千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

寒い東京

2011年02月28日 | Weblog


今日は毎年お寺で行っている青少年研修会の各地区の代表者が集まる会議がありました。
東京の護国寺境内にある豊山派の宗務所で行われました。

この立派な不老門をくぐると護国寺本堂になります。
東京も冷たい雨が降っており、時折みぞれ交じりになるようなお天気でした。

全国各地で行っている青少年研修会の模様が聞けて大変勉強になりました。
越後では今年は柏崎地区で開催される予定でいます。今年はどんな研修会になるでしょうか。。。

餅つき

2011年02月26日 | 地域
今日は3月3日の裸押し合い大祭に奉納する餅つきをしました。
今年は42才厄年ということで、餅つきの様子をテレビが取材に来ました。



お祭りは一見男性が主体に見えますが、餅つきの裏方などではこうやって女性が一生懸命に支えてくれています。
今年はいつも以上に子供達の姿も多く賑やかでした。



そしてお祭りを取り仕切る多聞青年団が餅つきの手伝いに来てくれます。青年団の法被を着ていますが、肩から腕にかけて2本の線が入っています。この線の数で団長だとか、幹部だとかが分かるようになっています。



撒与節を歌いながらついた餅を丁寧に丸めていきます。

この作業を1日続けます。ちょうど良いお天気に恵まれて良かったです。
私たち同級生の会は「朱豊会」(しゅほうかい)と言いますが、各年代に餅会があって、今日、明日あたりで皆さん一斉に餅つきをします。その会の全部を多聞青年団は回ってお手伝いするのですから、本当に頭が下がります。良いお祭りになるよう期待しています!

このお餅が3月2日、3日に毘沙門堂で御護摩修行にあう事によって「福餅」となり、大勢の参拝者に撒かれます。
どうぞ皆さんお誘いあわせの上、ご参拝下さいますようお願い申し上げます。

この山は何でしょう?

2011年02月24日 | Weblog


海沿いと違って魚沼の雪はまだご覧のよう。
さて、雪面が盛り上がっていますが、これは一体何だと思いますか?

盛り上がっている個所の真下はお墓が建っています。ここ数日暖かな日が続いていますが、まだお墓の頭も見えません。



一方、浦佐の街中はこのような幟旗が目につきます。3月3日、裸押し合い大祭をPRするサンヨーちゃんがローソクをかついでいます。これもユルキャラなんでしょうか?たくさんのサンヨーちゃんが皆さんを出迎えてくれます。日ごとの境内の準備も進んでいるようです。いよいよ魚沼に春を告げるお祭りがやってきます。楽しみ、楽しみです!!!

魚沼にはない風景

2011年02月23日 | Weblog


所用で日本海沿いに行ってきました。

春を思わせるような陽気で、とてもキレイな夕日に出会うことができました。
こんな風景は魚沼にはないので、しばらく夕日を眺めながら少し得した気分で帰ってきました。

海沿いは雪もなく、同じ新潟県内でもこの差はなんなんだ~・・・と思ってしまいますが、それだけ多様な自然条件があるということは、人間も含め、生物の多様性も豊富なのだろうと思います。

山には山の、海には海の良さがありますね~、感動!!!

千手院の二の午。

2011年02月20日 | Weblog


今日は二の午です。千手院の内鎮守のひとつ薬師稲荷大明神様を毎年二の午の日に祀っています。
心配事相談をするお部屋に祀ってありますが、この日には鯛の尾頭付きや油揚、そして小豆御飯を上げています。(何故か赤飯ではなく小豆御飯なんです)

そんな日に私がずーっと探していた写真がでてきました。どこかで見た覚えがあるのですが、今まで見つけられませんでした。



昭和32年1月に浦佐駅前から撮った写真です。
正面の山が浦佐城跡、薬師山で手前を歩いている人が先代の賢能和尚です。

山頂の↓地点には浦佐のシンボルであった大松がそびえています。その後枯れてしまい、今では倒れてしまいましたが、大変立派な松があって浦佐駅を降りる人には必ず目にとまった大木だっただけに、過去のことですが未だに残念でなりません。

まだどこかに写真を持っている人もいると思うのですが・・・どなたか知りませんでしょうか?

この松の付近に薬師如来様と稲荷様の祠があります。

賢能和尚はまめな人だったので、このような写真にも裏書きがしてあることがよくあります。
昭和32年1月、初雪の頃で田中屋さんという料理屋さんが撮ってくれた写真だと書いてありました。メモ書きでもこのように記録を残してくれることは、後から写真を見る者にとって大変有り難いことです。見習うべき点です。

透ける青空。

2011年02月19日 | Weblog


午後から良いお天気になりました。空気がきれいで雲ひとつない、抜けるような青空と越後三山!

2月も後半になってくると雪面が締まり、しめわたり(しみわたり)といって雪の上を歩くことができるようになります。昼間の気温が上がる時間帯は埋まりやすくなりますが、スノーシューやカンジキがあれば気持ち良く雪上を歩くことができます。

今日のような日には浦佐城・薬師様へ登りたかったです。。。しかし雪で折れた枝をチェーンソーで切って片付けたり、細かい外仕事があって登れませんでした。
きっと越後三山、八色原、魚野川の素晴らしい景色が望めたはずです。それに積雪があるので見通しが良く、夏場では見ることができない視界が広がります。さらに余裕があればバックカントリースキーやテレマークなど、雪山も楽しみがたくさんあります。

もちろん雪崩や滑落など気をつける箇所も増えますが、それ以上に魅力があるのです。

これから3月にかけて、私のマイブームです。。。

ニコッ。。。

2011年02月18日 | Weblog


今日は雨交じりの雪でした。
ほんの少しずつですが、雨が降ると春(土)の香りが漂い始めます。学生時代には春の香りなどと言ったら友人に笑われた思い出がありますが、雪に閉ざされていると春への変化、土や木々が動き始める空気が敏感に伝わってきます。

今日は子供の予防接種があったので、幼稚園に迎えにいきました。
玄関先で出てくるのを待っていると、下駄箱のうえにヒゲが片方取れたネコ?ちゃんがこっちを向いていました。思わず口元が緩み、こちらもニコッとなってしまいます。

また後ろの手形がいい・・・元気をもらってきました!!!

快晴!

2011年02月16日 | Weblog
今日は1日中雲ひとつない快晴でした。気持ちの良い日でした~。
御詠歌の役員会と新年会を行い、また今年も楽しいスタートが切れました。3月のお彼岸過ぎに今年のお稽古が再開されます。



夕方の画像ですが、今日はお天気が良かったので雪がグッと締まり、暖かくなってくると雪面にぼつぼつとした模様が出来ます。こんな光景を見ると春はもうそこだと感じます。カンジキを履いて墓地から立った姿勢で撮った画像です。申し訳ありませんが、観音様を見下ろしてしまう積雪です。



一段高いところにある墓地からは荘厳な越後三山が望めました。手前の雪が盛り上がっている地点の真下にはお墓が建っています。

素晴らしい快晴に魚沼の連山、そんな日に御詠歌のスタートが切れたことに感謝、感謝です!!!

子供撒与

2011年02月14日 | 行事・お祭り
白山神社で子供撒与がありました。白山神社は千手院の内鎮守のひとつで、明治の神仏分離までは毘沙門堂普光寺の境内に建物があり、千手院がその管理にあたっていた記録があります。



餅撒きをする前に神主さまからお祓いを受けました。
今年は42才の厄年になるため、同級生の集まりである「朱豊会」(しゅほうかい)のメンバーとして参列してきました。
普段はお祓いをする側の私にとっては、とても新鮮で気持ちが引き締まりました。



神社に通じる参道にはこのようなローソクが灯され、幽玄な雰囲気を作ってくれています。



お祓いを受け終わると4回に分けて福餅撒与(餅撒き)が行われます。朱豊会は第3回目。
大人達の前には小さい子供達が陣取り、撒かれる福餅を競いあって拾います。このような神事は子供達の心に残っていくものでしょうね。

私は立場上、3月3日の裸押し合い祭りでも福餅を撒いた経験がないので、今回生まれて初めて福餅撒与をさせていただきました。
いや~、思っていた通り気持ち良かったです。

子供撒与が終わると次は3月3日の裸押し合い大祭です。
大雪だ、なんだかんだと言っていても春は確実に近づいています。

餅撒きが終わってからは友人らと山門前の寿多家さんで一献!ついつい飲み過ぎてしまいました。寿多家さん、遅くまですいませんでした。亡き老僧から怒られそうですが、たまには許してやって下さい。。。

大殺界???

2011年02月13日 | Weblog


今日は本格的な雪になり、千手院のしだれ桜もまた雪をかぶって重そうにしています。南魚沼市の雪祭りも開催されて、きっと大勢の人達で賑わっていることでしょう。

私は今日も心配事相談の1日でした。
ここ数年、相談にみえる方から「私は今年大殺界なんですが大丈夫でしょうか?」という質問を数多く受けるようになりました。何年前からでしょうか、六星占術というのが流行り、周知される言葉になりました。

この「大殺界」というものは、実は暦の知識がある人から見ればその原理原則は大体分かるものです。あとはその解釈の違いということになるかと思います。

言葉に「殺」などという字があれば、誰でも悪いイメージを抱くでしょう。
「大殺界」が生まれた原理原則は長くなるので省略しますが、大殺界イコール悪いことがある、何もしてはいけない、などと捉えると全くおかしい事になります。

大殺界とは季節に例えると「冬」と言えるでしょう。しかし冬には冬の良さがあるものです。雪がたくさん積もっているのに、畑が凍っているのに大切な種を撒く人はいないでしょう。冬にはしっかりと幹と根っこに力を蓄えることに努力する時であり、それが自然の法則にかなっていることになります。今後の計画を立てたり、資格取得のために勉学に励んだり、資金を蓄えたり、身体を鍛え直したり、趣味の世界を充実させることで根幹が強くなる時です。

逆に春になっても外に出ないで、家でゴロゴロしていたら決して良い方向には向かわないでしょう。その時々の過ごし方次第で良くもなるし悪くもなるのが自然界の法則だと思います。



お寺の中ではヤブコウジが赤い実をつけて目を楽しませてくれています。

自然に謙虚に向き合い、何かを学び取ろうと観察していると、次第に自分が今どんな季節に立っているのかが分かるようになる・・・老僧の言葉です。