪深い魚沼ならではの風習があります。

千手院の本尊様は千手観世音菩薩様ですが、あわせてこの薬師如来様を昔から大切に信心し、祀らせていただいております。
5月8日は山頂祭、11月8日は戸たての薬師と言ってきました。「戸たて」とはどういう意味か?幕末までは山上(浦佐城跡)に薬師堂があったそうです。そのお堂の冬囲いをして、お薬師さまを降ろしたのが11月だったため、戸を立てる、戸閉めをするという事で「戸たての薬師」と言うようになったというのが伝承です。書いた書物はありませんが、お寺には口伝えでそのように伝えられています。



11月7日はその宵晩、薬師如来をご開帳するための薬師護摩が本堂で焚かれます。
家族が撮ったピンぼけの写真が、よく見ると薬師如来さまを中心にして周囲が渦を巻いているようです。何故かありがたかったのでUPしてみました。

今日、8日は山上に登り、現在残っている祠前で読経して薬師さまより山から降りていただきく・・・という風習です。

浦佐は曇り空で、小雨もありましたが、時折青空ものぞいてくれました。浦佐の西山地域は今が紅葉の盛りのようです。



紅葉が手招きして迎えてくれているようでした。
浦佐の山は、駅など遠くから見るよりも、実際に山に入ってみた方が数倍も綺麗です。モミジやブナ、ナラ、ウルシなどの朱や黄色が良い感じですよ~!!!ハチの活動もそろそろ終息しているようです。





紫式部など、実のなる木々も目を楽しませてくれます。
午後からは本堂の後片付けがあるので、あまりゆっくりできませんでしたが、時間があればじっくりと散策したかったところです。



帰りにはヒョッとヒラタケを発見!
「ありがた~い、薬師さま!」と秋の恵みをいただいてきました。お味噌汁でいただくのが大好きです。

放射能???、あまり気にしないで私はいただこうと思っています。