千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

諏訪様

2007年08月26日 | 行事・お祭り

今日は千手院の鎮守様のひとつ、諏訪大明神さまのご縁日。
この諏訪様、魚沼ではあちこちに祀られていて、各地でお祭りが開かれています。

千手院では、ほんのささやかに、門前町内の方々が中心となって執りおこなって下さいます。

今日は朝早くからその準備、ちょうど、浦佐の町民運動会が重なった事もあり、運動会と諏訪様のお祭りのダブルヘッダーです。

昼は運動会、夕方からは諏訪様に読経を上げ、慰労と盆踊り・・・、昼間汗をかいた分、夜のお酒はおいしいでしょうねぇ~。

千手院の夏の最後の行事です!!!

虫の声。

2007年08月23日 | Weblog

夜になると、秋を感じさせる虫の鳴き声が聞こえてきました。
お寺の沢風も、夜になると寒くて震えるくらいになりました。え~っ、と思われるかも知れませんが、今晩などは特に感じます。

秋のお彼岸までは、暑さ寒さが激しいのでしょうけど、少しずつ秋の気配かぁ~。

田んぼも穂が垂れ始めてきました。
まもなく、魚沼は一面の黄金色に染まります。四季があるってホントいいですね。

ミソハギ

2007年08月19日 | 行事・お祭り

「ミソハギ」ミソハギ科の多年草。
毎年、お盆の頃に咲いたり、お供えに使ったりするので浦佐では「盆花」とも言っています。

写真のミソハギはもう終わりに近くなってます。お盆が終わったかと思ったら、あっという間です。

千手院では、このミソハギを摘んで、輪ゴムで本を束ねて水を入れた器の上に横にして置いて、仏壇、お盆の精霊棚の前に供じます。

このミソハギ、一説には「禊ぎ」に通じるからとかありますが、確かにその通りだと思います。お寺ではこのミソハギに水をつけ、お供物をお清めしたり、位牌などに水をかけます。(本当にはかけませんが・・・)

お盆の起こりに通じるんですね。

お釈迦様の弟子、神通力に優れていたという、目蓮尊者という方の母親が亡くなった時、良い母親だったので、あの世でもさぞかし幸せなのだろうと、得意の神通力で見たところ、なんと「餓鬼界」という、物を食べたくても食べられない、また水も飲めない世界に堕ちてしまっていた。

驚いた目蓮尊者は「何故か?」とお釈迦様に聞いたところ、あまりの子供かわいさのあまり、盲目的になり、他の子供達を同等に扱わなかったからだとの答え。

「では、どうすれば良いか?」と再度聞いたところ、お坊さんが集まってくる期間があるから、その時に供物を上げ、読経の功徳をもってすれば、その徳により餓鬼界から抜けられるだろう・・・との答え。

それを実践し、再度、神通力を使って見てみたら、母親は喜んで天界に迎えられたというのが「お盆」の起こり。あまりのうれしさに踊りが始まってしまった・・・、これが「盆踊り」の由来だとされています。

前置きが長くなりましたが、それ故、お盆にお供えする供物は、キュウリやナスをきざんで細かくしたり、そうめんのように、のどを通りやすいものだったり、そしてミソハギで水をかけて飲んでもらったりのような風習が残っています。

ほおづきは道に迷わないように、ローソク代わりだったり・・・。

地域によってやり方は違っても、その心は共通のものがあると思います。
意味は最初は分からなくても、いつか「あぁ、そうなんだ。そういう心なんだ。」って思える日がくれば、気づく日がくれば、それで良い気がします。

ふぅ~。。。

2007年08月18日 | 行事・お祭り

お盆が無事終わり、「ふぅ~。。。」と思ったら、あれ~、随分ブログがお休みになってました。すいません。

13日にアップしたいと思っていた写真です。ちょっと遅すぎますね。

5年前から13日の迎え火に竹筒を作り、ローソクを灯して境内、墓地を飾っています。その他は、境内の池で灯籠を浮かべ、町内の皆さんから提灯を飾っていただき、お参りがたくさんあって、1年中で一番華やかな光景が広がります。

13日は本堂で住職と交代でお勤めをし、14日、15日とお檀家さんをお参りして16日の午前中に御霊を送るのが、千手院の習わしです。

ほおづきを飾り、ナスとキュウリで馬と牛を作り、ヨシを採ってきて飾り、ミソハギをお供えする・・・、毎年、手間がかかる事ですが、季節を感じ、風情を味わえ、もちろんご先祖様に思いをはせる大切にしたい行事です。

お墓掃除

2007年08月07日 | お掃除

お盆を前に、お墓掃除にたくさんの方が来ています。
日中は暑いので、朝早くにお見えになっているようです。

今年は墓地に清水を引けたので、皆さん使って下さっているようですが、いかがでしょうかねぇ???少しは役に立っているのかな?

長野に行っている弟が、夏休みということで帰ってきていて、千手院のお墓掃除を済ませてくれました。大助かりです。

私は男3人兄弟の長男・・・実は3人ともお坊さんの資格を持っています。

長野の弟はお坊さんからは離れた職に就いていますが、3男はお坊さんとして東京で頑張っています。お盆には帰って来られそうですが、また成長していると思います。

HPにも書いてありますが、高校時代、私はお寺を継ぐ気はこれっぽっちもありませんでした。当時、弟達がその道に進むと分かっていたら、今の私はなかったと思います。

もちろん、今ではこの道を選択して良かったと思っていますよ~。

「お墓の姿、それは自分の未来の姿、だから大切にするんだよ。」亡き老僧の言葉が思い出されます。

ピカピカ

2007年08月04日 | お掃除

仏器がピカピカになりました。気持ちがいいです!

毎年恒例、お盆前の仏器磨きをしました。
仏器(ぶっき)とは、要するに仏さまへ捧げるお供物をのせたり、その他ご祈願などの際に使う仏具類を総称して仏器といいます。

一般のご家庭の仏壇にあるローソク立てや線香立て、花立てやお供物を上げる台などはすべて仏器です。。。

お寺ですので、この仏器の数はもの凄い量になります。

最近では仏器磨き用の洗剤があり、痛めずに、キレイに、簡単に磨けるようになりました。おかげで前はお寺の隣のおじさん方に頼んで、2日がかりでやっていただいていたものが、お寺の者だけで1日でできるようになりました。

技術の進歩・・・有り難いもんでございます。
これでお盆準備が一歩前進しました。

となりの毘沙門堂では「毘沙門天夏祭り」が始まって、『1日一休さん』という、子供達を集めて修行をさせる、お寺体験型の企画が始まったようです。

昨年までは日帰りだったようですが、今年からは1泊をするようです。
小学生が夏休みにお寺で修行体験、しかもお泊まり付き・・・、きっと良い思い出になるでしょうね。がんばれ一休さん!!!

お盆がきますね~。

2007年08月03日 | 行事・お祭り
8月に入り、いよいよお盆準備が本格化しました。

1日は盆持(ぼんぼち)、場所によっては盆参(ぼんさん)とか、盆礼(ぼんれい)といっているようですが、浦佐では盆持といっています。
3日だとか、7日だとか日が決まっているところもあるようです。

浦佐はごく簡単に、お寺で挨拶を交わしたり、遠方の方は少し読経を上げたり、少し上がってもらい、お茶を上がっていただく程度の簡単なものですが、場所によっては、お寺へ全檀家さんが集まり、お経を上げ、お斉までつくところがあります。
その時はお寺さんは、すごく大変だと思います。

県内の傾向として、どちらかといったら後者の方が多いと思います。
浦佐はこれに関しては、かなり簡略化しているのが現状ですね。

昨日、今日と、ボランティアで遅れた分、草刈りの1日でした。
台風の影響か、もの凄く暑かった~!!!おかげで刈った草があっという間に乾いてくれました。

しかし、今年は残念ながら長岡の花火を観に行くことができませ~ん。

台風で暑さもあるんでしょうが、風があるだろうから煙がよく流れていいカンジなんでしょうねぇ~。来年こそは絶対行くぞー!!!