千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

聲明コンサート!

2007年11月29日 | 行事・お祭り
「聲明」(しょうみょう)というのをご存じですか?

簡単にいえば、お経に節をつけてお唱えすることをいいます。日本音楽の源流のひとつとされていて、ゆっくりとした、独特の旋律があります。

この「聲明」を、仏教芸術のひとつとして広く社会に紹介する事になりました。
タイトルを『響愛~復興への祈り~』と題して、来年の3月13日に新潟市の朱鷺メッセで、午後6時30分開演予定です。

今回は特別ゲストとして、中国障害者芸術団の中から「千手観音」の演目をお願いし、さらにアメリカから敬虔なクリスチャンの「ヘヴンリー・クワイヤー」というゴスペルグループを招いての大変大規模なコンサートとなります。
なんと客席が6,000席近くになります。

今日発売の新潟の情報誌「Week!」にコンサート情報として掲載されているので、是非ご覧になって下さい。(コンビニなどで売っていますよ。)

何故、こんな記事を書くかというと、実は私もこのコンサート運営に携わっているからです。昨年の暮れから、準備が進められてきました。

新潟では、ここ何年か災害続きでした。復興への祈りを届けること、聲明を広く紹介すること、宗教、国教の枠を超えて慈悲の精神、夢と希望を届けることを目的としています。

豊山派のお坊さんも全国から200~300名集まる予定で、これだけの人数が一堂に会して、しかも聲明を唱え、お経に和太鼓がつくと、もの凄い迫力と、歴史を感じることができると思います。プラス、千手観音、ゴスペル・・・という壮大な企画です。

前には日本武道館で行ったことがありますが、それに匹敵するくらいのものになりました。

朱鷺メッセという場所柄、客席をすべて設営しなければいけないことから少々チケット料金が高いことも確かですが、こんな機会は滅多にないことです。しかも新潟という地方都市での開催は全国初です。

12月15日がチケット一般発売開始日です。
もちろん私も出演予定ですので、是非よろしくお願いします!!!

これからしばらくは、この話題が続きそうです。

帰国

2007年11月26日 | 行事・お祭り

22日夜に中国から帰国。最終の新幹線に乗れずに23日に浦佐に帰ってきました。
出発前より雪が積もっているのにビックリ!やはり雪があると寒さがいっそう増しますね。

中国、西安(長安)の青龍寺での法要は、青年僧侶約116名での大法要でした!

今回は、豊山派仏教青年会が創立50周年を迎えた記念事業の一つとして、弘法大師空海が入唐した時の足跡を自分たちも辿ろうというものでした。

中国の赤岸鎮(せきがんちん)から西安までを辿り、最後に空海さんが真言密教の奥義を恵果(けいか)和尚から授かった青龍寺での大法要で幕を閉じました。私も最初から参加をしたかったのですが、日程があわずに最後の法要のみの出席となりましたが、自分の眼と足で青龍寺を感じられたことは、とても良かったです。

また、西遊記でもおなじみの玄奘三蔵が立てた大雁塔や秦の始皇帝陵なども行けて、感動できました。学生の時から、海外の遺跡などを訪ねるのが好きで、バイトしては出掛けていましたが、今でもシルクロードを辿るのが夢です。

しかし、西安は大気汚染がひどいと聞いてはいましたが、相当ひどかったです。600万人都市のほとんどの電力を火力発電でおぎない、原料は石炭ということなので、仕方ないのかもしれませんが、昼間、快晴でももやがかかったようで、視界がほとんどありませんでした。
こんなところに、これから日本の技術が導入されればいいのになぁ~。と感じました。

それにしても、中国って大国ですね。



中国へ

2007年11月18日 | 行事・お祭り
今日は早朝から栃尾で仕事、夕方に守門の石峠を越えて帰ってきましたが、なんと、凄い大雪でした。初雪なのですが、積もりそうな降り方をしていて、ノーマルタイヤだったので、かなり慎重な運転をしながら帰ってきました。
明朝はどうなってるだろう?

さて、ワタクシkenjunjunは、明日から中国の西安に行ってきます。
仏教青年会創立50周年の法要が、西安の青龍寺という、弘法大師空海が密教の奥義を授かったお寺で行われるので、参列してきます。

という訳で、23日までPCが開けません。

この季節、内陸だという事もあり、朝は結構冷えるらしいです。
どんな様子だったか、また報告しますね~。

鯉上げ

2007年11月16日 | お掃除
境内の紅葉がかなり散ったなぁ~、と思いきや、越後三山を見ると、すでに中腹まで真っ白に雪化粧をしていました。葉っぱの落ちるタイミングと雪の便りはやはり自然の法則なのでしょうか。

今日は、冬に備えて池の鯉を裏の一番深い棚池に移す作業でした。

住職と私、そして8?歳になる大ばあちゃんも手伝ってくれました。気温が下がったため、鯉の動きも鈍く、捕まえて棚まで運ぶ作業も楽になりましたが、その分、身体が冷えますねぇ~。

鯉を移し終えて、「終わった~!」と思ったら、少し残っていた水の中で何かが動いている・・・、鯉の稚魚(それでも5cmくらいになってました)が、たくさんいるではないですか!!!

今まで、こんな事はなかったのですが、思わずニッコリ。来年の春にはまた会いましょうと、大人の鯉たちとは別の棚に移しておきました。

最後の最後に、とてもニッコリ!いい1日でした。

2007年11月12日 | Weblog

午後、ふと越後三山をみてみると、上の方がすっかり白く雪化粧してました。
画像では分かりずらいかもしれませんが・・・。

小学生の頃は、スキーのジュニアチームに入っていたので、この季節になると早くスキーがしたくてしたくて、「早く雪が降れ!」と毎日思っていたのが、それから早30年近く・・・、今では、その逆になってます。

しかし、この雪も自然からの大切な恵み・・・、春の晴れやかな気分と、雪の下になったおいしい山菜に恵まれているかと思うと、決して嫌いではありません。

ここ2シーズン、スキーに行けなかったので、今年こそは行きたいな~、もちろん温泉付きで!!!今年の墓地積雪状況もそろそろ再開の日が近いようです。

冬囲い

2007年11月10日 | Weblog
今日は1日、冬囲い作業。お手伝いをお願いして男5人で何とか無事終了しました。
しかし、今日は小雨交じりなのに、暖かかったです。例年は、かなりの寒さになるのに、今年の冬はどうでしょうかね?
中越地震の時は、ものすごい大雪でしたが、それだけは勘弁して欲しいなぁー。しかし、これでとりあえずはひと安心・・・かと思ったら、あぁー、冬に向けた鯉の棚移しと池掃除を今ごろ思い出してしまいました。(笑)
どんどん、やるしかないですね!!!

薬師さま

2007年11月07日 | 行事・お祭り
11月8日は千手院の秘仏、薬師如来のご縁日。今日はその宵晩、午後7時から本堂で薬師護摩修行が行われました。

毎年、春の5月8日に裏山の浦佐(浦沢)城跡にある祠にお登りいただき、この11月に山を降りてくる・・・と昔から云われてきました。

この秋には、長年、銀杏がお供物として上げられてきました。千手院には銀杏の木が3本あり、2本大木でしたが、そのうちの1本は事情があり、切られてしまいました。

今の残りの2本から銀杏を落とし、よく洗ってお供えし、お参りに来ていただいた方にお配りしています。

毎年、銀杏のなり方によって数が違いますが、今年の出来は結構良かったです。しかし、残りわずかになりました。

明日まで、秘仏のご開帳をしております。是非お参りにいらして下さいー!

今年も何とか健康で乗り切れそうです。薬師さま、感謝、感謝です!!!

ねこかき

2007年11月04日 | Weblog
今日はお昼すぎからいいお天気です。
長岡に電車で向かう途中。会議後に懇親会があるので、久しぶりに電車に乗りました。高校生に戻った気分で、車窓の景色が新鮮です。
さて、只今浦佐では菊まつりの真っ最中!大勢のお客さんでにぎわっていますよー。
昨日は青年団のねこかきと坂西家の「ささらすり」奉納が盛大に行われました。「ねこ」とは3月3日の裸押し合いのお祭りに、危なくないように敷かれるワラを編んだもの、お祭りの大切なアイテムです。
今年もそんな季節になりました。寂しいような楽しみなような・・・。