千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

裸押し合い大祭間近

2009年02月28日 | 行事・お祭り
浦佐町内はいよいよ3月3日、日本三大奇祭の裸押し合い大祭モードが全開になってきたようです。毘沙門堂山門に通じる入り口の門柱にも、真新しい看板が設置されていました。境内にも雪が運び込まれ、いよいよといった感じです。

今年は大河ドラマ天地人の効果を得て、例年以上の来客を期待したいところです。

すでに放映してしまいましたが、本日、午後6時からの新潟総合テレビ『スマイルスタジアム』の中で裸押し合い祭り、浦佐の街中、大ローソクの作っているところや、名物しんこ餅、山門前料理屋の寿多屋さん、多聞青年団などが紹介されたそうです。

時間がなく、よく見れませんでしたが、浦佐の人や物が積極的にアピールされていくのはすごくうれしいニュースです。

夜にはパッとつけたテレビで白洲次郎さんのドラマをやっていました。前に本で読んでいて、その生き様に大変魅力を感じていたので、思わず見入ってしまいました。

戦前から戦後の時代に、物事をただ批判するのでなく、大きな目的のために、大義のために建設的な意見、批判を物怖じせず発言していく姿はとてもカッコイイと思います。なかなかできることではありませんよね。

浦佐でも天地人を機に、たくさんの街づくりの会が発足しています。そんな会の中で白洲さんのように大きな目的のために、積極的、建設的な提案、批評がでてくることを期待したいと思います。

おっと、期待をする前に自分自身でそれを実践しなければならないですね。頑張ります!

古山門調査のこと。

2009年02月26日 | 地域
今日は午前中、3月3日の裸押し合い大祭の準備のため、古山門の雪囲いをはずし、東京の護国寺へ会議に行って来ました。今年度の青少年研修会を開催した代表者が全国から集まり、反省点や課題を話合うためのものです。
全国にはいろんな活動をしている方がおり、大変勉強になりました。

東京は意外と寒かったですが、護国寺に到着すると梅の花が迎えてくれました。いよいよ春だなぁ~と感じます。

古山門といえば、先日ある友人から質問されました。
「裸押し合い祭りの実行委員の人が言ってたけど、去年からの古山門調査でおまえ(私)が随分非協力的だって言ってたぞー、ホントんがーかぁ?」

私は全く気にしていないのですが誤解をされたくないので、再度書きたいと思います。

古山門調査に関して、「どんどんやるべきだ」という思いから、事前の予定を変更してまで協力しましたし、発見された棟木の公開も、墨書の赤外線写真撮影、額の取り外し調査なども、できる限り、積極的に協力はしたつもりです。


ただ、ひとつだけお願いをしました。
古山門が千手院に任され、分かるだけでも150年以上、護持、修復のために千手院の檀信徒など、どれだけの方々に金銭的、労力的お力を借りてきたか分かりません。古山門の調査を公開する際には、それだけは公表して欲しいと調査して下さった先生にお願いをしました。

最低でも、そのくらいの敬意を表さなけば、尽力をしてきてくれた先代や檀信徒の方々に申し訳がたたないと思ったからです。

何事も物事がゆがんで伝えられることはよくあることですが、以上が真実ですので、どうぞ誤解なきようにお願い申し上げます。


八ヶ岳へ

2009年02月25日 | Weblog
今晩まで長野、山梨にまたがる八ヶ岳山麓まで行ってきました。

八ヶ岳や南アルプスが広がる素晴らしいロケーションが広がるはずが、残念ながら雨と雪模様・・・、お天気には恵まれませんでした。

ある方から紹介されて、初めて足を運んだのは約10年前。それ以来、素晴らしいロケーションはもちろん、そこに息づく食や芸術文化に魅せられ、毎年足を運んでいます。南魚沼とは大して人口も変わらないと思うのですが、最近では森林ボランティアなど自然環境に対する取り組みなども抜群のようです。私の中ではひとつのモデルになっており、学ぶことがたくさんあります。

いつも思うことは、そこに住んでいる方々が衣食住をすべて楽しんでいること!
もちろん、生活をするために仕事もしなければいけませんが、それが無理な押し付けなどでなく、あくまで自然体・・・、それが大きな魅力です。

いい意味でのこだわりを持ちながら、我が町も人もこのようにありたい!いつも訪問するたびに感じています。

餅会

2009年02月22日 | 地域
今日は3月3日に行われる裸押し合い祭りに奉納し、撒くための餅つきの会がありました。

浦佐多聞青年団の方々もお手伝いに来てくれて、デジカメでたくさん写真も撮ったのですがパソコンにつなぐケーブルが見当たらなくて、画像がUPできなく残念です。

快晴の1日、気持ちよく餅つきが終わりました。
「餅会」とは、浦佐多聞青年団を終えたOBが同級生ごとに会を組織し、幹部を終えた後もお祭りに協力したり、撒与(さんよ)するための御餅や俵を作ったりしている会のことをいいます。

私の同級生の会は「朱豊会(しゅほうかい)」といいます。
今日は朝から夕方まで、奥さん方やお子さんも一緒になって1日を楽しく過ごしました。

お祭りまでもう少しです。
雪が少し足りないようですが、きっと今年もいいお祭りになると思います。期待しましょう!!!

墓地積雪状況(2/19)

2009年02月19日 | 墓地積雪状況
ここ2,3日、雪が続きました。

トキめき国体も開幕し、待ちにまった雪といったところでしょう!スキー業界に携わっている弟からは「まだ足りない」との声・・・、浦佐の3月3日裸押し合い祭りも雪が足りなく21日から雪の搬入作業が始まるとの通知がありました。

「天地人」効果でしょう・・・、冬なのに浦佐毘沙門堂には団体でお参りにきている方々を見ます。やはり絶好の機会ですよね。裸押し合い祭りも広く知られて欲しいと思います。

先週までの降雪だと、3月のお彼岸にはお墓参りが楽々できるな、と思っていましたが、この分だとちょっと難しくなりそうです。今後のお天気次第ですが。

話しは変わりますが、先週の「天地人」、先日書かせていただいたKさんがチラッと映っていましたね。お経の声が聞こえ始めた時、「キタキタ~!」と思いました。3月1日にはもっと出るのかもしれません。

沸騰都市

2009年02月16日 | Weblog
NHKスペシャルで放映された「沸騰都市」・・・興味深く見ておりました。
ドバイから、今日放映の東京まで、全部は見れませんでしたが、すごく考えさせられました。

人、物、お金、才能、すべてを飲み込もうとするグローバルな世界観、生き物のように成長、競争、膨張を続ける巨大都市・・・本当の幸せなのかな?つくづく考えさせられました。私なりの答えも見つからないままですが、とても勉強になる番組でした。感謝です。

生活を守るため、家族を守るため、雇用の創出、経済成長は必ず必要だと思いますが、一宗教家として、それに比例する心の成長、幸福への価値観も必要だと感じています。物が豊かになればなるほど、心の豊かさが見直されて欲しいと願います。

う~ん、まとまりませんが率直に感じている思いです。

関さん、おめでとうございます!

2009年02月15日 | Weblog
昨年の2008狼煙プロジェクト写真コンテスト、参加団体部門で浦佐城・薬師様の会の関文治さんが最優秀賞を受賞されました。おめでとうございます。スゴイですねー!皆さん、是非→コチラをご覧下さい。

今年の狼煙がまた楽しみになりました!



今日は昨日以上に春の陽気・・・、心配事相談をしながら汗がしたたるようでした。墓地にもほとんど雪はありません。



平成18年の3月にはまだこれだけの雪がありました。
観音さまの頭しかでていません。いかに今年が小雪か分かります。

明日は大きな雪だるまが天気予報に見えますが、期待したいところです。大河ドラマで影が薄くなっていますが、冬季国体という大イベントも開催されるのですから
・・・。

お久しぶりです。

2009年02月14日 | Weblog
ご無沙汰しておりました。
ここのところ連続してお葬式が続き、目が回りそうな日々が続いておりました。

住職が手術をして間もなく2ヶ月が経とうとしています。
お陰さまで順調に回復し、今回はお葬式の導師を勤められるくらいになりました。タバコを辞めたせいもあるのでしょうか・・・私がいうのも何ですが、前より声に張りがあるように感じます。11日には2人で新潟県の豊山派全寺院が集まる会合にも出席してきました。



12日には、やっとこ嫁さんの実家に新年の御挨拶に伺うことができました。
堀之内ですぐ近くなのですが、正月行事をすべてやらなければいけなかったので、今頃になってしまい、お恥ずかしい限りなのですが・・・。

写真は堀之内の御嶽山です。義父が大の山好きで、地域の山好きの方達で山小屋を建てたり、定期的に山の手入れをし、県からも表彰を受けていると噂を聞いていたので、是非登ってみたいと思っていました。

クチコミが広がり、今では長岡や県外からも登りにくるそうです。トレッキング感覚で登れる山で、浦佐城跡も見習うべき箇所がたくさんあり勉強になりました。
山頂には半鐘があったり、手作りの山小屋もあったり、雑木を定期的に切り、マキにして囲炉裏があったり、楽しそうな雰囲気でした。

12日も冬の山に40人以上の方が登っていたそうです。スゴイ!



今日は1日中、雨模様・・・昨晩などは土砂降りのようでした。
千手院と毘沙門堂の間を流れる祓川も水量が増え、朝方は山の土混じりの茶色い濁流が凄かったです。

今晩は千手院裏の白山神社で「子供サンヨ」が開かれ、3月3日には裸押し合い祭り・・・ケガ防止のためにも一定量の雪が必要なのですが、相当に雪不足です。これから少し冬型の気圧配置になるらしいですが、どうなることやら。

あとは、雪がないなりに前向きに歩むしかないのでしょう。互いに智慧を絞りながら・・・。

古山門(太子堂)額の修復が完了しました!

2009年02月05日 | Weblog


立春を過ぎましたね。これからはいよいよ春の到来でしょうか。

昨年11月からお願いをしていた浦佐毘沙門堂の正面にある古山門(太子堂)の額の修復が完了し、今日取り付け作業をしてもらいました。

文政4年(1821)に、小千谷の星野喜代五良 喜治という方が寄進してくれた額です。額の裏面に彫ってありました。古山門は室町時代から江戸時代初期に建てられたと推測されており、現在の山門(仁王門)建立にあたり、文政9年に現在地へ移されたのでその5年前に奉納されたことになります。

欅で作られており、正面の金箔のはく離が特に激しく、できるだけ現状保存、新たに手を加えないように時間をかけて修復していただきました。



もう1枚。
聖徳太子の額も痛みが激しくかったため、修復しました。額を降ろしてみて初めて分かったのですが、木枠はありますが、聖徳太子と書かれている部分は何枚も紙を重ね合わせてありました。普通に見ると全く木に見えるのですが、そうではありませんでした。

その分、修復にも大変時間がかかり、一見どこを直したのか分からないようですが、職人さんが予定の3倍くらい手間暇がかかったとお話ししてくれました。感謝です。

紙であるため、風雨にさらされるとやはり弱いと言っていましたが、今回修復いただいたことで何とか現状は維持されました。今後も何とか守っていきたいものです。この額には何の記録も見あたりませんでしたが、紙の中身は修復していないので、中には何か記録があるかもしれません。

この度は、コツコツと積み上げてきた浄財、古山門のお賽銭をほぼすべて使わせていただきました。皆様の信心のおかげであります。古山門は毘沙門堂境内の中で一番古い建造物なため、これからも保存、維持には大変な力が必要になるかと思いますが、精一杯がんばりたいと思いますので、今後も今以上に皆様のお力を賜りますようお願い申し上げます。

合  掌。

この方が・・・。

2009年02月03日 | Weblog


ワタクシではありません。(笑)

普光寺の御住職、樺沢僧正のお弟子さんであり、今年の大河ドラマ「天地人」の仏事指導にあたられた私の先輩です。今日は、毘沙門堂でお護摩修行があり、そのお手伝いに行って来ました。承諾を得てUPさせていただきました。

2月15日、3月1日、3月8日に「天地人」のワンシーンに出演されるそうですので、是非、皆さんお探しになってみて下さい。2月15日は読経の声だけかもしれないとおっしゃっていましたが・・・・、楽しみです。

今日のお護摩は御住職が都合がつかず、このお方が登壇されました。素晴らしいお護摩でした。最後には御挨拶もあり、とても良かったです。長岡のお寺を2ヶ寺任され、その上で普光寺さまの事もされているので本当に大変だと思います。写真も急いで1枚しか撮れなかったので、ちょっとお疲れ気味かも・・・?



昨日、なんとフキノトウの初物をいただきました。
まだ2月に入ったばかり、今日も雪ではなく雨模様・・・、さすが天然物のフキノトウは香りが強く、きざんで味噌をあえていただきました。やはり美味しい!
しかし、この時期に食べられて、本当にいいのかな???

またまた話しは変わり、今晩TVをつけたらNHKで午後10時からの『プロフェッショナル』という番組で森林再生の湯浅勲さんがピックアップされていました。「手をかければ森は甦る」・・・ここ1,2年、浦佐城の山整備でつくづく感じていたこととまるで一緒。やはり求めていると自然にご縁が生じるのかなと、偶然のTVに出会えたことに感謝です。

そして、最後の湯浅さんの言葉が印象的でした。「大概のことは、チャレンジする勇気があれば上手くいく」